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公開番号
2025161489
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024064710
出願日
2024-04-12
発明の名称
化合物、ゴム組成物、加硫ゴム、タイヤ、及びゴム用添加剤
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
277/74 20060101AFI20251017BHJP(有機化学)
要約
【課題】ゴム組成物に適用することにより、ゴム物性を大きく損なうことなく、優れた低発熱性を付与することが可能な化合物を提供すること。
【解決手段】式(I)で表される化合物。式中、R
1
、R
2
、R
6
及びR
7
は、H又は式(A);R
3
は、H、式(A)、又は式(B);R
4
及びR
5
は、H等を表す。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I)で表される化合物。
TIFF
2025161489000015.tif
24
149
[式(I)中、
R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、水素原子又は式(A)で表される基を表す。
R
3
は、水素原子、式(A)で表される基、又は式(B)で表される基を表す。
R
4
及びR
5
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルカノイル基、又はベンゾイル基を表す。
ただし、R
1
、R
2
、及びR
3
の少なくとも1つは、式(A)で表される基であり、R
3
が式(B)で表される基である場合、R
1
、R
2
、R
6
、及びR
7
の少なくとも1つは、式(A)で表される基である。
TIFF
2025161489000016.tif
15
149
(式(A)中、*は、結合位置を表す。)
TIFF
2025161489000017.tif
29
149
(式(B)中、
R
6
及びR
7
は、それぞれ独立に、水素原子又は式(A)で表される基を表す。
R
8
及びR
9
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルカノイル基、又はベンゾイル基を表す。
R
10
及びR
11
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~18のアルキル基、又はフェニル基を表す。
*は、結合位置を表す。)]
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の化合物と、ジエン系ゴムと、フィラーとを含有する、ゴム組成物。
【請求項3】
加硫剤をさらに含有する、請求項2に記載のゴム組成物。
【請求項4】
請求項2又は3に記載のゴム組成物を加硫処理してなる、加硫ゴム。
【請求項5】
請求項4に記載の加硫ゴムを含むゴム部材を備える、タイヤ。
【請求項6】
請求項1に記載の化合物を含む、ゴム用添加剤。
【請求項7】
低発熱化剤である、請求項6に記載のゴム用添加剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、ゴム組成物、加硫ゴム、タイヤ、及びゴム用添加剤に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、大型トラック、高速バス等の車両による陸上輸送がますます活発になり、車両の高性能化(高速化、高馬力化、大型化等)及びEV化(重量増加)が進められている。このような状況下において、車両に用いられるタイヤは、高発熱条件下で使用されるようになっており、タイヤに使用されるゴムにおいて、耐久性(硬度)を維持しつつ、低発熱性(燃費性)を向上させる技術の開発が積極的に行われている。例えば、特許文献1、2には、低発熱性、破壊強度等の向上を目的とした、レゾルシノール又はレゾルシノール誘導体を含有するゴム組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-232895号公報
特開2009-179299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のゴム組成物から得られるタイヤ(加硫ゴム)等は、低発熱性の点で充分でなく、未だ改善の余地がある。
【0005】
本発明は、ゴム組成物に適用することにより、ゴム物性を大きく損なうことなく、優れた低発熱性を付与することが可能な化合物、及び、ゴム物性を維持しつつ、優れた低発熱性を有するゴム組成物を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題に鑑み、本発明者らが鋭意検討したところ、所定の構造を有するレゾルシノール誘導体をゴム組成物に適用することにより、ゴム物性を大きく損なうことなく、優れた低発熱性を付与することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明は、以下の[1]に記載の化合物、[2]、[3]に記載のゴム組成物、[4]に記載の加硫ゴム、[5]に記載のタイヤ、及び[6]、[7]に記載のゴム用添加剤を提供する。
[1]式(I)で表される化合物。
TIFF
2025161489000001.tif
24
149
[式(I)中、
R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、水素原子又は式(A)で表される基を表す。
R
3
は、水素原子、式(A)で表される基、又は式(B)で表される基を表す。
R
4
及びR
5
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルカノイル基、又はベンゾイル基を表す。
ただし、R
1
、R
2
、及びR
3
の少なくとも1つは、式(A)で表される基であり、R
3
が式(B)で表される基である場合、R
1
、R
2
、R
6
、及びR
7
の少なくとも1つは、式(A)で表される基である。
TIFF
2025161489000002.tif
15
149
(式(A)中、*は、結合位置を表す。)
TIFF
2025161489000003.tif
29
149
(式(B)中、
R
6
及びR
7
は、それぞれ独立に、水素原子又は式(A)で表される基を表す。
R
8
及びR
9
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルカノイル基、又はベンゾイル基を表す。
R
10
及びR
11
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~18のアルキル基、又はフェニル基を表す。
*は、結合位置を表す。)]
[2][1]に記載の化合物と、ジエン系ゴムと、フィラーとを含有する、ゴム組成物。
[3]加硫剤をさらに含有する、[2]に記載のゴム組成物。
[4][2]又は[3]に記載のゴム組成物を加硫処理してなる、加硫ゴム。
[5][4]に記載の加硫ゴムを含むゴム部材を備える、タイヤ。
[6][1]に記載の化合物を含む、ゴム用添加剤。
[7]低発熱化剤である、[6]に記載のゴム用添加剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ゴム組成物に適用することにより、ゴム物性を大きく損なうことなく、優れた低発熱性を付与することが可能な化合物、及び、ゴム物性を維持しつつ、優れた低発熱性を有するゴム組成物が提供される。また、本発明によれば、このようなゴム組成物を用いた加硫ゴムが提供される。また、本発明によれば、このような加硫ゴムを用いたタイヤが提供される。さらに、本発明によれば、このような化合物を用いたゴム用添加剤が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
本明細書において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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