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公開番号
2025112486
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006738
出願日
2024-01-19
発明の名称
情報処理装置
出願人
ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人
個人
主分類
G09G
5/00 20060101AFI20250725BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【解決手段】情報処理装置2では、タッチパネル付きの表示器5は、自身が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知するための検知回路40が形成されるフレキシブルプリント基板、および、表示器5が分解されたことを検知するための分解検知機構34の少なくともいずれか一方を備えている。表示器5を制御する制御部28は、表示器5がフレキシブルプリント基板を備えている場合には、検知回路40が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知すると、所定の耐タンパ処理を実行し、表示器5が分解検知機構34を備えている場合には、表示器5が分解されたことを検知すると、耐タンパ処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
秘密情報が入力されるタッチパネル付きの表示器を備え、
前記表示器は、前記タッチパネルのタッチされた位置であるタッチ位置を検知するためのタッチ位置検知機構と、外部から電力が供給されていない状態の前記表示器に電力を供給する電池とを備えるとともに、自身が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知するための検知回路と前記タッチ位置検知機構の出力信号を伝えるための信号回路とが形成されるフレキシブルプリント基板、および、前記表示器が分解されたことを検知するための分解検知機構の少なくともいずれか一方を備え、
前記表示器が前記フレキシブルプリント基板を備えている場合、前記表示器を制御する制御部は、前記検知回路が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知すると、所定の耐タンパ処理を実行し、
前記表示器が前記分解検知機構を備えている場合、前記制御部は、前記表示器が分解されたことを検知すると、前記耐タンパ処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記表示器は、前記フレキシブルプリント基板および前記分解検知機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、CPUを備えるとともに、前記耐タンパ処理として、少なくとも前記CPUの動作を停止させて前記CPUを使用不可な状態にすることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報処理装置を制御するメイン制御部は、前記制御部を監視するとともに、前記制御部が前記耐タンパ処理を実行すると、前記メイン制御部が電気的に接続される上位制御部に前記耐タンパ処理が実行されたことを通知することを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報処理装置を制御するメイン制御部が実装される制御基板と、自身が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知するための第2検知回路が形成されるとともに前記制御基板の少なくとも一部を囲むプリント基板である保護基板と、前記情報処理装置が分解されたことを検知するための第2分解検知機構とを備え、
前記メイン制御部は、前記第2検知回路が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知すると、前記制御部に前記耐タンパ処理を実行させるとともに、前記情報処理装置が分解されたことを検知すると、前記制御部に前記耐タンパ処理を実行させることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、個人識別番号(PIN(Personal Identification Number))等の秘密情報を入力するための情報処理装置(情報入力装置)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の情報処理装置は、主制御部と表示部と指示取得部とを備えている。表示部は、液晶ディスプレイ等のディスプレイである。指示取得部は、タッチパネルであり、表示部と一体的に形成されている。
【0003】
特許文献1に記載の情報処理装置では、指示取得部は、表示部に対するユーザの指示を示す指示情報を取得し、この指示情報を暗号化して主制御部に送信する。具体的には、指示取得部は、表示部に対してユーザがタッチした位置(座標)を検知し、この位置(座標)を暗号化して主制御部に送信する。そのため、特許文献1に記載の情報処理装置では、指示取得部で入力された秘密情報が指示取得部と主制御部との間で不正に取得されるのを阻止することが可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-184078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明者は、特許文献1に記載の情報処理装置と同様に、安全性の確保が必要な秘密情報が入力されるタッチパネル付きの表示器を備える情報処理装置を開発している。この開発中の情報処理装置においては、タッチパネルで入力される秘密情報の不正な取得を阻止するために、タッチパネル付きの表示器自体の安全性(セキュリティ性)が高くなっていることが好ましい。
【0006】
そこで、本発明の課題は、秘密情報が入力されるタッチパネル付きの表示器を備える情報処理装置において、タッチパネル付きの表示器自体の安全性を高めることが可能な情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様の情報処理装置は、秘密情報が入力されるタッチパネル付きの表示器を備え、表示器は、タッチパネルのタッチされた位置であるタッチ位置を検知するためのタッチ位置検知機構と、外部から電力が供給されていない状態の表示器に電力を供給する電池とを備えるとともに、自身が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知するための検知回路とタッチ位置検知機構の出力信号を伝えるための信号回路とが形成されるフレキシブルプリント基板、および、表示器が分解されたことを検知するための分解検知機構の少なくともいずれか一方を備え、表示器がフレキシブルプリント基板を備えている場合、表示器を制御する制御部は、検知回路が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知すると、所定の耐タンパ処理を実行し、表示器が分解検知機構を備えている場合、制御部は、表示器が分解されたことを検知すると、耐タンパ処理を実行することを特徴とする。
【0008】
本態様の情報処理装置では、タッチパネル付きの表示器は、検知回路が形成されるフレキシブルプリント基板、および、分解検知機構の少なくともいずれか一方を備えている。また、本態様では、表示器を制御する制御部は、表示器がフレキシブルプリント基板を備えている場合には、検知回路が断線したことおよび短絡したことの少なくともいずれか一方を検知すると、所定の耐タンパ処理を実行し、表示器が分解検知機構を備えている場合には、表示器が分解されたことを検知すると、耐タンパ処理を実行している。
【0009】
すなわち、本態様では、制御部は、タッチパネル付きの表示器に対する不正行為を検知すると、耐タンパ処理を実行している。そのため、本態様では、タッチパネル付きの表示器自体の安全性を高めることが可能になる。また、本態様では、タッチパネル付きの表示器自体の安全性を高めることが可能になるため、安全性が要求される情報処理装置の設計を容易に行うことが可能になる。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明の一態様では、秘密情報が入力されるタッチパネル付きの表示器を備える情報処理装置において、タッチパネル付きの表示器自体の安全性を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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