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公開番号
2025130928
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028328
出願日
2024-02-28
発明の名称
両親媒性化合物、リン脂質構造体、およびリン脂質構造体の製造方法
出願人
国立大学法人東京農工大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
5/06 20060101AFI20250902BHJP(有機化学)
要約
【課題】リン脂質膜の相分離を抑制し、リン脂質構造体を安定させることができる両親媒性化合物を提供する。
【解決手段】異なる相転移温度を有する2種類以上のリン脂質化合物の安定化剤に使用するための両親媒性化合物は、下記一般式(1)で示される化合物である。
[化1]
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特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で示される化合物であって、
異なる相転移温度を有する2種類以上のリン脂質化合物の安定化剤に使用するための両親媒性化合物。
TIFF
2025130928000012.tif
43
170
(前記一般式(1)中、R1は水素または1~10のアミノ酸残基からなるカチオン性ペプチド、R2およびR3は疎水性のアルキル基である。ただし、下記一般式(2)で示される化合物は除く。)
TIFF
2025130928000013.tif
183
170
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記一般式(1)で示される化合物が、下記式(3)~(5)で示される化合物のいずれかである、請求項1に記載の両親媒性化合物。
TIFF
2025130928000014.tif
184
170
TIFF
2025130928000015.tif
207
170
TIFF
2025130928000016.tif
204
170
【請求項3】
請求項1又は2に記載の両親媒性化合物と、異なる相転移温度を有する2種類以上のリン脂質化合物とを含む、リン脂質構造体。
【請求項4】
前記両親媒性化合物を、0.6~5mol%含む、請求項3に記載のリン脂質構造体。
【請求項5】
コレステロールをさらに含む、請求項3に記載のリン脂質構造体。
【請求項6】
前記2種類以上のリン脂質化合物が、相転移温度が25℃以下のリン脂質化合物と、相転移温度が25℃を超えるリン脂質化合物とを含む、請求項3に記載のリン脂質構造体。
【請求項7】
前記2種類以上のリン脂質化合物が、ジオレオイルホスファチジルコリン(DOPC)およびジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)を含む、請求項5に記載のリン脂質構造体。
【請求項8】
リン脂質二重膜を含むリポソームである、請求項3に記載のリン脂質構造体。
【請求項9】
アミノ酸、タンパク質、ウィルスおよび核酸からなる群から選ばれる一種以上を含む、請求項8に記載のリン脂質構造体。
【請求項10】
異なる相転移温度を有する2種類以上のリン脂質化合物を含むリン脂質水溶液と、請求項1に記載の両親媒性化合物とを混合する工程を含む、リン脂質構造体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、両親媒性化合物、リン脂質構造体、およびリン脂質構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ドラッグデリバリーシステムの一例として、薬剤をリポソーム等のリン脂質構造体に封入する技術が知られている。
【0003】
たとえば特許文献1には、抗感染薬を封入する脂質製剤として、DPPC(ジパルミトイルホスファチジルコリン)やDOPC(ジオレオイルホスファチジルコリン)等のリン脂質を用いたリポソームが開示されている。2種類以上の様々な異なる性質を有するリン脂質化合物を混合することでリン脂質構造体の性質を様々に調節することが期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-52170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、異なる相転移温度を有する2種類以上のリン脂質化合物を有するリン脂質構造体は不安定であり、リン脂質膜中で相分離を起こして変形してしまうことがある。
【0006】
本発明は上記のような事情を鑑みてなされたものであり、リン脂質膜の相分離を抑制し、リン脂質構造体を安定させることができる両親媒性化合物、前記両親媒性化合物を含むリン脂質構造体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、以下の態様を包含する。
【0008】
[1] 下記一般式(1)で示される化合物であって、
異なる相転移温度を有する2種類以上のリン脂質化合物の安定化剤に使用するための両親媒性化合物。
TIFF
2025130928000002.tif
43
170
(前記一般式(1)中、R1は水素または1~10のアミノ酸残基からなるカチオン性ペプチド、R2およびR3は疎水性のアルキル基である。ただし、下記一般式(2)で示される化合物は除く。)
TIFF
2025130928000003.tif
183
170
【0009】
[2] 前記一般式(1)で示される化合物が、下記式(3)~(5)で示される化合物のいずれかである、[1]に記載の両親媒性化合物。
TIFF
2025130928000004.tif
184
170
TIFF
2025130928000005.tif
207
170
TIFF
2025130928000006.tif
204
170
【0010】
[3] [1]又は[2]に記載の両親媒性化合物と、異なる相転移温度を有する2種類以上のリン脂質化合物とを含む、リン脂質構造体。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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