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公開番号
2025138791
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2025109997,2021544031
出願日
2025-06-30,2020-09-03
発明の名称
慢性腎臓病の治療又は予防方法
出願人
日本たばこ産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
45/00 20060101AFI20250917BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】慢性腎臓病の治療又は予防の提供を目的の一つとする。
【解決手段】SGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩を含有する慢性腎臓病の治療又は予防用医薬組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
SGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩を含有する慢性腎臓病の治療又は予防用医薬組成物。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
式[I]:
TIFF
2025138791000131.tif
51
71
[式中、
R
1
は水素又はハロゲンであり、
R
2
はC
1-6
アルキル又はハロC
1-6
アルキルであり、
R
3
は
(1)C
1-6
アルキル、
(2)ハロC
1-6
アルキル、
(3)R
3A
で置換されたピリジル、又は
(4)R
3B
で置換されてもよい、ピラジニル、ピリミジニル又はピリダジニルであり、
R
3A
はシアノ、ハロゲン又はハロC
1-3
アルキルであり、
R
3B
はハロゲン、ヒドロキシ、C
1-3
アルキル、ハロC
1-3
アルキル、C
1-3
アルコキシ又は-N(R
4
)(R
5
)であり、
R
4
及びR
5
は各々独立して、水素又はC
1-3
アルキルである]
の化合物又はその製薬上許容される塩を含有する慢性腎臓病の治療又は予防用医薬組成物。
【請求項3】
SGLT1を阻害する化合物又は式[I]の化合物が式[II]から[V]のいずれか:
TIFF
2025138791000132.tif
94
164
の化合物である、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
【請求項4】
SGLT1を阻害する化合物又は式[I]の化合物が式[II]:
TIFF
2025138791000133.tif
51
85
の化合物である、請求項1から3のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項5】
治療上有効量のSGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩を対象に投与することを特徴とする、慢性腎臓病の治療又は予防方法。
【請求項6】
慢性腎臓病を治療又は予防するための、SGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項7】
慢性腎臓病を治療又は予防するための医薬の製造におけるSGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩の使用。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、SGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩を含有する慢性腎臓病の治療又は予防用医薬組成物、及びSGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩を投与することを特徴とする、慢性腎臓病の治療又は予防方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
慢性腎臓病は、腎障害又は腎機能低下が3カ月以上持続する病態であり、一般に、糸球体濾過量(GFR)を基準に診断される。慢性腎臓病に包含される疾患の1つとして、糖尿病性腎臓病が知られている。
【0003】
SGLT1はSGLTのサブタイプの1つとして小腸におけるグルコース及びガラクトースの吸収の大部分を担っていることが知られており、ヒトSGLT1の欠損患者ではグルコース及びガラクトースの吸収が不良となることが報告されている。更に糖尿病患者では小腸SGLT1の発現が増加していることが確認されており、糖尿病患者における糖吸収の亢進は、この小腸SGLT1の高発現に起因するものと考えられる。
【0004】
これらの知見から、SGLT1阻害剤は、小腸からの糖の吸収を阻害することで血糖値を正常化させることが期待され、糖尿病及び高血糖に付随して起こる糖尿病性合併症に効果を示すものと考えられる(非特許文献1及び2)。SGLT1阻害剤がヒトにおいて、慢性腎臓病(例えば、糖尿病性腎臓病)の治療に用いられた例はない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol.2002;282(2):G241-8
Nature.1991;350(6316):354-6
【発明の概要】
【0006】
SGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩を含有する慢性腎臓病の治療又は予防用医薬組成物、及びSGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩を投与することを特徴とする、慢性腎臓病の治療又は予防方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施例1の化合物(以下、化合物1ともいう)が、OGTTにおいてグルコース負荷されたSDラットの血糖値を、媒体と比較して有意に低下させたことを示す。図中の*は媒体に対するp<0.05を示す。
図2は、投与した化合物の中で化合物1のみが、OGTTにおいてグルコース負荷されたSDラットの血糖値を、媒体と比較して有意に低下させたことを示す。図中の**は媒体に対するp<0.05を示す。
図3は、試験例5におけるGFRを示す。図中の*はSDラット媒体投与群に対するp<0.05を示し、#はSDT fattyラット媒体投与群に対するp<0.05を示し、##はSDT fattyラット媒体投与群に対するp<0.01を示す。
図4は、5/6腎摘出ラットの尿中タンパク質量(mg/mgCr)に関して、化合物1群がVehicle群に対して低値であったことを示す。
図5は、5/6腎摘出ラットのクレアチニンクリアランス(mL/min)に関して、化合物1群がVehicle群に対して有意に高値であったことを示す。図中の##はVehicle群に対するp<0.01を示す(Student test)。
図6は、5/6腎摘出ラットの尿素窒素濃度(mg/dL)に関して、化合物1群がVehicle群に対して有意に低値であり、Vehicle群はSham群に対して有意に高値であったことを示す。図中の#はVehicle群に対するp<0.05を示し(Aspin-Welch)、**はSham群に対するp<0.01を示す(Student test)。
【発明を実施するための形態】
【0008】
いくつかの具体的態様を以下に例示する。
[項1]
SGLT1を阻害する化合物又はその製薬上許容される塩を含有する慢性腎臓病の治療又は予防用医薬組成物。
【0009】
[項2]
式[I]:
TIFF
2025138791000001.tif
51
71
[式中、
R
1
は水素又はハロゲンであり、
R
2
はC
1-6
アルキル又はハロC
1-6
アルキルであり、
R
3
は
(1)C
1-6
アルキル、
(2)ハロC
1-6
アルキル、
(3)R
3A
で置換されたピリジル、又は
(4)R
3B
で置換されてもよい、ピラジニル、ピリミジニル又はピリダジニルであり、
R
3A
はシアノ、ハロゲン又はハロC
1-3
アルキルであり、
R
3B
はハロゲン、ヒドロキシ、C
1-3
アルキル、ハロC
1-3
アルキル、C
1-3
アルコキシ又は-N(R
4
)(R
5
)であり、
R
4
及びR
5
は各々独立して、水素又はC
1-3
アルキルである]
の化合物又はその製薬上許容される塩を含有する慢性腎臓病の治療又は予防用医薬組成物。
【0010】
[項3]
SGLT1を阻害する化合物又は式[I]の化合物が式[II]から[V]のいずれか:
TIFF
2025138791000002.tif
94
164
の化合物である、項1又は2に記載の医薬組成物。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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