特許ウォッチ

公開番号2025138238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037212
出願日2024-03-11
発明の名称室外機及び空気調和機
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類F24F 1/16 20110101AFI20250917BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本開示は、耐用性及び組立性に優れる室外機、及び、該室外機を備える空気調和機を提供する。
【解決手段】室外機は、空気調和機の室外機であって、底板を含む筐体と、第1方向に長手の形状を有する第1ヘッダ管及び第2ヘッダ管、並びに、第1ヘッダ管と第2ヘッダ管とを接続する扁平管、を有するパラレルフロー型熱交換器と、第1方向に長手の形状を有し、第1方向の一方側において底板に固定される支持部材と、熱交換器を支持部材に固定するための少なくとも2つの取付部と、を備え、取付部は、第1方向における互いに異なる位置で第1ヘッダ管に固定され、取付部の少なくとも1つと支持部材とが、取付部が備える第1開口と支持部材が備える第2開口とに固定具が挿通されることにより固定され、第1開口又は第2開口が、第1方向に長手の形状を有する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
空気調和機の室外機であって、
底板を含む筐体と、
第１方向に長手の形状を有する第１ヘッダ管及び第２ヘッダ管、並びに、前記第１ヘッダ管と前記第２ヘッダ管とを接続する扁平管、を有するパラレルフロー型熱交換器と、
前記第１方向に長手の形状を有し、前記第１方向の一方側において前記底板に固定される支持部材と、
前記熱交換器を前記支持部材に固定するための少なくとも２つの取付部と、を備え、
前記取付部は、前記第１方向における互いに異なる位置で前記第１ヘッダ管に固定され、
前記取付部の少なくとも１つと前記支持部材とが、前記取付部が備える第１開口と前記支持部材が備える第２開口とに固定具が挿通されることにより固定され、
前記第１開口又は前記第２開口が、前記第１方向に長手の形状を有する、室外機。
続きを表示（約 590 文字）【請求項２】
前記取付部の少なくとも１つは、前記第１ヘッダ管にロウ付けされたロウ付け部と、前記ロウ付け部に固定された補助部材と、を有する、請求項１に記載の室外機。
【請求項３】
前記取付部及び前記支持部材のうち一方は、少なくとも１つの爪部を備え、他方は、前記爪部が差し込まれる第３開口を備える、請求項１に記載の室外機。
【請求項４】
前記第１ヘッダ管と前記支持部材とは、互いに異種の金属材料で形成され、前記補助部材は、前記第１ヘッダ管と前記支持部材との間に位置する、請求項２に記載の室外機。
【請求項５】
前記補助部材は、樹脂材料で形成される、請求項４に記載の室外機。
【請求項６】
前記ロウ付け部は、前記第１ヘッダ管の外周面の少なくとも一部に位置し、
前記第１方向の前記一方側とは反対側である他方側から視たときに、前記補助部材が前記ロウ付け部と重なる部分を有する、請求項２に記載の室外機。
【請求項７】
前記第１方向の前記一方側とは反対側である他方側から視たときに、前記補助部材が前記ロウ付け部を覆って露出しないように、前記取付部が前記支持部材に固定される、請求項６に記載の室外機。
【請求項８】
請求項１～７のいずれか記載の室外機と、室内機とを備える、空気調和機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
以下の開示は、室外機及び空気調和機に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
スプリット型の空気調和機の室外機には、熱交換器として、チューブの外側にフィンを取り付けたフィンアンドチューブ型熱交換器が一般に使用されているが、より熱交換効率の高い熱交換器として、パラレルフロー（ＰＦとも称す）型熱交換器が知られている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－１３２６４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来のＰＦ型熱交換器を用いた室外機では、ＰＦ型熱交換器はアルミニウム又はその合金で形成され、室外機本体の筐体は、鋼や鉄等で形成されているため、ＰＦ型熱交換器を筐体に直接固定すると、熱交換器と筐体との間で電界腐食が生じ、よって耐用性が充分でないことが課題となっていた。そこで、特許文献１では、熱交換器と筐体の側板とを直接連結せずに、熱交換器と同じ材料製の取付部材を介在させ、該取付部材を熱交換器にロウ付けする手法が提案されている。だが、取付部材を熱交換器にロウ付けする場合は、ロウ付け作業に精度誤差が生じやすいため、特許文献１の手法では室外機を組み立てる際の組立性に課題があった。
【０００５】
本開示は、耐用性及び組立性に優れる室外機、及び、該室外機を備える空気調和機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様の室外機は、空気調和機の室外機であって、底板を含む筐体と、第１方向に長手の形状を有する第１ヘッダ管及び第２ヘッダ管、並びに、前記第１ヘッダ管と前記第２ヘッダ管とを接続する扁平管、を有するパラレルフロー型熱交換器と、前記第１方向に長手の形状を有し、前記第１方向の一方側において前記底板に固定される支持部材と、前記熱交換器を前記支持部材に固定するための少なくとも２つの取付部と、を備え、前記取付部は、前記第１方向における互いに異なる位置で前記第１ヘッダ管に固定され、前記取付部の少なくとも１つと前記支持部材とが、前記取付部が備える第１開口と前記支持部材が備える第２開口とに固定具が挿通されることにより固定され、前記第１開口又は前記第２開口が、前記第１方向に長手の形状を有する。
【０００７】
本開示の他の一態様の空気調和機は、上記室外機と、室内機とを備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、耐用性及び組立性に優れる室外機、及び、該室外機を備える空気調和機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
室外機１の外観を略示した斜視図である。
室外機１の内部構造を略示した斜視図である。
室外機１の内部構造を略示した斜視図である。
室外機１の構造を説明するための分解図である。
室外機１の構造を説明するための分解図である。
図２中のａ１部分の拡大図である。
ａ１部分をＹ１側から視た図である。
ａ１部分をＺ１側から視た図である。
図６ＢにおけるＡ－Ａ’線断面図である。
図３中のａ１部分の拡大図である。
図３中のａ２部分の拡大図である。
ａ２部分をＸ１側から視た図である。
ａ２部分をＺ１側から視た図である。
図７ＢにおけるＢ－Ｂ’線断面図である。
空気調和機９の冷媒回路を概念的に示す図である。
支持部材５の一例の上面図である。
図６Ｄに、熱交換器３の内面の位置を示す破線を追加した図である。
図６Ｄを簡略化した図である。
取付部４が備える第２面４Ｂの位置を図１１から変更した図である。
図５中の一部の拡大図である。
支持部材５の一例の斜視図である。
支持部材５の他の一例の斜視図である。
爪部７１と第３開口３０との位置関係を説明するための概略図である。
爪部７１と第３開口３０との位置関係を説明するための概略図である。
補助部材７３の一例の正面図である。
補助部材７３の一例の斜視図である。
補助部材７３の一例の斜視図である。
補助部材７３の一例の斜視図である。
補助部材７３の一例の斜視図である。
補助部材７３の他の一例の正面図である。
補助部材７３の他の一例の斜視図である。
補助部材７３の他の一例の斜視図である。
補助部材７３の他の一例の斜視図である。
補助部材７３の他の一例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示に係る空気調和機及び室外機の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本開示は、以下の実施形態に記載された内容に限定されるものではなく、本開示の構成を充足する範囲内で適宜設計変更を行うことが可能である。図中、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図面では主要な部分のみ示している。以下では、主要な部分及び本開示に関する部分を中心に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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