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公開番号
2025138139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037043
出願日
2024-03-11
発明の名称
駆動装置、電子時計、駆動方法、及びプログラム
出願人
シチズン時計株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
G09G
3/36 20060101AFI20250917BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】画像を適正に表示することができる駆動装置、電子時計、駆動方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】駆動装置は、液晶表示部11を制御する制御部20を備え、制御部は、一定の周期で液晶表示部の液晶14aに印加する電圧の極性反転を行う極性反転処理と、画像の書込要求に応じて液晶表示部に画像を表示させる書込処理と、書込処理の前に当該書込処理が極性反転後における初回の書込処理か否かを判定する判定処理と、を実行可能に構成され、判定処理において書込処理が極性反転後における初回の書込処理であると判定した場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで書込処理の実行を遅延させ、判定処理において書込処理が極性反転後における初回の書込処理でないと判定した場合、書込禁止期間の経過を待つことなく書込処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液晶表示部を制御する制御部を備え、
前記制御部は、一定の周期で前記液晶表示部の液晶に印加する電圧の極性反転を行う極性反転処理と、画像の書込要求に応じて前記液晶表示部に前記画像を表示させる書込処理と、前記書込処理の前に当該書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理か否かを判定する判定処理と、を実行可能に構成され、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理であると判定した場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで前記書込処理の実行を遅延させ、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理でないと判定した場合、前記書込禁止期間の経過を待つことなく前記書込処理を実行する、
ことを特徴とする駆動装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記極性反転処理における電圧の極性反転のタイミングが、前記書込処理と重なる場合、前記タイミングでの電圧の極性反転を行うことなく前記書込処理を実行する、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記極性反転処理における電圧の極性反転毎に、電圧の極性反転の回数をカウントするVCOMカウンタと、前記書込処理の際に前記VCOMカウンタのカウント値を記憶する保持カウンタと、を含み、前記書込要求があった際に前記判定処理を実行し、前記判定処理において、前記VCOMカウンタでカウントされた電圧の極性反転の回数と前記保持カウンタに記憶された前記カウント値とを比較することで、前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理であるか否かを判定する、
請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記書込禁止期間は、前記極性反転後における初回の前記書込要求があった時から開始され、次回の前記極性反転よりも前に終了するように設定されている、
請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記極性反転処理における電圧の極性反転のタイミングが前記書込処理と重なった場合に前記タイミングでの前記電圧の極性反転を行うことなく前記書込処理を実行した回数をカウントし、当該カウントの回数があらかじめ定めた所定の回数に達すると前記書込要求を待機させ、前記電圧の極性反転を許可し、前記電圧の極性反転が行われると、前記電圧の極性反転を禁止し、前記書込要求に伴う書込処理を再開する、
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記書込要求があった場合に、
前記書込禁止期間を計測するタイマ回路が起動しているか否かに基づいて、あるいは、前記書込処理の実行により前記画像を表示させる表示データを前記液晶表示部に転送しているか否かに基づいて、前記極性反転後における初回の前記書込処理がすでに存在しているか否かを判定する、
請求項3に記載の駆動装置。
【請求項7】
現在時刻を計時する計時部と、
前記計時部により計時された現在時刻を表す画像を表示する液晶表示部と、
前記液晶表示部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、一定の周期で前記液晶表示部の液晶に印加する電圧の極性反転を行う極性反転処理と、画像の書込要求に応じて前記液晶表示部に画像を表示させる書込処理と、前記書込処理の前に当該書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理か否かを判定する判定処理と、を実行可能に構成され、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理であると判定した場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで前記書込処理の実行を遅延させ、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理でないと判定した場合、前記書込禁止期間の経過を待つことなく前記書込処理を実行する、
ことを特徴とする電子時計。
【請求項8】
一定の周期で液晶表示部の液晶に印加する電圧の極性反転を行う極性反転ステップと、
画像の書込要求に応じて前記液晶表示部に前記画像を表示させる書込ステップと、
前記書込ステップの前に当該書込ステップが前記極性反転後における初回の前記書込ステップか否かを判定する判定ステップと、
を備え、
前記判定ステップにおいて、前記書込ステップが前記極性反転後における初回の前記書込ステップであると判定された場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで前記書込ステップの実行を遅延させ、前記判定ステップにおいて前記書込ステップが前記極性反転後における初回の前記書込ステップでないと判定された場合、前記書込禁止期間の経過を待つことなく前記書込ステップを実行する、
ことを特徴とする駆動方法。
【請求項9】
一定の周期で液晶表示部の液晶に印加する電圧の極性反転を行う極性反転処理と、
画像の書込要求に対して前記液晶表示部に前記画像を表示させる書込処理と、
前記書込処理の前に当該書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理か否かを判定する判定処理と、
をコンピュータに実行させ、
前記判定処理において、前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理であると判定された場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで前記書込処理の実行を遅延させ、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の書込処理でないと判定された場合、前記書込処理を前記書込禁止期間の経過を待つことなく遅延させることなく実行する、
ことを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置、電子時計、駆動方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、液晶の劣化を抑えるために、液晶に印加する電圧の極性を一定の周期で反転させる極性反転処理を行いながら、画像を表示している。液晶表示装置において、極性反転処理における電圧の極性反転と、画像の書込処理とが重なると画像が適正に表示されない場合がある。このため、液晶表示装置には、その仕様上、液晶に印加する電圧の極性反転の後の一定の期間、書込処理を禁止する期間が設けられている。
【0003】
特許文献1には、表示部に印加する電圧の極性を一定の極性反転周期の反転タイミングで基準反転時間以下の時間で極性反転させ、極性反転周期と同期しかつ極性反転周期の整数分の1倍の基準周期と同じ周期の画像更新タイミングであって、基準周期の時間未満かつ基準反転時間以上の基準調整時間だけ基準周期のタイミングより後の画像更新タイミングで、画像データを表示駆動回路に出力するCPUを備えた電子時計に関する技術が開示されている。この構成により、特許文献1の電子時計は、表示される画像データをスムーズに更新することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6866817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電子時計において、画像を適正に表示する点で更なる改善の余地がある。例えば、特許文献1の電子時計のように、電圧の極性反転のタイミングと重ならない書込処理のタイミングを設けると、表示される画像のリアルタイム性が損なわれる可能性がある。また、特許文献1の電子時計のように、極性反転周期に対して画像の送信期間を定め、詳細にタイミングを計りながら制御する方式では、送信タイミングを計測するために高いクロック周波数で動作するカウンタが必要であり、このカウンタを極性反転と同期させて常に動作させる必要がある。そのため、このような電子時計では、電力を多く消費してしまう場合がある。
【0006】
本発明の目的は、電力消費を抑制し、画像を適正に表示することができる駆動装置、電子時計、駆動方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の駆動装置は、液晶表示部を制御する制御部を備え、前記制御部は、一定の周期で前記液晶表示部の液晶に印加する電圧の極性反転を行う極性反転処理と、画像の書込要求に応じて前記液晶表示部に前記画像を表示させる書込処理と、前記書込処理の前に当該書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理か否かを判定する判定処理と、を実行可能に構成され、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理であると判定した場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで前記書込処理の実行を遅延させ、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理でないと判定した場合、前記書込禁止期間の経過を待つことなく前記書込処理を実行する。
【0008】
本発明の電子時計は、現在時刻を計時する計時部と、前記計時部により計時された現在時刻を表す画像を表示する液晶表示部と、前記液晶表示部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、一定の周期で前記液晶表示部の液晶に印加する電圧の極性反転を行う極性反転処理と、画像の書込要求に応じて前記液晶表示部に画像を表示させる書込処理と、前記書込処理の前に当該書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理か否かを判定する判定処理と、を実行可能に構成され、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理であると判定した場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで前記書込処理の実行を遅延させ、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理でないと判定した場合、前記書込禁止期間の経過を待つことなく前記書込処理を実行する。
【0009】
本発明の駆動方法は、一定の周期で液晶表示部の液晶に印加する電圧の極性反転を行う極性反転ステップと、画像の書込要求に応じて前記液晶表示部に前記画像を表示させる書込ステップと、前記書込ステップの前に当該書込ステップが前記極性反転後における初回の前記書込ステップか否かを判定する判定ステップと、を備え、前記判定ステップにおいて、前記書込ステップが前記極性反転後における初回の前記書込ステップであると判定された場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで前記書込ステップの実行を遅延させ、前記判定ステップにおいて前記書込ステップが前記極性反転後における初回の前記書込ステップでないと判定された場合、前記書込禁止期間の経過を待つことなく前記書込ステップを実行する。
【0010】
本発明のプログラムは、一定の周期で液晶表示部の液晶に印加する電圧の極性反転を行う極性反転処理と、画像の書込要求に対して前記液晶表示部に前記画像を表示させる書込処理と、前記書込処理の前に当該書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理か否かを判定する判定処理と、をコンピュータに実行させ、前記判定処理において、前記書込処理が前記極性反転後における初回の前記書込処理であると判定された場合、予め設定された書込禁止期間が経過するまで前記書込処理の実行を遅延させ、前記判定処理において前記書込処理が前記極性反転後における初回の書込処理でないと判定された場合、前記書込処理を前記書込禁止期間の経過を待つことなく遅延させることなく実行する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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