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公開番号2025137310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024052488
出願日2024-03-08
発明の名称有機フッ素化合物の含有液、及び付着物から有機フッ素化合物を除去し、除去した有機フッ素化合物を凝集処理する方法、及びそれに使用する水溶性の有機フッ素化合物洗浄剤の製造方法。
出願人アロウィング株式会社,株式会社サンエイジ
代理人
主分類C02F 1/52 20230101AFI20250911BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】有機フッ素化合物等の難分解性物質を経済的かつ高効率で効果的に無害化できる水溶性洗浄剤、及び水処理方法を提供する。
【解決手段】装置の壁面や配管内面や建造物や固形物などに付着している有機フッ素化合物を高圧洗浄ガンや流水やブラシやスポンジで除去するに当たり、研磨剤、活性炭、界面活性剤を含有する洗浄剤を洗浄用水に加えることで、有機フッ素化合物を効率的に除去し、除去した有機フッ素化合物を凝集する方法である。前記洗浄剤が、研磨剤5~30重量%、活性炭10~50重量%、界面活性剤5~30重量%を含有しており、洗浄用水、また排水、廃液に洗浄剤を5~40重量%加えることを特徴とする有機フッ素化合物の除去と有機フッ素化合の凝集を目的とした有機フッ素化合物洗浄剤の製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
装置の壁面や配管内面や建造物や固形物などに付着している有機フッ素化合物を高圧洗浄ガンや流水やブラシやスポンジで除去するに当たり、研磨剤、活性炭、界面活性剤を含有する洗浄剤を洗浄用水に加えることを特徴とすることで、有機フッ素化合物を効率的に除去し、除去した有機フッ素化合物を凝集する方法。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
有機フッ素化合物の含有している排水、廃液、地下水、河川水、海水などに研磨剤、活性炭、界面活性剤を含有している洗浄剤を加えることを特徴とすることで、有機フッ素化合物を除去し、除去した有機フッ素化合を凝集する方法。
【請求項3】
請求項1、2における有機フッ素化合物を除去し、除去した有機フッ素化合物を凝集することを目的とした洗浄剤が、研磨剤が5~30重量%、活性炭が10~50重量%、界面活性剤が5~30重量%を含有しており、洗浄用水、また排水、廃液に洗浄剤を5~40重量%を加えることを特徴とする有機フッ素化合物の除去と有機フッ素化合の凝集を目的とした有機フッ素化合物洗浄剤の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機フッ素化合物の含有物、及び付着物から有機フッ素化合物を除去する方法、及び有機フッ素化合物洗浄剤の製造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
これまでは、PFOS、PFOA等の難分解性有機フッ素化合物を含有する水の処理方法としては、▲1▼燃焼方式、▲2▼高圧の超臨界方式などが存在していた。この従来技術では、有機フッ素化合物濃度が高濃度で排水量が過少な場合には適合するが、対象となる排水量が多量の場合には適合が難しい問題があった。
【0003】
地下水や河川水や湖水や海水などには、有機フッ素化合物の含有濃度は低く、かつ水量が膨大であるのが現実である。
【0004】
従来技術として、(1)燃焼処理方式、(2)高圧の超臨界方式の処理技術が存在しているが、それらは、有機フッ素化合物濃度が、高濃度で水量が過少な事例に対応する方式で、これらの従来技術で処理した場合、ランニングコスト、及び処理費用を低く抑えることができず、経済的、かつ効率的に処理できない課題がある。また、これらの従来技術としての(1)燃焼方式、(2)高圧の超臨界方式では、装置や施設や設備の製造・建設・設置費が高いことが課題であった。
【0005】
このように、国際的な環境問題である有機フッ素化合物が人体や動植物に影響を与えることなく安全に有機フッ素化合物等を経済的、高効率、効果的に無害化できる処理技術が存在しない課題がある。
特開2004-121962号公報
特開2003-334548号公報
特開2004-321959号公報
特開2010-22961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、この発明の課題は、有機フッ素化合物等の難分解性物質を経済的かつ高効率で効果的に無害化できる水溶性洗浄剤、及び水処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
装置の壁面や配管内面や建造物や固形物に付着している難分解性の有機フッ素化合物を除去することを目的に、効率よく安全に剥離・洗浄させるには高圧洗浄ガンや流水やブラシやスポンジを用いることが望ましい。この高圧洗浄ガンや流水やブラシやスポンジによる洗浄に当たり、洗浄用水に研磨材、活性炭、界面活性剤を含有させると有機フッ素化合物の剥離洗浄がより効果的に行うことが出来る。この高圧洗浄ガンや流水やブラシやスポンジによる有機フッ素化合の除去によって発生する排水・廃液は、人体をはじめ動植物に有害な有機フッ素化合物が含まれるので、洗浄水に含まれるこの有害物質は活性炭にて凝集させ、有機フッ素化合物とその他排水・廃液に分離することで排水・廃液の無害化を図る。さらに洗浄によって発生する排水・廃液には、更に凝集剤を加え、固形分を沈殿・濃縮させて濾過し、この固形分を焼却することで安全かつ高効率で効果的に有機フッ素化合物の処分が出来る。
【0008】
高圧洗浄ガンや流水やブラシやスポンジ使用での洗浄水に加える洗浄剤には、研磨剤、界面活性剤、活性炭を含有させる。その内の研磨剤は、無水ケイ酸、重質炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、硝子微粉末、パールライト(真珠岩)、ハイドロキシアパタイト、ケイソウ土、珪灰石、ダイヤモンド粉末などの成分がある。この内、硝子系研磨剤末は、成分が均一で、安価で、硬度が9H近くと高く、洗浄剤に適している。粒径は30ミクロンから100ミクロンが洗浄ガンや流水やブラシやスポンジで洗浄するのには、水に分散しやすく望ましい。
【0009】
洗浄剤に加える研磨剤の含有量は、3~30%が適量であるが、洗浄剤として研磨性を発揮させるには、5~20%が望ましい。
【0010】
一方、洗浄剤に加える界面活性剤は、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤の3種がある。この内、カチオン界面活性剤には、脂肪族4級アンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩がある。
(【0011】以降は省略されています)

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