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公開番号2025127010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023464
出願日2024-02-20
発明の名称捕捉体及び堰堤
出願人JFE建材株式会社
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人
主分類E02B 7/02 20060101AFI20250825BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】捕捉体が基礎や非越流部に固定されていても温度応力に対する耐久性を高める。
【解決手段】河川の上流から流れてくる流水を通すとともに流水に含まれる物体を捕捉する捕捉体(3)は、河川の上流側に設けられ、縦材(61)と横材(62)が繋ぎ材(63,64)を介して連結された上流側ユニット(6)と、河川の下流側に設けられ、縦材(71)と横材(72)が繋ぎ材(73,74)を介して連結された下流側ユニット(7)と、上流側ユニットと下流側ユニットとを連結する連結材(8)と、を備え、上流側ユニットと下流側ユニットの縦方向下端部は、河床に構築された基礎(21)に固定されており、上流側ユニットと下流側ユニットの横方向端部は、捕捉体における河川を横切る方向両側に構築された非越流部(1)に固定されており、縦材、横材及び繋ぎ材の連結される部分の少なくとも一部は、応力逃がし部(67,77)として構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
河川の上流から流れてくる流水を通すとともに流水に含まれる物体を捕捉する捕捉体であって、
河川の上流側に設けられ、縦材と横材が繋ぎ材を介して連結された上流側ユニットと、
河川の下流側に設けられ、縦材と横材が繋ぎ材を介して連結された下流側ユニットと、
前記上流側ユニットと前記下流側ユニットとを連結する連結材と、を備え、
前記上流側ユニットと前記下流側ユニットの縦方向下端部は、河床に構築された基礎に固定されており、
前記上流側ユニットと前記下流側ユニットの横方向端部は、前記捕捉体における河川を横切る方向両側に構築された非越流部に固定されており、
前記縦材、前記横材及び前記繋ぎ材の少なくとも一部は、応力逃がし部として構成されていることを特徴とする捕捉体。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記応力逃がし部は、隣接する前記縦材間、または、隣接する前記横材と前記繋ぎ材との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の捕捉体。
【請求項3】
前記応力逃がし部は、隣接する部材間に形成された隙間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項4】
前記縦材、前記横材及び前記繋ぎ材は、連結される部分に設けられたフランジ同士がボルト及びナットによって連結されており、
前記応力逃がし部は、他の連結される部分よりもボルト及びナットの数が減らされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項5】
前記応力逃がし部は、フランジ同士を連結するボルト及びナットが全て取り外されていることを特徴とする請求項4に記載の捕捉体。
【請求項6】
前記応力逃がし部は、隣接する部材同士が突き合わされた状態で連結されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項7】
前記縦材、前記横材及び前記繋ぎ材は、連結される部分に設けられたフランジ同士がボルト及びナットによって連結されており、
前記応力逃がし部は、連結される部分に設けられたフランジ同士がピンによって連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項8】
下流ユニットが河川の上流側に向けて突出するように曲げて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項9】
前記上流側ユニットと前記下流側ユニットが共に河川の上流側に向けて突出するように曲げて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項10】
河川の両岸からそれぞれ突き出た一対の非越流部と、
前記一対の非越流部の間の開口部に設けられた、請求項1又は2に記載の捕捉体と、
を備えることを特徴とする堰堤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、捕捉体及び堰堤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
河川の土石流対策工として、上流から流れてくる岩石や流木等を捕捉する捕捉体を備えた堰堤(いわゆる透過型堰堤)が知られている。堰堤は、河川の両岸からそれぞれ突き出た一対の非越流部を備えている。非越流部の間には水を通す開口部が設けられている。
捕捉体は、開口部に設けられており、径の小さい土砂や水を通過させつつ、径の大きな岩石や流木等を捕捉する。捕捉体は、縦方向下端部が河床に構築された基礎に埋設され、横方向両端部がそれぞれ非越流部に埋設されることにより、基礎及び非越流部に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-115480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の捕捉体は、基礎及び非越流部に固定することで、周囲の温度変化による温度応力に弱くなり、温度応力による捕捉体の耐久性を向上させる必要があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、捕捉体が基礎や非越流部に固定されていても温度応力に対する耐久性を高めることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る一態様は、河川の上流から流れてくる流水を通すとともに流水に含まれる物体を捕捉する捕捉体であって、河川の上流側に設けられ、縦材と横材が繋ぎ材を介して連結された上流側ユニットと、河川の下流側に設けられ、縦材と横材が繋ぎ材を介して連結された下流側ユニットと、前記上流側ユニットと前記下流側ユニットとを連結する連結材と、を備え、前記上流側ユニットと前記下流側ユニットの縦方向下端部は、河床に構築された基礎に固定されており、前記上流側ユニットと前記下流側ユニットの横方向端部は、前記捕捉体における河川を横切る方向両側に構築された非越流部に固定されており、前記縦材、前記横材及び前記繋ぎ材の少なくとも一部は、応力逃がし部として構成されている。
【0007】
また、上記態様において、前記応力逃がし部は、隣接する前記縦材間、または、隣接する前記横材と前記繋ぎ材との間に設けられていることが好ましい。
【0008】
また、上記態様において、前記応力逃がし部は、隣接する部材間に形成された隙間であることが好ましい。
【0009】
また、上記態様において、前記縦材、前記横材及び前記繋ぎ材は、連結される部分に設けられたフランジ同士がボルト及びナットによって連結されており、前記応力逃がし部は、他の連結される部分よりもボルト及びナットの数が減らされていることが好ましい。
【0010】
また、上記態様において、前記応力逃がし部は、フランジ同士を連結するボルト及びナットが全て取り外されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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