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公開番号2025134367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032228
出願日2024-03-04
発明の名称壁パネル
出願人前田建設工業株式会社,野村不動産ホールディングス株式会社,銘建工業株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類E04B 2/56 20060101AFI20250909BHJP(建築物)
要約【課題】少なくとも2つ以上の層を含み、遮炎性の向上を図ることができる壁パネルを提供する。
【解決手段】建物の非耐力壁を構成するための壁パネルは、壁パネルの厚さ方向の一方側に配置され、木材を含む木質層と、壁パネルの厚さ方向の他方側に配置される不燃層と、を備え、不燃層は、不燃材により形成されている板状の第1不燃板と、壁パネルの厚さ方向における位置が第1不燃板と互いに重なり合うとともに壁パネルの厚さ方向と交差する交差方向に沿って第1不燃板と並んで配置される第2不燃板であって、不燃材により形成されている板状の第2不燃板と、第1不燃板と第2不燃板との間に設けられ、耐火材により形成される耐火ジョイナーと、を含む。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
建物の非耐力壁を構成するための壁パネルであって、
前記壁パネルの厚さ方向の一方側に配置され、木材を含む木質層と、
前記壁パネルの厚さ方向の他方側に配置される不燃層と、を備え、
前記不燃層は、
不燃材により形成されている板状の第1不燃板と、
前記壁パネルの厚さ方向における位置が前記第1不燃板と互いに重なり合うとともに前記壁パネルの厚さ方向と交差する交差方向に沿って前記第1不燃板と並んで配置される第2不燃板であって、不燃材により形成されている板状の第2不燃板と、
前記第1不燃板と前記第2不燃板との間に設けられ、耐火材により形成される耐火ジョイナーと、を含む、
壁パネル。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
建物の非耐力壁を構成するための壁パネルであって、
前記壁パネルの厚さ方向の一方側に配置され、木材を含む木質層と、
前記壁パネルの厚さ方向の他方側に配置される不燃層と、を備え、
前記不燃層は、
不燃材により形成されている板状の第1不燃板と、
前記壁パネルの厚さ方向における位置が前記第1不燃板と互いに重なり合うとともに前記壁パネルの厚さ方向と交差する交差方向に沿って前記第1不燃板と並んで配置される第2不燃板であって、不燃材により形成されている板状の第2不燃板と、
前記壁パネルの厚さ方向における位置が前記第1不燃板とずれ、不燃材により形成されている板状の第3不燃板と、
前記壁パネルの厚さ方向における位置が前記第3不燃板と互いに重なり合うとともに前記交差方向に沿って前記第3不燃板と並んで配置される第4不燃板であって、不燃材により形成されている板状の第4不燃板と、を含み、
前記交差方向において、前記第1不燃板と前記第2不燃板との間の隙間の位置は、前記第3不燃板と前記第4不燃板との間の隙間の位置とずれている、
壁パネル。
【請求項3】
前記第1不燃板は、前記第3不燃板よりも前記建物の内側空間側に位置しており、
前記不燃層は、前記第1不燃板と前記第2不燃板との間に設けられ、耐火材により形成される耐火ジョイナーを、さらに含む、
請求項2に記載の壁パネル。
【請求項4】
前記壁パネルの厚さ方向において前記不燃層を挟んで前記木質層とは反対側に配置され、木材を含む第2の木質層をさらに含み、
前記木質層は、前記建物の外側空間に面して配置されており、
前記第2の木質層は、前記建物の内側空間に面して配置されている、
請求項1から3の何れか一項に記載の壁パネル。
【請求項5】
前記木質層および前記第2の木質層のうちの少なくとも一方は、少なくとも内部に難燃剤が含浸された難燃部が形成されている、
請求項4に記載の壁パネル。
【請求項6】
前記木質層は、前記建物の外側空間に面して配置され、少なくとも内部に難燃剤が含侵された難燃部が形成されており、
前記不燃層は、前記建物の内側空間に面して配置されている、
請求項1から3の何れか一項に記載の壁パネル。
【請求項7】
前記第1不燃板および前記第2不燃板のうちの少なくとも1つは、木毛セメント板または木片セメント板である、
請求項1に記載の壁パネル。
【請求項8】
前記第1不燃板、前記第2不燃板、前記第3不燃板、および前記第4不燃板のうちの少なくとも1つは、木毛セメント板または木片セメント板である、
請求項2または3に記載の壁パネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建物の非耐力壁を構成するための壁パネルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、木質の壁は、耐火性を向上させるために様々な工夫がなされている。例えば、特許文献1には、長期荷重を支持するに足り木材からなる荷重支持層と、荷重支持層の外周に配置され断熱材(不燃木材、珪酸カルシウム板、ロックウール、グラスウール等)を有する燃え止まり層と、燃え止まり層の外周に配置され木材からなる燃えしろ層と、を備える構造材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-036457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、燃え止まり層は、例えば、上板部と下板部のように、複数の部材に分割されて構成されることがある。このため、建物に火災が発生した際に、上板部と下板部の間を炎が通過する虞がある。
【0005】
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、少なくとも2つ以上の層を含み、遮炎性の向上を図ることができる壁パネルを提供することを目的とする。
【0006】
ところで、壁は、建物の構造体の一部として耐力を負担しないと考えられる非耐力壁を含むことがある。非耐力壁は、建物として要求される構造性能や耐火性能などが耐力壁とは異なっている。このため、非耐力壁に耐力壁と同等の耐火性能を付加するのは経済的に不合理である。本開示に係る壁パネルは、建物の非耐力壁を構成するために適用される(特許文献1に開示されている技術は、耐力壁を対象としている)。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示に係る壁パネルは、建物の非耐力壁を構成するための壁パネルであって、前記壁パネルの厚さ方向の一方側に配置され、木材を含む木質層と、前記壁パネルの厚さ方向の他方側に配置される不燃層と、を備え、前記不燃層は、不燃材により形成されている板状の第1不燃板と、前記壁パネルの厚さ方向における位置が前記第1不燃板と互いに重なり合うとともに前記壁パネルの厚さ方向と交差する交差方向に沿って前記第1不燃板と並んで配置される第2不燃板であって、不燃材により形成されている板状の第2不燃板と、前記第1不燃板と前記第2不燃板との間に設けられ、耐火材により形成される耐火ジョイナーと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の壁パネルによれば、少なくとも2つ以上の層を含み、遮炎性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
幾つかの実施形態に係る壁パネルにより構成された第1の外壁を備える建物の構成を概略的に示す図である。
第1実施形態に係る壁パネルの構成を概略的に示す図である。
幾つかの実施形態に係る壁パネルの構成を概略的に示す図である。
第2実施形態に係る壁パネルの構成を概略的に示す図である。
幾つかの実施形態に係る不燃層の構成を概略的に示す図である。
幾つかの実施形態に係る不燃層の構成を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態による壁パネルについて、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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