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公開番号
2025138479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037595
出願日
2024-03-11
発明の名称
コアセルベート量調整剤、香気持続剤、毛髪洗浄剤用香料及び毛髪洗浄剤
出願人
小川香料株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
A61K
8/35 20060101AFI20250917BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】コアセルベート生成促進効果に優れたコアセルベート量調整剤を提供する。
【解決手段】4-エチル-α,α-ジメチルベンゼンプロパナール、1-(2-tert-ブチルシクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール、安息香酸ベンジル、酢酸トリシクロデセニル、トリクロロメチルフェニルカルビニルアセテート、ゲラニオール、シクロヘキシリデン(フェニル)アセトニトリル、l-メントール、リナロール、ジヒドロミルセノール、サリチル酸ベンジル、4-(5,5,6-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)シクロヘキサノール等から選択される少なくとも1種の化合物を有効成分とする、コアセルベート量調整剤。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
4-エチル-α,α-ジメチルベンゼンプロパナール、1-(2-tert-ブチルシクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール、安息香酸ベンジル、酢酸トリシクロデセニル、トリクロロメチルフェニルカルビニルアセテート、ゲラニオール、シクロヘキシリデン(フェニル)アセトニトリル、l-メントール、リナロール、ジヒドロミルセノール、サリチル酸ベンジル、4-(5,5,6-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)シクロヘキサノール、シトロネロール、7-メチル-2H-1,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、ジメチル-3-シクロヘキセン-1-カルボアルデヒド、β-イオノン、1,1,2,3,3-ペンタメチル-6,7-ジヒドロインダン-4(5H)-オン、酢酸ヘキシル、3,6-ジメチル-2,4-ジヒドロキシ安息香酸メチル、2-フェニルエチルアルコール、3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン、ジヒドロジャスモン酸メチル、p-tert-酢酸ブチルシクロヘキシル、2-イソブチル-4-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-オール、ブラシル酸エチレン及び酢酸ベンジルから選択される少なくとも1種の化合物を有効成分とする、コアセルベート量調整剤。
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【請求項2】
4-エチル-α,α-ジメチルベンゼンプロパナール、1-(2-tert-ブチルシクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール、安息香酸ベンジル、酢酸トリシクロデセニル、トリクロロメチルフェニルカルビニルアセテート、ゲラニオール、シクロヘキシリデン(フェニル)アセトニトリル、l-メントール、リナロール、ジヒドロミルセノール、サリチル酸ベンジル、4-(5,5,6-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)シクロヘキサノール、シトロネロール、7-メチル-2H-1,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、ジメチル-3-シクロヘキセン-1-カルボアルデヒド、β-イオノン、1,1,2,3,3-ペンタメチル-6,7-ジヒドロインダン-4(5H)-オン、酢酸ヘキシル、3,6-ジメチル-2,4-ジヒドロキシ安息香酸メチル、2-フェニルエチルアルコール、3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン、ジヒドロジャスモン酸メチル、p-tert-酢酸ブチルシクロヘキシル、2-イソブチル-4-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-オール、ブラシル酸エチレン及び酢酸ベンジルから選択される少なくとも1種の化合物を有効成分とする香気持続剤。
【請求項3】
コアセルベート生成量の調整によって香気を持続する、請求項2に記載の香気持続剤。
【請求項4】
アニオン性界面活性剤及びカチオン性高分子を含む毛髪洗浄剤に用いられる香料であって、請求項2又は3に記載の香気持続剤を含む、毛髪洗浄剤用香料。
【請求項5】
アニオン性界面活性剤(A)と、
カチオン性高分子(B)と、
4-エチル-α,α-ジメチルベンゼンプロパナール、1-(2-tert-ブチルシクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール、安息香酸ベンジル、酢酸トリシクロデセニル、トリクロロメチルフェニルカルビニルアセテート、ゲラニオール、シクロヘキシリデン(フェニル)アセトニトリル、l-メントール、リナロール、ジヒドロミルセノール、サリチル酸ベンジル、4-(5,5,6-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)シクロヘキサノール、シトロネロール、7-メチル-2H-1,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、ジメチル-3-シクロヘキセン-1-カルボアルデヒド、β-イオノン、1,1,2,3,3-ペンタメチル-6,7-ジヒドロインダン-4(5H)-オン、酢酸ヘキシル、3,6-ジメチル-2,4-ジヒドロキシ安息香酸メチル、2-フェニルエチルアルコール、3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン、ジヒドロジャスモン酸メチル、p-tert-酢酸ブチルシクロヘキシル、2-イソブチル-4-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-オール、ブラシル酸エチレン及び酢酸ベンジルから選択される少なくとも1種の化合物(C)と、を含有する毛髪洗浄剤。
【請求項6】
化合物(C)を0.1質量%以上10質量%以下含有する請求項5に記載の毛髪洗浄剤。
【請求項7】
請求項1に記載のコアセルベート量調整剤を毛髪洗浄剤中に0.1質量%以上10質量%以下の濃度になるように含有させる、洗髪時に生成するコアセルベート量の調整方法。
【請求項8】
請求項2又は3に記載の香気持続剤を毛髪洗浄剤中に0.1質量%以上10質量%以下の濃度になるように含有させる、洗浄後の毛髪における香気を持続させる方法。
【請求項9】
請求項5又は6に記載の毛髪洗浄剤で毛髪を洗浄することで、髪の指通り性、きしみ、滑らかさ及びしっとり感のいずれか1以上を改善する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はコアセルベート量調整剤、香気持続剤、毛髪洗浄剤用香料及び毛髪洗浄剤に関する。
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【背景技術】
【0002】
シャンプーには、泡立ちや洗浄力に優れており且つ安価なアニオン性界面活性剤が広く用いられている。しかし、アニオン性界面活性剤を用いると、頭髪の油分や頭皮の皮脂が過度に洗い落とされ、頭髪がパサついて指通りが悪くなり、洗髪時や洗髪後の頭髪の感触及び仕上がりが低下する問題がある。
そこで、洗髪時の指通り性、泡の滑り性の向上のために、シリコーンをシャンプーに配合することが行われている。
【0003】
しかし、近年、ノンシリコーンシャンプーへの需要の高まりにより、シリコーンを配合しなくても、シリコーン配合時と同様の、洗髪時の指通り性、泡の滑り性などの使用感を補うことができるコアセルベーションという技術が注目されている。
【0004】
コアセルベーションでは、一般に、シャンプー中に含まれるアニオン界面活性剤とカチオン性高分子が洗髪後、水ですすがれる過程で、不溶性の複合体(コアセルベート)が生成される。当該不溶性の複合体が毛髪表面に吸着することで、洗髪及びすすぎの際における毛髪表面の摩擦を低減し、滑らかな指通りを与えることができる。
【0005】
コアセルベーションを調整するために、特定のカチオン性高分子を使用する技術(特許文献1)、特定のアシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤と特定のアルカノールアミンとの中和塩と、カチオン性高分子を併用する技術(特許文献2)、カチオン性高分子、会合性増粘剤、ポリオールを特定の比率で配合する技術(特許文献3)、アルキレンオキシド誘導体などの添加物を用いる技術(特許文献4)が開発されてきた。
また、洗浄剤使用時の芳香成分の制御放出技術として、コア-シェルマイクロカプセルを活用する技術(特許文献5)、リンギングゲルを使用する技術(特許文献6)、オルガノポリシロキサンを使用する技術(特許文献7)、約1μ未満の粒径を有するポリマー材料のラテックス粒子を活用する技術(特許文献8)が知られている。
【0006】
しかし、これらは特殊な組成(界面活性剤、カチオン性高分子、増粘剤や新たな添加物)や、マイクロカプセル化のような特殊な前処理を必要とし、必ずしも簡易な技術とはいえない。
【0007】
一方、特定の香料によってコアセルベートの生成量が増加する傾向があることや、毛髪洗浄剤中の当該香料がコアセルベートに取り込まれ、コアセルベートとともに毛髪への香料の付着量が増加する傾向があることが知られている(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2019-536775号公報
特表2020-169128号公報
特表2016-519159号公報
特開2013-216639号公報
特表2023-521940号公報
特開2022-105163号公報
特開平3-157318号公報
特開平6-40863号公報
【非特許文献】
【0009】
J. Soc. Cosmet Chem. Jpn. 51(4), 311-316, 2017
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、近年、香料への需要は多様化しており、コアセルベート量調整能、又は香気の持続性が向上するなどの芳香制御能を有する香料、及び当該香料を用いた使用感に優れた毛髪洗浄剤が求められている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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