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公開番号
2025138794
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2025110263,2021175276
出願日
2025-06-30,2021-10-27
発明の名称
装飾部材および時計
出願人
シチズン時計株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
C23C
16/27 20060101AFI20250917BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】優れた硬度および摩擦係数を有すると共に、青色の外観色を有する装飾部材を提供すること。
【解決手段】装飾部材は、基材上に、第1密着層、第2密着層、硬質層および最表層が、この順で積層された装飾部材であって、前記硬質層は、ダイヤモンドライクカーボン(以下DLCと記載)を含み、厚さが0.4μm以上1.2μm以下であり、前記最表層は、DLCを含み、前記基材、前記第1密着層および前記第2密着層が、この順で積層された積層体上に形成した前記硬質層について、L
*
a
*
b
*
表色系におけるL
*
値が48以上49以下であり、a
*
値が0以上0.1以下であり、b
*
が1.5以上1.7以下であり、前記装飾部材の最表にある前記最表層について、L
*
a
*
b
*
表色系におけるL
*
値が30以上31以下であり、a
*
値が1.1以上1.7以下であり、b
*
が-11以上-9以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材上に、第1密着層、第2密着層、硬質層および最表層が、この順で積層された装飾部材であって、
前記第1密着層は、TiおよびCrから選ばれる少なくとも1種の元素を含み、
前記第2密着層は、SiおよびGeから選ばれる少なくとも1種の元素を含み、
前記硬質層は、ダイヤモンドライクカーボンを含み、厚さが0.4μm以上1.2μm以下であり、
前記最表層は、ダイヤモンドライクカーボンを含み、
前記基材、前記第1密着層および前記第2密着層が、この順で積層された積層体上に形成した前記硬質層について、L
*
a
*
b
*
表色系(CIE 1976)におけるL
*
値が48以上49以下であり、a
*
値が0以上0.1以下であり、b
*
値が1.5以上1.7以下であり、
前記装飾部材の最表にある前記最表層について、L
*
a
*
b
*
表色系(CIE 1976)におけるL
*
値が30以上31以下であり、a
*
値が1.1以上1.7以下であり、b
*
値が-11以上-9以下であり、
前記最表層に含まれる前記ダイヤモンドライクカーボンの粒径が、前記硬質層に含まれる前記ダイヤモンドライクカーボンの粒径よりも小さい
装飾部材。
続きを表示(約 100 文字)
【請求項2】
前記最表層は、厚さが0.05μm以上0.07μm以下である
請求項1に記載の装飾部材。
【請求項3】
請求項1または2に記載の装飾部材を含む
時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、装飾部材、時計および装飾部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基材と、上記基材上に形成されたダイヤモンドライクカーボン(以下DLCと記載)からなる黒色硬質皮膜とを有する装飾品が記載されている。具体的には、上記黒色硬質皮膜は、DLCからなる傾斜層を含み、上記傾斜層中の水素含有量が上記基材から離れるにしたがって増加している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-53365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装飾品は、硬度および摩擦係数といった黒色硬質皮膜の性能に優れているが、黒色以外の外観色を表現できないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、優れた硬度および摩擦係数を有すると共に、青色の外観色を有する装飾部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の装飾部材は、基材上に、第1密着層、第2密着層、硬質層および最表層が、この順で積層された装飾部材であって、前記第1密着層は、TiおよびCrから選ばれる少なくとも1種の元素を含み、前記第2密着層は、SiおよびGeから選ばれる少なくとも1種の元素を含み、前記硬質層は、DLCを含み、厚さが0.4μm以上1.2μm以下であり、前記最表層は、DLCを含み、前記基材、前記第1密着層および前記第2密着層が、この順で積層された積層体上に形成した前記硬質層について、L
*
a
*
b
*
表色系(CIE 1976)におけるL
*
値が48以上49以下であり、a
*
値が0以上0.1以下であり、b
*
値が1.5以上1.7以下であり、前記装飾部材の最表にある前記最表層について、L
*
a
*
b
*
表色系(CIE 1976)におけるL
*
値が30以上31以下であり、a
*
値が1.1以上1.7以下であり、b
*
値が-11以上-9以下である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の装飾部材は、優れた硬度および摩擦係数を有すると共に、青色の外観色を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る装飾部材を説明するための図である。
図2は、参考例の装飾部材を説明するための図である。
図3は、参考例で得られた装飾部材の硬質層14について、SEM観察を行った結果を示す図である。
図4は、実施例で得られた装飾部材の最表層15について、SEM観察を行った結果を示す図である。
図5は、参考例で得られた装飾部材の硬質層14について測定したXPSスペクトルを示す図である。
図6は、実施例で得られた装飾部材の最表層15について測定したXPSスペクトルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
【0010】
<実施形態に係る装飾部材>
図1は、実施形態に係る装飾部材を説明するための図である。図1は、装飾部材10の断面図を模式的に表している。装飾部材10では、基材11上に、第1密着層12、第2密着層13、硬質層14および最表層15が、この順で積層されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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