TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025129237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025107883,2024103822
出願日2025-06-26,2015-12-25
発明の名称乗用型田植機
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01C 11/02 20060101AFI20250828BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】走行機体の自動操向制御を用いて作業装置による作業を正確に行うことが可能となる乗用型田植機を提供する。
【解決手段】座席41を有した機体Cと、機体Cの後部に連結された苗植付装置Wと、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置63と、位置情報に基づいて機体Cを操向制御する制御部と、予備苗載置台29を有し且つ機体Cの幅方向における座席41よりも外側に設けられた予備苗収容装置と、乗員が機体Cに乗降するための乗降梯子と、を備え、予備苗収容装置の後端部が乗降梯子の前端よりも後方に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
座席を有した機体と、
前記機体の後部に連結された苗植付装置と、
衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置と、
前記位置情報に基づいて前記機体を操向制御する制御部と、
予備苗載置台を有し且つ前記機体の幅方向における前記座席よりも外側に設けられた予備苗収容装置と、
乗員が前記機体に乗降するための乗降梯子と、を備え、
前記予備苗収容装置の後端部が前記乗降梯子の前端よりも後方に位置する乗用型田植機。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記予備苗収容装置の後端部が前記乗降梯子の後端よりも後方に位置する請求項1に記載の乗用型田植機。
【請求項3】
前記機体の幅方向における前記座席よりも外側において機体部分から上方向きに立設された手摺りを備え、
前記手摺りの後端部が前記予備苗収容装置の後端部よりも後方に位置する請求項1に記載の乗用型田植機。
【請求項4】
前記予備苗収容装置の後端部と前記手摺りの前端部とが、機体の前後方向におけるほぼ同じ位置に位置する請求項3に記載の乗用型田植機。
【請求項5】
前記手摺りの前端部が、前記座席の後端部よりも前方に位置する請求項4に記載の乗用型田植機。
【請求項6】
前記予備苗収容装置の後端部が前記座席の前端部よりも後方に位置する請求項5に記載の乗用型田植機。
【請求項7】
前記予備苗収容装置は、前記機体の前後方向に並ぶ複数の予備苗載置台を備え、
前記予備苗収容装置の後端部は複数の前記予備苗載置台のうちの後から1番目の前記予備苗載置台の後端部である請求項1から6のいずれか1項に記載の乗用型田植機。
【請求項8】
前記予備苗収容装置は、複数の前記予備苗載置台が前記機体の上下方向に並ぶ重複状態に切り換え可能である請求項7に記載の乗用型田植機。
【請求項9】
少なくとも前記座席の前方及び側方に亘って延在するステップを備え、
平面視で、前後方向に並ぶ前記複数の予備苗載置台の機体幅方向における内側部分が、前記ステップの機体幅方向における外側部分に沿っている請求項7に記載の乗用型田植機。
【請求項10】
前記ステップの後端部分の幅が前記ステップの前端部分の幅よりも大きく設定され、
平面視で、前後方向に並ぶ前記複数の予備苗載置台の機体幅方向における内側部分が、前記ステップの機体幅方向における外側部分に沿うように、
前記複数の予備苗載置台における1番後の予備苗載置台の前記内側部分が、前記複数の予備苗載置台における1番前の予備苗載置台の前記内側部分よりも、機体幅方向における外側に位置している請求項9に記載の乗用型田植機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走行機体の自動操向制御が可能な作業車に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の作業車が、例えば、下記特許文献1に記載されている。この作業車には、走行装置(特許文献1では「前車輪」「後車輪」)を有する走行機体と、圃場に対する作業を行う作業装置(特許文献1では「苗植付作業装置」)と、走行装置を操向可能な操向ユニット(特許文献1では「パワステバルブ」「パワステシリンダ」「自動制御弁」等)と、が備えられている。さらに、この作業車には、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置(特許文献1では「GPS受信機」)と、取得される位置情報に基づいて走行機体が直進走行するように、操向ユニットを制御する制御部(特許文献1では「コントローラ」)と、が備えられている。この作業車は、受信装置で取得される位置情報のみに基づいて操向ユニットを制御し、走行機体の自動操向制御を行うようになっている。
【0003】
また、下記特許文献2には、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置と慣性情報を計測する慣性計測装置とが一体となった計測ユニットが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-161112号公報
米国特許第7346452号明細書(Fig.1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、衛星測位システムにより受信装置から取得される位置情報は、実際の位置とのズレが大きくなる場合もあり、そのような場合、上記特許文献1に記載の作業車では、走行機体の自動操向制御を用いて作業装置による作業を正確に行うことが難しくなっていた。
【0006】
また、電波障害等が生じやすい状況下では、受信装置により取得される位置情報の情報量が不十分となり、走行機体の自動操向制御を行うこと自体が難しくなっていた。
【0007】
このため、上記特許文献1に記載の作業車に、上記特許文献2に記載のように、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置と慣性情報を計測する慣性計測装置とが一体となった計測ユニットを搭載し、受信装置により取得される位置情報と、慣性計測装置により計測される慣性情報と、に基づいて、走行機体の自動操向制御を行い、作業装置による作業の正確性をより向上させることが検討された。
【0008】
本発明の目的は、走行機体の自動操向制御を用いて作業装置による作業を正確に行うことが可能となる作業車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の作業車は、走行装置を有する走行機体と、前記走行装置を操向可能な操向ユニットと、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置と、慣性計測装置と、前記受信装置からの情報及び前記慣性計測装置からの情報に基づいて前記前記操向ユニットを制御する制御部と、が備えられ、前記走行機体の前部に設けられたボンネットが備えられ、前記ボンネットの上方を延びるフレームが備えられ、前記受信装置と前記慣性計測装置と、が前記走行機体における同じ箇所である前記フレームに支持されている。
また、本発明の作業車は、走行装置を有する走行機体と、前記走行装置を操向可能な操向ユニットと、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置と、前記走行機体の傾きを検出する副慣性計測装置と、前記位置情報に基づいて、前記操向ユニットを制御する制御部と、が備えられ、前記受信装置と前記副慣性計測装置と、が前記走行機体における同じ箇所に配置されている。
また、本発明の作業車は、走行装置を有する走行機体と、圃場に対する作業を行う作業装置と、前記走行装置を操向可能な操向ユニットと、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置と、慣性情報を計測する慣性計測装置と、前記走行機体を走行させる目標ラインを生成する生成部と、前記位置情報、及び、前記慣性情報に基づいて、前記走行機体が前記目標ラインに沿って走行するように、前記操向ユニットを制御する制御部と、が備えられ、前記受信装置と、前記慣性計測装置と、が前記走行機体における異なる箇所に配置されているものである。
【0010】
本発明によると、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置と、慣性情報を計測する慣性計測装置と、が走行機体における異なる箇所に配置されている。
このため、例えば、受信装置を揺れが比較的大きくなる箇所に配置して、受信装置の位置情報の取得精度を向上できるとともに、慣性計測装置を揺れが比較的小さくなる箇所に配置して、慣性計測装置により計測される慣性情報の誤差を少なくできる。つまり、受信装置により取得される位置情報の精度と慣性計測装置により計測される慣性情報の精度との両方が向上し、受信装置と慣性計測装置との特性が両方とも生かすことが可能になる。
これにより、高精度の位置情報及び慣性情報を用いて操向ユニットの操向制御を行うことが可能になり、走行機体及び作業装置が目標ラインに沿って走行するように走行機体を正確に自動操向制御できるものとなる。
したがって、本発明によれば、走行機体の自動操向制御を用いて作業装置による作業を正確に行うことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社クボタ
作業車
2日前
株式会社クボタ
作業機
27日前
株式会社クボタ
作業車
21日前
株式会社クボタ
トラクタ
21日前
株式会社クボタケミックス
伸縮継手
8日前
株式会社クボタ
トラクタ
21日前
株式会社クボタ
水田作業機
1か月前
株式会社クボタ
圃場作業機
22日前
株式会社クボタケミックス
管路更生工法および管更生部材
17日前
株式会社クボタケミックス
管路更生工法および管更生部材
17日前
株式会社クボタ
判定方法、判定システム、および判定プログラム
13日前
株式会社クボタ
作業機
9日前
株式会社クボタ
農機支援装置、マップ作成方法及びコンピュータプログラム
28日前
株式会社クボタケミックス
排水配管構造
15日前
株式会社クボタケミックス
排水配管継手
28日前
株式会社クボタ
乗用型田植機
今日
株式会社クボタ
高さを設定可能な車軸の移動を検出するためのセンサを含む作業車
10日前
株式会社クボタ
列検出システム、列検出システムを備える農業機械、および、列検出方法
2日前
個人
ルアー
1か月前
個人
播種装置
27日前
個人
植物栽培用培地
7日前
個人
虫の生け捕り具
15日前
個人
釣り仕掛け処理具
2日前
個人
プランターセット
1か月前
個人
植木鉢用台
3日前
個人
養殖システム
22日前
個人
獣捕獲罠装置
1か月前
個人
生命力近親交配方法
1か月前
岡部株式会社
浮魚礁
15日前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
株式会社シマノ
釣竿
23日前
個人
ペット用オムツカバー
1か月前
株式会社シマノ
釣竿
1か月前
株式会社アテックス
草刈機
1か月前
個人
苔玉スタンド
3日前
井関農機株式会社
収穫作業車両
16日前
続きを見る