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公開番号
2025129701
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026517
出願日
2024-02-26
発明の名称
造粒物の製造方法、造粒物、および銅製錬炉の操業方法。
出願人
JX金属株式会社
代理人
個人
主分類
C22B
1/14 20060101AFI20250829BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】 銅製錬炉でのリサイクル原料処理を増処理させる際に、操業を安定して実施できる、造粒物の製造方法、造粒物、および銅製錬炉の操業方法を提供する。
【解決手段】 造粒物の製造方法は、粉状の硫黄含有物をリサイクル原料と所定の混合比率で混合して加圧することによって造粒物を得る製造方法である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
粉状の硫黄含有物をリサイクル原料と所定の混合比率で混合して加圧することによって造粒物を得る、造粒物の製造方法。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記造粒物の見掛け密度(g/cm
3
)を、銅製錬炉で生成するスラグ溶体の密度以上に調整する、請求項1に記載の造粒物の製造方法。
【請求項3】
前記造粒物の見掛け密度(g/cm
3
)を、3.5以上に調整する、請求項1に記載の造粒物の製造方法。
【請求項4】
前記硫黄含有物と前記リサイクル原料を混合する際に含水率を所定範囲に調整して前記造粒物を得た後、前記造粒物を乾燥させる、請求項1に記載の造粒物の製造方法。
【請求項5】
前記含水率は、1mass%以上6mass%以下である、請求項4に記載の造粒物の製造方法。
【請求項6】
前記硫黄含有物は、銅精鉱であり、
水分を含む前記硫黄含有物と、乾燥済みの前記リサイクル原料とを混合することによって、前記含水率を前記所定範囲に調整する、請求項4に記載の造粒物の製造方法。
【請求項7】
前記リサイクル原料は、最大目開きが10mm以下の篩に掛けて篩下として得たものである、請求項1に記載の造粒物の製造方法。
【請求項8】
粉状の硫黄含有物をリサイクル原料と所定の混合比率で混合して加圧することによって得られた造粒物。
【請求項9】
見掛け密度(g/cm
3
)が3.5以上である、請求項8に記載の造粒物。
【請求項10】
前記硫黄含有物は、銅精鉱である、請求項8に記載の造粒物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、造粒物の製造方法、造粒物、および銅製錬炉の操業方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
銅製錬炉では、精鉱バーナから銅精鉱、溶剤などの製錬原料とともに、反応ガスが投入される。製錬原料が反応ガスによって酸化反応を起こすことで、マットおよびスラグが生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-092133号公報
特公昭51-047410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、製錬原料としてリサイクル原料の比率が増加している。しかしながら、リサイクル原料には、例えばCu、Fe、Sn、Zn、Pb、Al等の金属元素が純金属や合金として大部分が酸化や硫化されずに存在しており、本発明ではこれらをメタリック成分と定義する。したがって、銅製錬炉において、リサイクル原料処理量を増処理する場合、マットへの溶解度を超過するメタリック成分の供給によりマット中にメタリック成分が共存するような状況を避けたり、マット中のCu品位を安定化させたりすることが望ましい場合がある。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、銅製錬炉でのリサイクル原料処理を増処理させる際に、操業を安定して実施できる、造粒物の製造方法、造粒物、および銅製錬炉の操業方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る造粒物の製造方法は、粉状の硫黄含有物をリサイクル原料と所定の混合比率で混合して加圧することによって造粒物を得る。前記造粒物の見掛け密度(g/cm
3
)を、銅製錬炉で生成するスラグ溶体の密度以上に調整してもよい。前記造粒物の見掛け密度(g/cm
3
)を、3.5以上に調整してもよい。前記硫黄含有物と前記リサイクル原料を混合する際に含水率を所定範囲に調整して前記造粒物を得た後、前記造粒物を乾燥させてもよい。前記含水率は、1mass%以上6mass%以下であってもよい。前記硫黄含有物は、銅精鉱であり、水分を含む前記硫黄含有物と、乾燥済みの前記リサイクル原料とを混合することによって、前記含水率を前記所定範囲に調整してもよい。前記リサイクル原料は、最大目開きが10mm以下の篩に掛けて篩下として得たものであってもよい。
【0007】
本発明に係る造粒物は、粉状の硫黄含有物をリサイクル原料と所定の混合比率で混合して加圧することによって得られた造粒物である。前記造粒物の比重(g/cm
3
)が3.5以上であってもよい。前記硫黄含有物は、銅精鉱であってもよい。前記リサイクル原料は、最大目開きが10mm以下の篩に掛けて篩下として得たものであってもよい。
【0008】
本発明に係る銅製錬炉の操業方法は、銅製錬炉においてリサイクル原料を処理する際に、粉状の硫黄含有物をリサイクル原料と所定の混合比率で混合して加圧することによって得られた造粒物を前記銅製錬炉内に投入する。前記硫黄含有物は、銅精鉱であってもよい。前記銅製錬炉において生成するマットにメタル相が共存する場合に、前記造粒物を前記銅製錬炉に投入してもよい。前記銅製錬炉において生成するマットにおける溶解度を超える量のメタリック成分が前記銅製錬炉に投入される製錬原料に含まれる場合に、前記造粒物を添加してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、メタル相をマット化することができる、造粒物の製造方法、造粒物、および銅製錬炉の操業方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る銅製錬用の自溶炉の構成を概略的に示す図である。
精鉱バーナ4の詳細を例示する図である。
マットに対するCuの溶解度を表す状態図である。
団鉱機を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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