TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025136862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035769
出願日2024-03-08
発明の名称駆動装置
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H02P 5/46 20060101AFI20250911BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の駆動部のそれぞれで発生したスイッチングリップルが重畳して増大することを抑制することが可能な駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置は、複数の負荷のそれぞれに対応して設けられ、共通入力線からの入力電流が入力される複数の駆動部であって、クロック信号に基づいて、対応する負荷への駆動電流を出力するためのスイッチング素子をそれぞれ有する複数の駆動部と、複数の負荷のそれぞれに対応したコマンド信号に基づいて、各スイッチング素子の切替に起因するスイッチングリップルを低減するように、各駆動部に対応する各クロック信号の位相差を調整する位相調整部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の負荷のそれぞれに対応して設けられ、共通入力線からの入力電流が入力される複数の駆動部であって、クロック信号に基づいて、対応する負荷への駆動電流を出力するためのスイッチング素子をそれぞれ有する複数の駆動部と、
前記複数の負荷のそれぞれに対応したコマンド信号に基づいて、各スイッチング素子の切替に起因するスイッチングリップルを低減するように、各駆動部に対応する各クロック信号の位相差を調整する位相調整部と、
を備える駆動装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記位相調整部は、前記複数の駆動部のそれぞれで発生する各スイッチングリップルが前記共通入力線において打ち消し合うように、前記位相差を調整する、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記位相調整部は、前記コマンド信号に基づく各駆動部の出力電力に基づいて前記位相差を調整する、
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記位相調整部は、
前記複数の駆動部のクロック信号を、少なくとも第1クロック信号および前記第1クロック信号より所定度、位相がずれた第2クロック信号の何れかに設定し、
前記第1クロック信号に設定した駆動部の出力電力の総和と、前記第2クロック信号に設定した駆動部の出力電力の総和とが等しくなるように、前記位相差を調整する、
請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記位相調整部は、各駆動部のコマンド信号に基づく駆動パターンと、クロック信号の位相差変動パターンとを関連付けたテーブルを参照して、前記位相差を調整する、
請求項3に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記位相調整部は、基準クロック信号から、所定度、位相を調整する調整クロック信号に、クロック信号を調整する際、時間経過につれ徐々に、前記基準クロック信号からのずれが前記所定度に近づくように前記調整クロック信号を変化させる、
請求項2に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、1つの電源ユニットから共通の入力線を介して複数の駆動部(例えば、アンプ等)に入力電流が供給される構成が知られている。駆動部には、駆動電流を出力するためのスイッチング素子が設けられており、各駆動部が接続される負荷へのコマンド信号に対応した駆動電流となるように、スイッチング素子の切替が行われる。
【0003】
このような構成においては、各駆動部でスイッチング素子の切替に起因して発生するリップル電流(スイッチングリップル)が、各駆動部の入力線に伝搬する。各駆動部の入力線は、共通の入力線に接続されているので、伝搬したスイッチングリップルが重畳して増大するおそれがある。
【0004】
この問題を解決するため、例えば、特許文献1には、各駆動部のクロック信号の位相を駆動部毎にずらすことにより、スイッチングリップルを打ち消し合うようにする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-25784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、クロック信号における位相のずらし量が各駆動部で固定されている。そのため、各駆動部の負荷電力の変動度合いによっては、スイッチングリップルが最小とならない可能性があるので、スイッチングリップルの増大を抑制する構成として改善の余地があった。
【0007】
本開示の目的は、複数の駆動部のそれぞれで発生したスイッチングリップルが重畳して増大することを抑制することが可能な駆動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る駆動装置は、
複数の負荷のそれぞれに対応して設けられ、共通入力線からの入力電流が入力される複数の駆動部であって、クロック信号に基づいて、対応する負荷への駆動電流を出力するためのスイッチング素子をそれぞれ有する複数の駆動部と、
前記複数の負荷のそれぞれに対応したコマンド信号に基づいて、各スイッチング素子の切替に起因するスイッチングリップルを低減するように、各駆動部に対応する各クロック信号の位相差を調整する位相調整部と、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、複数の駆動部のそれぞれで発生したスイッチングリップルが重畳して増大することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態に係る駆動装置を概略的に示す図である。
位相差のないクロック信号で駆動した際の駆動部毎の入力電流の時間変化を示す図である。
位相差を調整したクロック信号で駆動した際の駆動部毎の入力電流の時間変化を示す図である。
基準クロック信号から調整クロック信号へ調整する際のクロック信号の時間変化を示す図である。
駆動装置の位相調整制御の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

FDK株式会社
駆動装置
今日
FDK株式会社
捲回型電池
1か月前
FDK株式会社
リチウム電池
1か月前
FDK株式会社
アルカリ電池
1か月前
FDK株式会社
リチウムイオン電池
9日前
FDK株式会社
リチウムイオン電池
17日前
FDK株式会社
リチウムイオン電池
17日前
FDK株式会社
挿入実装部品用台座
24日前
FDK株式会社
固体電解質及び固体電池
16日前
FDK株式会社
電池および電池の製造方法
2か月前
FDK株式会社
全固体電池及びその製造方法
今日
FDK株式会社
電極、電池及び電極の製造方法
今日
FDK株式会社
無線通信ユニットおよび蓄電デバイス
1か月前
FDK株式会社
全固体電池用正極材料および全固体電池
2か月前
FDK株式会社
蓄電装置及び蓄電装置の電池残量推定方法
2か月前
FDK株式会社
ニッケル水素電池及びニッケル水素電池の製造方法
9日前
個人
電源装置
1日前
個人
永久磁石モーター
17日前
個人
バッテリ内蔵直流電源
今日
個人
移動体を用いる駐車場発電所
21日前
竹内工業株式会社
配線ダクト
28日前
トヨタ自動車株式会社
回転子
1日前
エイブリック株式会社
バッテリ装置
18日前
日産自動車株式会社
電子機器
11日前
ニデック株式会社
モータの制御方法
8日前
井関農機株式会社
充電システム
11日前
トヨタ自動車株式会社
溶接装置
14日前
大豊工業株式会社
モータ
今日
三菱ケミカル株式会社
電池
17日前
株式会社ダイヘン
移動装置
21日前
富士電子工業株式会社
電力変換装置
2日前
愛知電機株式会社
巻線方法および巻線装置
16日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
16日前
株式会社アイシン
直流回転電機
14日前
株式会社ダイヘン
電力管理装置
9日前
富士電機株式会社
電力変換装置
25日前
続きを見る