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公開番号
2025125798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021978
出願日
2024-02-16
発明の名称
ハイブリッド車両用駆動装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F16H
57/04 20100101AFI20250821BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】第1の油路部、第2の油路部、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプをサイドカバーに集約でき、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプからそれぞれ第1のオイルタンクおよび第2のオイルタンク に冷却油を供給する構造を簡素化できるハイブリッド車両用駆動装置を提供すること。
【解決手段】駆動装置1は、発電用モータ10と駆動用モータ11とを収容するモータ室6と、駆動用モータ11から動力が伝達される駆動ギヤ15B、従動ギヤ15Dおよび駆動ギヤ15Eを収容するギヤ室7とを仕切る隔壁4Aを有するライトケース3およびレフトケース4と、ギヤ室7を閉じるようにレフトケース4に取付けられたサイドカバー5とを有し、第1の油路部24の油路5c、5d、分岐部5eと、第2の油路部25の油路5f、5gと、オイルポンプ21、22とがサイドカバー5に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動ケースと、
エンジンに連動し、前記エンジンの駆動力により発電する発電用モータと、
前記発電用モータに冷却油を供給する第1のオイルタンクと、
車両を走行させるための駆動力を発生する駆動用モータと、
前記駆動用モータに冷却油を供給する第2のオイルタンクと、
前記発電用モータによって駆動され、第1の油路部によって前記第1のオイルタンクに冷却油を送る第1のオイルポンプと、
前記駆動用モータによって駆動され、第2の油路部によって前記第2のオイルタンクに冷却油を送る第2のオイルポンプとを備えたハイブリッド車両用駆動装置であって、
前記駆動ケースは、
前記発電用モータと前記駆動用モータとを収容するモータ室と、前記駆動用モータから動力が伝達される複数のギヤを収容するギヤ室とを仕切る隔壁を有するケース部と、
前記モータ室を閉じるように前記ケース部に取付けられたサイドカバーとを有し、
前記第1の油路部、前記第2の油路部、前記第1のオイルポンプおよび前記第2のオイルポンプが前記サイドカバーに配置されていることを特徴とするハイブリッド車両用駆動装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記隔壁は、前記ギヤ室と前記モータ室とを連通する連通孔を有し、
前記第2のオイルタンクから前記連通孔を通して前記ギヤ室に冷却油が流入することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両用駆動装置。
【請求項3】
前記第1のオイルタンクは、前記隔壁に取付けられており、
前記第1の油路部は、前記サイドカバーから前記第1のオイルタンクに延び、前記第1のオイルタンクに接続されるオイルパイプを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両用駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両用駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、発電用の第一電動機(MG1)と駆動用の第二電動機(MG2)との二つの電動機を備え、エンジンにより第一電動機を駆動させて発電し、その電力の供給を受けて第二電動機が駆動して走行するハイブリッド車(シリーズ式ハイブリッド車)が提供されている。このようなハイブリッド車の電動機を冷却するものとして、下記特許文献1には電動機を冷却する冷却装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-93868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のハイブリッド車両のモータ冷却装置にあっては、エンジンの駆動により第一電動機と連動して作動するオイルポンプによりオイルが圧送され、第一電動機や第二電動機が冷却されている。また、トランスミッションケースの構成が開示されておらず、油路の構成や位置関係が明確ではない。
【0005】
このため、第一電動機や第二電動機を適切に冷却することができず、特に、第一電動機が動いていない時に、第一電動機や第二電動機を冷却することができない。また、第1潤滑・冷却油路、第2潤滑・冷却油路、第1オイルポンプおよび第2のオイルポンプがトランスミッションケースに煩雑に配置されているおそれがある。
【0006】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプを有して駆動用モータと発電用モータを適切に冷却することができ、さらに、第1の油路部、第2の油路部、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプをサイドカバーに集約でき、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプからそれぞれ第1のオイルタンクおよび第2のオイルタンク に冷却油を供給する構造を簡素化できるハイブリッド車両用駆動装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、駆動ケースと、エンジンに連動し、前記エンジンの駆動力により発電する発電用モータと、前記発電用モータに冷却油を供給する第1のオイルタンクと、車両を走行させるための駆動力を発生する駆動用モータと、前記駆動用モータに冷却油を供給する第2のオイルタンクと、前記発電用モータによって駆動され、第1の油路部によって前記第1のオイルタンクに冷却油を送る第1のオイルポンプと、前記駆動用モータによって駆動され、第2の油路部によって前記第2のオイルタンクに冷却油を送る第2のオイルポンプとを備えたハイブリッド車両用駆動装置であって、前記駆動ケースは、前記発電用モータと前記駆動用モータとを収容するモータ室と、前記駆動用モータから動力が伝達される複数のギヤを収容するギヤ室とを仕切る隔壁を有するケース部と、前記モータ室を閉じるように前記ケース部に取付けられたサイドカバーとを有し、前記第1の油路部、前記第2の油路部、前記第1のオイルポンプおよび前記第2のオイルポンプが前記サイドカバーに配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このように上記の本発明によれば、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプを有して駆動用モータと発電用モータを適切に冷却することができ、さらに、第1の油路部、第2の油路部、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプをサイドカバーに集約でき、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプからそれぞれ第1のオイルタンクおよび第2のオイルタンク に冷却油を供給する構造を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置の正面図である。
図2は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置のレフトケースを取り外した状態でライトケースを左側面から見た図である。
図3は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置にライトケースを取り外してレフトケースを右側面から見た図である。
図4は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置のサイドカバーを取り外してレフトケースを左側面から見た図である。
図5は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置の左側面図であり、ポンプカバーを取り外した状態を示している。
図6は、図5のVI-VI方向矢視断面図である。
図7は、図5のVII-VII方向矢視断面図である。
図8は、図5のVIII-VIII方向矢視断面図である。
図9は、図5のIX-IX方向矢視断面図である。
図10は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置の第1のオイルタンク、第2のオイルタンクおよびサイドカバーの斜視図である。
図11は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置の発電用モータと第1のオイルタンクの斜視図である。
図12は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置のオイルストレーナの周辺のレフトケースの斜視図である。
図13は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両用駆動装置の第2のオイルタンクの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両用駆動装置は、駆動ケースと、エンジンに連動し、エンジンの駆動力により発電する発電用モータと、発電用モータに冷却油を供給する第1のオイルタンクと、車両を走行させるための駆動力を発生する駆動用モータと、駆動用モータに冷却油を供給する第2のオイルタンクと、発電用モータによって駆動され、第1の油路部によって第1のオイルタンクに冷却油を送る第1のオイルポンプと、駆動用モータによって駆動され、第2の油路部によって第2のオイルタンクに冷却油を送る第2のオイルポンプとを備えたハイブリッド車両用駆動装置であって、駆動ケースは、発電用モータと駆動用モータとを収容するモータ室と、駆動用モータから動力が伝達される複数のギヤを収容するギヤ室とを仕切る隔壁を有するケース部と、モータ室を閉じるようにケース部に取付けられたサイドカバーとを有し、第1の油路部、第2の油路部、第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプがサイドカバーに配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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