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公開番号2025132224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029633
出願日2024-02-29
発明の名称液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250903BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】搬送ベルト12の外周面15の清掃を簡単に行えるようにすること。
【解決手段】外周面15の粘着層16に媒体2を貼り付けて搬送方向Fに間欠搬送する搬送ベルト12と、搬送ベルトで搬送される媒体に液体を吐出する吐出ヘッド6と、吐出ヘッドを移動するキャリッジ7と、キャリッジに装着されて外周面15を洗浄する第1洗浄部17と、搬送ベルトを移動させる第1駆動部20と、キャリッジ7を移動させる第2駆動部21と、第1洗浄部に洗浄剤18を供給する供給部19と、第1駆動部及び第2駆動部を制御する制御部22とを備え、第1洗浄部は、外周面に対して接近及び離間する方向に移動可能であり、制御部は外周面を第1洗浄部により洗浄する際に、搬送方向及び幅方向と平行な平面における外周面とキャリッジの位置とを相対的に変化させる制御を実行する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
外周面の粘着層に媒体を貼り付けて搬送方向に間欠搬送する搬送ベルトと、
ノズルが開口するノズル面を有し、前記搬送ベルトで搬送される前記媒体に液体を前記ノズルから吐出する吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する幅方向に移動するキャリッジと、
前記キャリッジに装着されて前記搬送ベルトの前記外周面を洗浄する第1洗浄部と、
前記搬送ベルトを前記搬送方向に移動させる第1駆動部と、
前記キャリッジを前記幅方向に移動させる第2駆動部と、
前記第1洗浄部に洗浄剤を供給する供給部と、
前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記第1洗浄部は、前記外周面に対して接近及び離間する方向に移動可能であり、
前記制御部は、前記搬送ベルトの前記外周面を前記第1洗浄部により洗浄する際に、前記第1駆動部及び前記第2駆動部の少なくとも一方を制御して、前記搬送方向及び前記幅方向と平行な平面における前記搬送ベルトの前記外周面と前記キャリッジの位置とを相対的に変化させる制御を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記第1洗浄部は、
前記ノズル面を覆うように前記キャリッジに装着されるカバー部と、
前記カバー部に対して前記吐出ヘッドとは反対側に配置され前記外周面に接するように構成される接触部と、を備え、
前記洗浄剤は、前記接触部に供給される、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項3】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記キャリッジを前記搬送方向と交差する幅方向に移動させるキャリッジユニットと、
前記キャリッジユニットを前記外周面に対して接近及び離間する方向に移動させる第3駆動部と、を備え、
前記制御部は、
前記第3駆動部を制御して、前記第1洗浄部を前記外周面に接触させ、
前記第1駆動部及び前記第2駆動部の少なくとも一方を制御して、前記搬送方向及び前記幅方向と平行な平面における前記搬送ベルトの前記外周面と前記キャリッジの位置とを相対的に変化させる制御を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項4】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記制御部は、第1タイミングで前記洗浄剤が供給されるように前記供給部を制御する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項5】
請求項4に記載の液体吐出装置であって、
前記第1タイミングは、前記搬送ベルトの回転の周期である、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項6】
請求項4に記載の液体吐出装置であって、
前記第1タイミングは、前記搬送ベルトの前記間欠搬送の周期である、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項7】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記制御部は、前記第1洗浄部で前記外周面を洗浄する動作中に洗浄剤が連続的に供給されるように供給部を制御する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項8】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記搬送ベルトの前記外周面の状態を検出する検出部を備え、
前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて前記供給部を制御する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項9】
請求項8に記載の液体吐出装置であって、
前記制御部は、前記検出部による検出を第2タイミングで実行させ、
前記第2タイミングは、前記搬送ベルトの回転の周期である、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項10】
請求項8に記載の液体吐出装置であって、
前記制御部は、前記検出部による検出を第2タイミングで実行させ、
前記第2タイミングは、前記搬送ベルトの前記間欠搬送の周期である、
ことを特徴とする液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
この種の装置の一例として、特許文献1に記載の印刷装置が挙げられる。特許文献1には、次のことが記載されている。
搬送ベルトの外周面に粘着剤を塗布することにより形成された粘着層に媒体を密着させた状態で搬送する。このような記録装置では、媒体から裏抜けした液体等が前記粘着層に付着することがある。これを洗浄する目的で、前記媒体が剥離された後の前記粘着層を洗浄する洗浄部が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-192733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記搬送ベルトの前記外周面に付着する液体の種類によっては、含まれている成分が前記外周面に付着すると被膜を形成するものがある。また、前記外周面には、貼り付けられた前記媒体から発生する毛羽ごみが残る場合がある。このような被膜や毛羽ごみは、通常の洗浄機構では除去が簡単にはできない場合がある。この場合、オペレーターが手作業で洗浄する必要があり、労力と時間が必要になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る液体吐出装置は、外周面の粘着層に媒体を貼り付けて搬送方向に間欠搬送する搬送ベルトと、ノズルが開口するノズル面を有し、前記搬送ベルトで搬送される前記媒体に液体を前記ノズルから吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する幅方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジに装着されて前記搬送ベルトの前記外周面を洗浄する第1洗浄部と、前記搬送ベルトを前記搬送方向に移動させる第1駆動部と、前記キャリッジを前記幅方向に移動させる第2駆動部と、前記第1洗浄部に洗浄剤を供給する供給部と、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御する制御部と、を備え、前記第1洗浄部は、前記外周面に対して接近及び離間する方向に移動可能であり、前記制御部は、前記搬送ベルトの前記外周面を前記第1洗浄部により洗浄する際に、前記第1駆動部及び前記第2駆動部の少なくとも一方を制御して、前記搬送方向及び前記幅方向と平行な平面における前記搬送ベルトの前記外周面と前記キャリッジの位置とを相対的に変化させる制御を実行することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態1に係る液体吐出装置の正面図。
実施形態1の搬送ベルトの部分の概略側面図。
実施形態1から実施形態5の制御部のブロック構成図。
実施形態1の第1洗浄部が装着されたキャリッジ底面の斜視図。
実施形態1の第1洗浄部が装着される前のキャリッジ底面の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明について先ず概略的に説明する。
本発明の第1の態様に係る液体吐出装置は、外周面の粘着層に媒体を貼り付けて搬送方向に間欠搬送する搬送ベルトと、ノズルが開口するノズル面を有し、前記搬送ベルトで搬送される前記媒体に液体を前記ノズルから吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する幅方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジに装着されて前記搬送ベルトの前記外周面を洗浄する第1洗浄部と、前記搬送ベルトを前記搬送方向に移動させる第1駆動部と、前記キャリッジを前記幅方向に移動させる第2駆動部と、前記第1洗浄部に洗浄剤を供給する供給部と、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御する制御部と、を備え、前記第1洗浄部は、前記外周面に対して接近及び離間する方向に移動可能であり、前記制御部は、前記搬送ベルトの前記外周面を前記第1洗浄部により洗浄する際に、前記第1駆動部及び前記第2駆動部の少なくとも一方を制御して、前記搬送方向及び前記幅方向と平行な平面における前記搬送ベルトの前記外周面と前記キャリッジの位置とを相対的に変化させる制御を実行することを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、前記第1洗浄部に洗浄剤を供給する供給部を備え、前記制御部は、前記搬送ベルトの前記外周面を前記第1洗浄部により洗浄する際に、前記搬送方向及び前記幅方向と平行な平面における前記搬送ベルトの前記外周面と前記キャリッジの位置とを相対的に変化させる制御を実行する。即ち、前記搬送ベルトの外周面と前記キャリッジの位置とを相対的に変化させることで、前記キャリッジに装着された前記第1洗浄部によって前記洗浄剤が供給された状態で前記搬送ベルトの前記外周面を洗浄する。これにより、前記搬送ベルトの前記外周面に設けられる前記粘着層に付着した被膜が除去できない虞を低減することができる。また、前記供給部によって前記第1洗浄部に前記洗浄剤を供給できるため、前記搬送ベルトの前記外周面の洗浄を効率的に行うことができる。
【0009】
本発明の第2の態様に係る液体吐出装置は、第1の態様に従属する態様であって、前記第1洗浄部は、前記ノズル面を覆うように前記キャリッジに装着されるカバー部と、前記カバー部に対して前記吐出ヘッドとは反対側に配置され前記外周面に接するように構成される接触部と、を備え、前記洗浄剤は、前記接触部に供給されることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、前記第1洗浄部は、前記ノズル面を覆うように前記キャリッジに装着されるカバー部と、前記カバー部に設けられて前記外周面に接する接触部とを備え、前記洗浄剤は、前記接触部に供給されるように構成されている。これにより、前記第1洗浄部を前記キャリッジに簡単に装着することができる。また、前記カバー部によって前記吐出ヘッドはカバーされた状態になることで、洗浄時に前記洗浄剤が付着して前記吐出ヘッドが汚れる虞を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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