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公開番号2025137062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036052
出願日2024-03-08
発明の名称コネクタユニット
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/533 20060101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】大型化を避けながら放熱性を向上可能なコネクタユニットを提供すること。
【解決手段】コネクタユニット1は、端子金具10と、端子金具10を収容するハウジング20と、ハウジング20に埋設されて端子金具10と外部の導電部品81とを締結固定することになる固定金具30と、ハウジング20が取り付けられる金属製のフレーム部材40と、フレーム部材40とハウジング20から露出する固定金具30の一部31aとを熱的に接続する伝熱部材50と、を備える。伝熱部材50は、固定金具30の一部31aとフレーム部材40との間に挟まれるように配置され、固定金具30の一部31aとフレーム部材40との間の隙間の形状に合わせて変形可能な柔軟性を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
端子金具と、前記端子金具を収容するハウジングと、前記ハウジングに埋設されて前記端子金具と外部の導電部品とを締結固定することになる固定金具と、前記ハウジングが取り付けられる金属製のフレーム部材と、前記フレーム部材と前記ハウジングから露出する前記固定金具の一部とを熱的に接続する伝熱部材と、を備えるコネクタユニットであって、
前記伝熱部材は、
前記固定金具の一部と前記フレーム部材との間に挟まれるように配置され、前記固定金具の一部と前記フレーム部材との間の隙間の形状に合わせて変形可能な柔軟性を有する、
コネクタユニット。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタユニットであって、
前記フレーム部材は、
前記ハウジングを当該フレーム部材に取り付ける取付方向に交差する方向に延びる設置面を有し、
前記伝熱部材は、
前記固定金具の一部と前記設置面との間に挟まれるように配置される、
コネクタユニット。
【請求項3】
請求項1に記載のコネクタユニットにおいて、
前記伝熱部材を構成する材料は、
前記ハウジングを構成する材料よりも伝熱性に優れる、
コネクタユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子金具と、端子金具を収容するハウジングと、ハウジングに埋設されて端子金具と外部の導電部品とを締結固定することになる固定金具と、ハウジングが取り付けられる金属製のフレーム部材と、フレーム部材とハウジングから露出する固定金具の一部とを熱的に接続する伝熱部材と、を備えるコネクタユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両等に搭載された電源から電気的負荷への給電のための電力用ケーブルに用いられる各種のコネクタが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-83460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した種類のコネクタでは、一般に、端子金具と、電線やバスバ等の導電部品とが、ハウジング内で電気的に接続される。端子金具とこれら導電部品との接続箇所は、接触抵抗の大きさに起因して通電時に生じるジュール熱が多い箇所であるにもかかわらず、ハウジングに覆われることで外部から隔離されている。そのため、接続箇所から外部への放熱が困難である。このような放熱の困難さに起因して、通電時にコネクタの温度が過度に高まることは、コネクタを構成する各部品の劣化等の原因になり得る。一方、専用の放熱用の部材(例えば、放熱フィン等)をコネクタの外部に安易に組み付けることは、コネクタの小型化の妨げとなり得る点や、車体内でのコネクタの設置スペースが限られている点などから、望ましくない。
【0005】
本発明の目的の一つは、コネクタユニットの大型化を避けながら放熱性を向上可能なコネクタユニットの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタユニットは、下記を特徴としている。
【0007】
端子金具と、前記端子金具を収容するハウジングと、前記ハウジングに埋設されて前記端子金具と外部の導電部品とを締結固定することになる固定金具と、前記ハウジングが取り付けられる金属製のフレーム部材と、前記フレーム部材と前記ハウジングから露出する前記固定金具の一部とを熱的に接続する伝熱部材と、を備えるコネクタユニットであって、
前記伝熱部材は、
前記固定金具の一部と前記フレーム部材との間に挟まれるように配置され、前記固定金具の一部と前記フレーム部材との間の隙間の形状に合わせて変形可能な柔軟性を有する、
コネクタユニットであること。
【発明の効果】
【0008】
本発明のコネクタユニットによれば、外部の導電部品(例えば、丸形端子やバスバ等)と端子金具とが、ハウジングに埋設された固定金具に締結固定されて電気的に接続された状態で、ハウジングに固定される。更に、伝熱部材が、ハウジングから露出する固定金具の一部と、金属製のフレーム部材との間に挟まれるように、配置される。これにより、通電時に端子金具と相手側の端子金具との接点や、端子金具と導電部品との接続箇所等で生じる熱が、固定金具、伝熱部材、及び、フレーム部材の順に伝達される。伝熱部材は、フレーム部材と固定金具の一部との間の隙間の形状に合わせて変形可能な柔軟性を有することから、そのような柔軟性を有さない場合に比べ、フレーム部材と固定金具の一部の双方に大きな接触面積で接触する。更に、コネクタユニットが使用されるときに振動等の外力が及んだ場合でも、コネクタユニットが長期間にわたって使用された場合でも、伝熱部材がフレーム部材と固定金具の一部とに接触した状態が維持され得る。加えて、金属製のフレーム部材は、熱容量が大きく伝熱性にも優れるとともに、外気に接していることから放熱性にも優れる。これにより、本構成のコネクタユニットは、コネクタユニットの大型化を避けながら放熱性を向上可能である。
【0009】
なお、伝熱部材は、フレーム部材と固定金具の一部に直接接触してもよいし、接着剤や粘着剤等を挟んで間接的に接触してもよい。但し、後者の場合、接着剤や粘着剤等も伝熱性に優れることが好ましい。更に、伝熱部材は、接着剤や粘着剤等以外にも、伝熱性に優れる他の部材等を挟んで、間接的にフレーム部材と固定金具の一部に接触してもよい。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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