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公開番号
2025136637
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035349
出願日
2024-03-07
発明の名称
医用情報処理装置、医用情報処理システム、およびプログラム
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G16H
50/20 20180101AFI20250911BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】患者のデジタルツインに対して最適な診療を行う医師のデジタルツインを選択できるようにすること。
【解決手段】実施形態に係る医用情報処理装置は、対象患者のデジタルツインである対象患者モデルと、希望アウトカムとを取得する取得部と、対象患者に類似する類似患者のデジタルツインである類似患者モデルによって構成された第1の類似患者モデル群の中から、希望アウトカムに類似する実アウトカムが得られている第2の類似患者モデル群を抽出する第1の抽出部と、第2の類似患者モデル群に対して、医師のデジタルツインである医師モデルによって構成された第1の医師モデル群を用いた治療シミュレーションを実行する実行部と、第1の医師モデル群の中から、第2の類似患者モデル群に対する治療シミュレーションによる治療方針が第2の類似患者モデル群の現実の治療内容に類似した第2の医師モデル群を抽出する第2の抽出部とを備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
対象患者のデジタルツインである対象患者モデルと、前記対象患者の治療に対する希望アウトカムとを取得する取得部と、
前記対象患者に類似する類似患者のデジタルツインである類似患者モデルによって構成された第1の類似患者モデル群の中から、現実の治療によって前記希望アウトカムに類似する実アウトカムが得られている第2の類似患者モデル群を抽出する第1の抽出部と、
前記第2の類似患者モデル群に対して、医師のデジタルツインである医師モデルによって構成された第1の医師モデル群を用いた治療シミュレーションを実行する実行部と、
前記第1の医師モデル群の中から、前記第2の類似患者モデル群に対する前記治療シミュレーションによる治療方針が前記第2の類似患者モデル群の現実の治療内容に類似した第2の医師モデル群を抽出する第2の抽出部と
を具備する、医用情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
患者モデルデータベースから前記類似患者モデルを検索し、前記第1の類似患者モデル群を出力する検索部
を更に具備する、請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項3】
前記対象患者モデルおよび前記類似患者モデルは、診断結果を含む複数のパラメータを有し、
前記検索部は、前記対象患者モデルの前記複数のパラメータと前記類似患者モデルの前記複数のパラメータとの類似度を算出し、前記複数のパラメータ毎の類似度の合計が閾値を越えた前記類似患者モデルを前記第1の類似患者モデル群として出力する、
請求項2に記載の医用情報処理装置。
【請求項4】
前記複数のパラメータは、更に、年齢、性別、身体情報、病歴、および基礎疾患のうちの少なくとも一つを含む、
請求項3に記載の医用情報処理装置。
【請求項5】
前記複数のパラメータは、更に、感染症情報、薬剤禁忌情報、検査情報、および処方情報のうちの少なくとも一つを含む、
請求項4に記載の医用情報処理装置。
【請求項6】
前記希望アウトカムおよび前記実アウトカムは、それぞれ臨床的情報、患者報告情報、および経済的情報のうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項7】
前記第1の抽出部は、前記第1の類似患者モデル群の中から、前記希望アウトカムと前記実アウトカムとが一致している前記第2の類似患者モデル群を抽出する、
請求項6に記載の医用情報処理装置。
【請求項8】
前記第2の抽出部は、前記第1の医師モデル群の中から、前記治療方針と前記現実の治療内容とが一致している前記第2の医師モデル群を抽出する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項9】
前記実行部は、前記対象患者モデルに対して前記第2の医師モデル群を用いた治療シミュレーションを実行する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項10】
前記第2の医師モデル群を用いた治療シミュレーションによる複数の治療方針に基づいて推奨治療方針を決定する決定部
を更に具備する、請求項9に記載の医用情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用情報処理装置、医用情報処理システム、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、現実世界の物体および環境から収集したデータを使用し、仮想の物体および環境を全く同じ双子のようにコンピュータ上で再現するデジタルツインに関する技術(デジタルツイン技術)が発展しつつある。医療分野においては、例えば、医師(或いは病院)を再現したデジタルツインが患者を再現したデジタルツインに対して取り得る診療をシミュレーションすることにより、現実世界での医師の診療方針(臨床意思決定)を支援するものが想定されている。
【0003】
医療分野におけるデジタルツイン技術は、患者目線での利用において次のような課題がある。例えば、現実世界の患者が自身に対して最適ではない診療を行う医師に当たってしまう場合と同様に、自身のデジタルツインに対して最適ではない診療を行う医師のデジタルツインを選択してしまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-042761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、患者のデジタルツインに対して最適な診療を行う医師のデジタルツインを選択できるようにすることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る医用情報処理装置は、取得部と、第1の抽出部と、実行部と、第2の抽出部とを備える。取得部は、対象患者のデジタルツインである対象患者モデルと、対象患者の治療に対する希望アウトカムとを取得する。第1の抽出部は、対象患者に類似する類似患者のデジタルツインである類似患者モデルによって構成された第1の類似患者モデル群の中から、現実の治療によって希望アウトカムに類似する実アウトカムが得られている第2の類似患者モデル群を抽出する。実行部は、第2の類似患者モデル群に対して、医師のデジタルツインである医師モデルによって構成された第1の医師モデル群を用いた治療シミュレーションを実行する。第2の抽出部は、第1の医師モデル群の中から、第2の類似患者モデル群に対する治療シミュレーションによる治療方針が第2の類似患者モデル群の現実の治療内容に類似した第2の医師モデル群を抽出する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る医用情報処理装置を含む医用情報処理システムの構成を例示するブロック図である。
図2は、実施形態に係る医用情報処理装置の構成を例示するブロック図である。
図3は、実施形態における治療方針推定処理を実行する処理回路の動作を例示するフローチャートである。
図4は、実施形態における対象患者モデルの対象患者データを例示するテーブルである。
図5は、実施形態における対象患者の治療に対する希望アウトカムを含む希望アウトカム情報を例示するテーブルである。
図6は、実施形態における第1の類似患者モデル群の類似患者データを例示するテーブルである。
図7は、実施形態における第1の類似患者群の治療内容に関する実アウトカムを含む実アウトカム情報を例示するテーブルである。
図8は、実施形態における類似患者モデルに対する医師モデルを用いた治療シミュレーションを説明する図である。
図9は、実施形態における第2の類似患者モデル群に対する第1の医師モデル群を用いた治療シミュレーション結果を例示するテーブルである。
図10は、実施形態における対象患者モデルに対する第2の医師モデル群を用いた治療シミュレーション結果を例示するテーブルである。
図11は、実施形態における推奨治療方針の提示を例示するテーブルである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、医用情報処理装置の実施形態について詳細に説明する。以降では、患者のデジタルツインを患者モデルと称し、医師のデジタルツインを医師モデルと称する。
【0009】
(実施形態)
図1は、実施形態に係る医用情報処理装置10を含む医用情報処理システム1の構成を例示するブロック図である。医用情報処理システム1は、医用情報処理装置10と、端末装置20と、患者モデルDB30(患者モデルデータベース)と、医師モデルDB40(医師モデルデータベース)とを備える。
【0010】
医用情報処理装置10は、例えば、対象とする患者(対象患者)のデジタルツインである対象患者モデルに対して医師モデルによる診療シミュレーションを実行することにより、診療シミュレーションの結果に基づく推奨する治療方針(推奨治療方針)を出力するコンピュータである。推奨治療方針は医師モデル群から選択された医師モデルによって提示されることから、医用情報処理装置10は、対象患者モデルと、対象患者モデルに対して適切な治療を行い得る医師モデルとをマッチングさせるコンピュータと呼ばれてもよい。医用情報処理装置10は、端末装置20と、患者モデルDB30と、医師モデルDB40と通信可能に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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