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公開番号
2025136514
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035144
出願日
2024-03-07
発明の名称
加工システム
出願人
DMG森精機株式会社
代理人
弁理士法人タス・マイスター
主分類
B23Q
7/04 20060101AFI20250911BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ワークを自動で搬入出する工作機械において生産効率を高めること。
【解決手段】加工システム100は、ワークを加工する加工室Rを含む工作機械1と、工作機械1の外部と加工室Rとの間でワークを搬送する第1ワーク搬送機構3と、少なくとも一部が加工室R内に設けられ、加工室R内で水平方向に対してワークを搬送する第2ワーク搬送機構5と、を備える。2つのワーク搬送機構がそれぞれ独立にワークを工作機械の加工室に搬入又は加工室から搬出することができ、生産効率を高めることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ワークを加工する加工室を含む工作機械と、
前記工作機械の外部と前記加工室との間でワークを搬送する第1ワーク搬送機構と、
少なくとも一部が前記加工室内に設けられ、前記加工室内で水平方向に対してワークを搬送する第2ワーク搬送機構と、を備える、加工システム。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の加工システムであって、
前記工作機械は、前記加工室の前面側に開閉可能なドアを含み、
前記第1ワーク搬送機構は、前記加工室外において水平方向に対してワークを搬送するように構成されており、
前記第2ワーク搬送機構によるワークの水平方向の搬送経路は、前記第1ワーク搬送機構によるワークの水平方向の搬送経路よりも前記ドア側に並行となるように設定されている、加工システム。
【請求項3】
請求項1に記載の加工システムであって、
前記工作機械の外部に設けられ、ワークが収容される第1収容部と、
前記工作機械の内部に設けられ、ワークが収容される第2収容部と、をさらに備え、
前記第1ワーク搬送機構は、前記工作機械外において水平方向に対してワークを搬送するように構成されており、
前記第2ワーク搬送機構は、前記工作機械内において水平方向に対してワークを搬送するように構成されている、加工システム。
【請求項4】
請求項1に記載の加工システムであって、
前記工作機械は更に、
前記加工室内に設けられ、ワークが取り付けられる1又は複数のワーク主軸を含み、
前記第1ワーク搬送機構は、
前記ワーク主軸に取り付ける及び/又は前記ワーク主軸から取り外されたワークを搬送し、
前記第2ワーク搬送機構は、
前記ワーク主軸に取り付ける及び/又は前記ワーク主軸から取り外されたワークを搬送する、加工システム。
【請求項5】
請求項2に記載の加工システムであって、
前記工作機械は更に、
前記加工室内に設けられ、ワークが取り付けられるワーク主軸を具備するワーク主軸台と、
前記加工室内に前記ワーク主軸に対して上または下に設けられ、ワークを加工する工具が取り付けられる刃物台と、を含み、
前記工作機械を上側から視た場合に、
前記第1ワーク搬送機構によるワークの水平方向の搬送経路は、前記加工室内において前記ワーク主軸台及び前記刃物台が配置される加工機器設置領域内に設定されており、
前記第2ワーク搬送機構によるワークの水平方向の搬送経路は、前記ドアと前記加工機器設置領域との間の機内走行領域に設定されている、加工システム。
【請求項6】
請求項1に記載の加工システムであって、
前記第1ワーク搬送機構は、
ワークを把持する第1ハンドと、
前記第1ハンドを水平方向に移動させる第1水平移動機構と、
前記第1ハンドを上下方向に移動させる第1上下移動機構と、を含み、
前記第1水平移動機構は、
前記加工室よりも上に設けられ、水平方向に延びる第1走行レールを含み、前記第1ハンドを前記第1走行レールに沿って移動させる、加工システム。
【請求項7】
請求項1に記載の加工システムであって、
前記工作機械は更に、
前記加工室を構成するカバーを含み、
前記カバーは、
前記加工室の上面に設けられ、開閉可能なシャッタを含み、
前記第1ワーク搬送機構は、
前記シャッタを通って前記工作機械の外部と前記加工室との間でワークを搬送する、加工システム。
【請求項8】
請求項1に記載の加工システムであって、
前記工作機械は更に、
前記加工室内に設けられ、ワークが取り付けられるワーク主軸と、
前記加工室を構成するカバーと、を含み、
前記カバーは、
前記加工室の前面に設けられ、開閉可能なドアを含み、
前記第2ワーク搬送機構は、
ワークを把持する第2ハンドと、
前記第2ハンドを水平方向に移動させる第2水平移動機構と、を含み、
前記第2水平移動機構は、
少なくとも一部が前記加工室内において前記ドアよりも後ろ且つ前記ワーク主軸よりも前に設けられ、水平方向に延びる第2走行レールを含み、前記第2ハンドを前記第2走行レールに沿って移動させる、加工システム。
【請求項9】
請求項8に記載の加工システムであって、
前記第2ワーク搬送機構は更に、
前記第2走行レールに支持され、上下方向に延びるアームを含み、
前記アームは、
前記第2ハンドが取り付けられるハンド側端部と、
前記ハンド側端部よりも前記第2走行レールに近く、前記アームの回動中心となる支点が設けられる走行レール側端部と、を含む、加工システム。
【請求項10】
請求項1に記載の加工システムであって、
前記第1ワーク搬送機構は、
ワークを把持する第1ハンドと、
前記第1ハンドを水平方向に移動させる第1水平移動機構と、を含み、
前記第1水平移動機構は、
前記加工室よりも上に設けられ、水平方向に延びる第1走行レールを含み、前記第1ハンドを前記第1走行レールに沿って移動させ、
前記第2ワーク搬送機構は、
ワークを把持する第2ハンドと、
前記第2ハンドを水平方向に移動させる第2水平移動機構と、を含み、
前記第2水平移動機構は、
少なくとも一部が前記加工室内に設けられ、水平方向に延びる第2走行レールを含み、前記第2ハンドを前記第2走行レールに沿って移動させ、
前記第2走行レールの少なくとも一部は、前記第1走行レールよりも前に設けられる、加工システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
工作機械にワークを自動搬送するワーク搬送装置が知られている。ワーク搬送装置は、加工対象であるワークをワークストッカから取り出し、工作機械のワーク主軸に取り付ける。また、ワーク搬送装置は、加工済のワークをワーク主軸から取り出し、所定の位置に搬送する。このようなワーク搬送装置は、例えば特許文献1及び2に開示される。
【0003】
特許文献1は、工作機械の外部から工作機械の内部へワークを搬送するワーク搬送装置を開示する。このワーク搬送装置では、工作機械の上方に設けられたレールに沿ってワークを把持するハンドが移動する。ハンドは、上下方向にも移動可能に構成される。ワーク搬送装置は、工作機械の外部に載置されたワークを把持し、工作機械の加工室内へ搬送する。ワーク搬送装置は、ワークを工作機械のワーク主軸に取り付ける。
【0004】
特許文献2は、工作機械の内部においてワークを搬送するワーク搬送装置を開示する。このワーク搬送装置では、一部が工作機械内に設けられたレールに沿ってワークを把持するハンドが移動する。ワーク搬送装置は、工作機械の外部に位置する搬出入位置とワークを加工する機械加工位置との間でワークを搬送し、ワーク主軸に着脱する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6138438号公報
特許第3943360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2に開示されるように、工作機械にワークを搬入、搬出するワーク搬送装置には、様々なものがある。一方、工作機械では、生産性向上のために1つの加工室内で複数のワークを並行して加工することがある。例えば、1つの加工室にワークを把持するワーク主軸が複数設けられる場合、第1のワーク主軸においてあるワークを加工し、第2のワーク主軸において別のワークを加工することがある。
【0007】
このような工作機械において、仮にワーク搬送装置が第1のワーク主軸に供給するワークを搬送している際に、第2のワーク主軸においてワークの加工が終了したとする。特許文献1のワーク搬送装置は一度に1つのワークしか搬送できない。そのため、ワーク搬送装置が第1のワーク主軸にワークを取り付け終わるまで、第2のワーク主軸に取り付けられているワークを取り外すことができない。同様に、特許文献2のワーク搬送装置も一度に1つのワークしか搬送できない。このように特許文献1及び2のワーク搬送装置では、工作機械の生産性を高めることは難しい。
【0008】
本発明は、ワークを自動で搬入出する工作機械において生産効率を高めることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明の加工システムは、ワークを加工する加工室を含む工作機械と、工作機械の外部と加工室との間でワークを搬送する第1ワーク搬送機構と、少なくとも一部が加工室内に設けられ、加工室内で水平方向に対してワークを搬送する第2ワーク搬送機構と、を備える。
【0010】
上記の加工システムでは、第1ワーク搬送機構と、第1ワーク搬送機構とは別個の第2ワーク搬送機構が設けられる。この加工システムでは、2つのワーク搬送機構がそれぞれ独立にワークを工作機械の加工室に搬入又は加工室から搬出することができる。特に、工作機械が複数のワークを並行して加工する場合、上記の加工システムは有効である。したがって、上記の加工システムによれば、ワークを自動で搬入出する工作機械において生産効率を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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