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公開番号
2025132450
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030019
出願日
2024-02-29
発明の名称
合わせ面のシール構造
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
主分類
F16J
15/00 20060101AFI20250903BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】合わせ面(シール溝)に異物が入り込み堆積した場合であっても、合わせ面のシール性を維持することが可能な合わせ面のシール構造を提供する。
【解決手段】合わせ面のシール構造は、ウォータポンプ20とエンジン10のオイルパンアッパー11との合わせ面30を構成する一方の面側(ウォータポンプ20側)に形成される、閉じたループ状の第1のシール溝31と、一方の面側の第1のシール溝31の外側に形成される、閉じたループ状の第2のシール溝32と、第1のシール溝31に嵌め込まれる無端状の第1のゴムガスケット33と、第2のシール溝32に嵌め込まれる無端状の第2のゴムガスケット34と、一方の面側の第1のシール溝31と第2のシール溝32との間に、かつ、第1のシール溝31及び第2のシール溝32に沿って凹状に形成され、洗浄液を貯留する洗浄液貯留部35とを備える。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の部材と第2の部材との合わせ面を構成する少なくとも一方の面側に形成される、閉じたループ状の第1のシール溝と、
少なくとも前記一方の面側の前記第1のシール溝の外側に形成される、閉じたループ状の第2のシール溝と、
前記第1のシール溝に嵌め込まれる無端状の第1のガスケットと、
前記第2のシール溝に嵌め込まれる無端状の第2のガスケットと、
少なくとも前記一方の面側の前記第1のシール溝と前記第2のシール溝との間に、かつ、前記第1のシール溝及び前記第2のシール溝に沿って凹状に形成され、洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、を備えることを特徴とする合わせ面のシール構造。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記第2のシール溝の少なくとも底面に、前記第2のシール溝の延伸方向と直交又は略直交する方向に形成される複数の放出溝を備えることを特徴とする請求項1に記載の合わせ面のシール構造。
【請求項3】
前記合わせ面を構成する他方の面側に、かつ、前記第2のシール溝の内側の側壁と対向する位置に、前記第2のシール溝側に向けて突設され、前記第1の部材と前記第2の部材とが締結されたときに、前記洗浄液貯留部と前記第2のシール溝とを隔てる隔壁となる帯状の隔壁部を備えることを特徴とする請求項2に記載の合わせ面のシール構造。
【請求項4】
前記第1のシール溝及び前記第2のシール溝それぞれの開口端部に、かつ、前記第1のシール溝及び前記第2のシール溝それぞれに沿って、前記第1のシール溝及び前記第2のシール溝それぞれの延伸方向と直交又は略直交する方向に突出するように形成され、前記第1のシール溝に嵌め込まれた前記第1のガスケット及び前記第2のシール溝に嵌め込まれた前記第2のガスケットそれぞれの動きを規制して抑える保持部を備えることを特徴とする請求項3に記載の合わせ面のシール構造。
【請求項5】
前記洗浄液貯留部の内圧が大気圧よりも高くなるように、前記洗浄液の濃度が調節されることを特徴とする請求項4に記載の合わせ面のシール構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、合わせ面のシール構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、複数のボルトによりエンジンの側面にウォータポンプをネジ止めした構成が開示されている。エンジン(クランクケース)とウォータポンプ(ウォータポンプカバー)との合わせ面は、例えば、該合わせ面に形成されたシール溝に嵌め込まれたゴムガスケット(Oリング)などにより、冷却液(クーラント)が外部に漏れないように液密に封止される(シールされる)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-88949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、合わせ面のシール溝の周囲(特に、該シール溝に嵌め込まれたゴムガスケットの周囲)に異物(例えば融雪剤として用いられる塩化カルシウムや塩化ナトリウム等)が入り込んで堆積(結晶成長)すると、合わせ面に隙間が生じてシール不良が発生し、冷却液の液漏れに至るおそれがある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、合わせ面(シール溝)に異物が入り込み堆積した場合であっても、合わせ面のシール性を維持することが可能な合わせ面のシール構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る合わせ面のシール構造は、第1の部材と第2の部材との合わせ面を構成する少なくとも一方の面側に形成される、閉じたループ状の第1のシール溝と、少なくとも一方の面側の第1のシール溝の外側に形成される、閉じたループ状の第2のシール溝と、第1のシール溝に嵌め込まれる無端状の第1のガスケットと、第2のシール溝に嵌め込まれる無端状の第2のガスケットと、少なくとも一方の面側の第1のシール溝と第2のシール溝との間に、かつ、第1のシール溝及び第2のシール溝に沿って凹状に形成され、洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の一態様に係る合わせ面のシール構造によれば、第1の部材と第2の部材との合わせ面(第2のシール溝の周囲)に異物が入り込んで堆積(結晶成長)し、合わせ面に隙間が生じると、洗浄液が、洗浄液貯留部から流れ出て、合わせ面(第2のシール溝の周囲)に堆積している異物を溶解しつつ洗い流す。そのため、第2のガスケットによるシール性を回復することができる。なお、その際に、第1のシール溝の内側は液密に保たれる(維持される)。よって、合わせ面のシール性を維持することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、合わせ面(シール溝)に異物が入り込み堆積した場合であっても、合わせ面のシール性を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る合わせ面のシール構造を示す図である。
実施形態に係る合わせ面のシール構造を構成する第1のシール溝を示す断面図であり、(a)は締結前の状態、(b)は締結後の状態を示す断面図である。
実施形態に係る合わせ面のシール構造を構成する第2のシール溝を示す断面図であり、(a)は締結前の状態、(b)は締結後の状態を示す断面図である。
実施形態に係る合わせ面のシール構造を構成する第2のシール溝を示す図である。
実施形態に係る合わせ面のシール構造の要部(正常時)を示す断面図である。
実施形態に係る合わせ面のシール構造の要部(異物堆積時)を示す断面図である。
エンジンに対するウォータポンプの取り付け位置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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