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公開番号2025132237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029654
出願日2024-02-29
発明の名称レーザ発振器
出願人株式会社アマダ
代理人個人,個人,個人
主分類H01S 5/062 20060101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複雑な回路構成と演算処理がなくても発熱損失を低減させる。
【解決手段】レーザ発振器1は、レーザを射出するレーザダイオードモジュール3と、レーザダイオードモジュール3を駆動する駆動電圧を、レーザダイオードモジュール3に印加する駆動電源5と、駆動電圧をレーザダイオードモジュール3の特性に応じて設定した電圧設定値を記憶する記憶部7と、駆動電源を制御してレーザダイオードモジュール3からレーザを射出させる発振器制御部9とを備える。発振器制御部9は、記憶部7から電圧設定値を取得して駆動電源5に設定し、駆動電源5は、設定された電圧設定値に従ってレーザダイオードモジュール3に駆動電圧を印加する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
レーザを射出するレーザダイオードモジュールと、
前記レーザダイオードモジュールを駆動する駆動電圧を、前記レーザダイオードモジュールに印加する駆動電源と、
前記駆動電圧を前記レーザダイオードモジュールの特性に応じて設定した電圧設定値を記憶する記憶部と、
前記駆動電源を制御して前記レーザダイオードモジュールからレーザを射出させる発振器制御部と、を備え、
前記発振器制御部は、前記記憶部から前記電圧設定値を取得して前記駆動電源に設定し、
前記駆動電源は、設定された前記電圧設定値に従って前記レーザダイオードモジュールに前記駆動電圧を印加する
レーザ発振器。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記電圧設定値は、前記レーザダイオードモジュールが最大の光出力を発生させる駆動電圧の中で最も小さい駆動電圧の値に設定される
請求項1に記載のレーザ発振器。
【請求項3】
前記記憶部は、前記レーザダイオードモジュールに設けられている
請求項1に記載のレーザ発振器。
【請求項4】
複数の前記レーザダイオードモジュールを備え、
前記記憶部は、前記複数のレーザダイオードモジュール毎に設けられ、設けられた前記レーザダイオードモジュールの前記電圧設定値を記憶し、
前記駆動電源は、前記複数のレーザダイオードモジュール毎にそれぞれの前記電圧設定値に従って前記駆動電圧を印加する
請求項1~3のいずれか1項に記載のレーザ発振器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ発振器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般的にレーザダイオードの電流-電圧特性には、ばらつきがあるので、レーザダイオードモジュールを定電圧制御する場合には、発熱損失を低減するためにレーザダイオードモジュール毎に電圧を調整することが望ましい。そのため、特許文献1には、レーザ光源を駆動する駆動回路の動作電圧を監視して、電圧源からの出力電圧を制御するレーザ駆動装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-185997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のレーザ駆動装置では、駆動回路の最適な動作電圧を求めるために、動作電圧を監視して、繰り返しフィードバック制御を実行しなければならなかった。したがって、従来のレーザ駆動装置では、発熱損失を低減するために、複雑な回路構成と演算処理が必要になるという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一又はそれ以上の実施形態の態様は、レーザを射出するレーザダイオードモジュールと、前記レーザダイオードモジュールを駆動する駆動電圧を、前記レーザダイオードモジュールに印加する駆動電源と、前記駆動電圧を前記レーザダイオードモジュールの特性に応じて設定した電圧設定値を記憶する記憶部と、前記駆動電源を制御して前記レーザダイオードモジュールからレーザを射出させる発振器制御部と、を備え、前記発振器制御部は、前記記憶部から前記電圧設定値を取得して前記駆動電源に設定し、前記駆動電源は、設定された前記電圧設定値に従って前記レーザダイオードモジュールに前記駆動電圧を印加するレーザ発振器である。
【発明の効果】
【0006】
一又はそれ以上の実施形態に係るレーザ発振器によれば、複雑な回路構成と演算処理がなくても発熱損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係るレーザ発振器の構成を示すブロック図である。
図2は、第1実施形態に係るレーザ発振器による発熱損失の低減効果を説明するための図である。
図3は、第1実施形態に係るレーザ発振器による電圧設定値の設定処理の処理手順を示すフローチャートである。
図4は、第2実施形態に係るレーザ発振器の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
以下、図面を参照し、本実施形態に係るレーザ発振器について説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0009】
[レーザ発振器の構成]
図1を参照し、第1実施形態に係るレーザ発振器の構成を説明する。図1は、第1実施形態に係るレーザ発振器の構成を示すブロック図である。図1に示すように、レーザ発振器1は、レーザを射出するレーザダイオードモジュール3と、駆動電圧を印加する駆動電源5と、電圧設定値を記憶する記憶部7と、駆動電源5を制御してレーザを射出させる発振器制御部9とを備えている。また、レーザ発振器1は、パルス指令を生成するパルス生成部11を備えている。
【0010】
レーザ発振器1は、レーザダイオードモジュール3から射出されたレーザを出力する。出力されたレーザは、プロセスファイバを介してレーザ加工機に伝送され、ワークの切断または溶接に利用される。レーザ発振器1は、NC(Numerical Control)装置などの制御装置13に接続され、制御装置13からレーザ指令を受信し、受信したレーザ指令にしたがって光出力を調整してレーザを出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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