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公開番号2025124936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2025102509,2023171881
出願日2025-06-18,2011-01-06
発明の名称建物添設用独立構築物
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 1/343 20060101AFI20250819BHJP(建築物)
要約【課題】建物躯体に固定することなく施工する建物添設のテラスにおける屋根自由端と躯体との間に生じる空隙を有効且つ外観よく処理して可及的に雨水の浸入を防止する。
【解決手段】テラス1の屋根自由端を躯体から10cm程度離して設置し、屋根自由端と躯体Aとの間に、風圧の煽り荷重や積雪荷重による屋根12の揺動や撓みを許容する揺動撓み空隙Bを配置するとともに屋根自由端から躯体A側にエラストマーの押出成形材による幅広板状の閉塞部材4を上向きに突設し、その舌状先端43を躯体Aに上下方向摺動自在に弾性圧接することによって、該閉塞部材4により躯体Aとテラス1間への雨水の浸入を可及的に防止する。閉塞部材4は高弾性伸張性を有するから、損傷することもなく耐久性を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
屋根と、
前記屋根から躯体に向けて突出する閉塞部材と、
取付枠と、を備え、
前記閉塞部材の基端側の部分は、前記取付枠にネジ固定され、
前記屋根は、前記躯体側の端部に設けられる端部枠を備え、
前記取付枠は、前記端部枠の上方に固定され、
前記端部枠は、前記躯体側の端部において上方に延出する延出片を備え、
前記延出片は、前記端部枠における前記躯体側の端部において上方に延びた後に、前記躯体と反対側に曲がって延びる、建物添設用独立構築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、テラス、サンルーム、サイクルポート等の如くに建物開口部乃至壁面の前面に支柱支持によって施工設置する建物添設用独立構築物および建物添設用独立構築物の支持構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
建物開口部乃至壁面の前面に、支柱支持によって施工するテラス、サンルーム等の構築物は、支柱支持した屋根の躯体側端部を躯体に対してネジ、ボルト等の固定金具を用いて固定することによって、支柱支持と該躯体固定によって風圧の煽り荷重や積雪荷重に対する屋根の固定強度を確保するものとしてあり、下記特許文献1は、躯体への固定を、躯体側と屋根側の接続枠に相互に回動自在の湾曲面を介設して、例えば構築物設置スペースとの関係で屋根傾斜角度が異なる場合にも、該屋根傾斜角度に応じて躯体への固定をなし得るものとしたものとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-257013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この場合、上記のように風圧の煽り荷重や積雪荷重に対する屋根の固定強度を確保することができるが、躯体への固定にネジ、ボルト等の固定金具を用いることによって、躯体固定部位から雨水が浸入して、壁面の雨仕舞が損なわれる可能性を否定できないし、近時、住宅瑕疵担保履行法が施行されたことによって、住宅メーカーや住宅建築業者が、雨仕舞に影響する可能性のあるネジ、ボルト等の固定金具を用いた構築物の躯体への固定を忌避する傾向が生じている一方で、施主がテラス、サンルーム等の設置を望むことも多い。
【0005】
従って、これら構築物を、建物開口部乃至壁面の前面に躯体固定することなく支柱支持によって独立施工する建物添設の独立構築物とする必要が生じるところ、該独立構築物とした場合に屋根の自由端と躯体との間に生じる空隙を有効且つ外観よく処理する必要が生じる。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その解決課題とするところは、独立構築物の屋根自由端と躯体との間に生じる空隙を有効且つ外観よく処理し得るようにした建物添設用独立構築物および建物添設用独立構築物の支持構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の建物添設用独立構築物は、屋根と、前記屋根から躯体に向けて突出する閉塞部材と、取付枠と、を備え、前記閉塞部材の基端側の部分は、前記取付枠にネジ固定され、前記屋根は、前記躯体側の端部に設けられる端部枠を備え、前記取付枠は、前記端部枠の上方に固定され、前記端部枠は、前記躯体側の端部において上方に延出する延出片を備え、前記延出片は、前記端部枠における前記躯体側の端部において上方に延びた後に、前記躯体と反対側に曲がって延びる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は以上のとおりに構成したから、例えば、カーポート、サイクルポート等の屋根を支柱支持した独立構築物の設置を、その屋根自由端と躯体との間に屋根自由端の揺動撓み空隙を配置して施工する建物添設のものとし、該揺動撓み空隙によって屋根自由端の揺動を躯体非接触状態で積極的に許容し、風圧の煽り荷重や積雪荷重の負荷によって、該屋根自由端が上下方向に揺動し、該屋根自由端が躯体の壁面に接触して屋根自由端乃至躯体の壁面を損傷する可能性を解消する一方、屋根自由端と躯体との該揺動撓み空隙に、可及的に雨水の浸入を防止するように閉塞部材を配置するとともに該閉塞部材を高弾性伸張性のものとして、該閉塞部材に配置した舌状先端を躯体に対して上下方向摺動自在に弾性圧接することによって、該揺動撓み空隙を、長期の耐久性を備えて有効に且つ外観よく処理し得るようにした建物添設用独立構築物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
テラスの正面図である。
テラスの平面図である。
テラスの縦断面図である。
図3の部分拡大縦断面図である。
閉塞部材の設置状態を示す分解縦断面図である。
他の例を示す部分拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば、図1乃至図5において1は、建物開口部乃至壁面の前面に躯体固定することなく支柱支持によって独立施工する、本例にあって、例えば、既存のカーポートを転用することによってアルミ製のテラスとした建物添設用の独立構築物であり、該独立構築物1は、上記躯体Aとの間に屋根自由端の風圧揺動乃至積雪撓みを躯体非接触状態で許容する揺動撓み空隙Bを配置する一方、上記屋根自由端に該自由端長手方向に一連に配置した取付枠2と、該取付枠2に該自由端側の幅方向一端を固定して躯体A側に向けて幅広に突出することによって舌状先端43を躯体Aに対して上下方向摺動自在に弾性圧接して上記揺動撓み空隙Bを閉塞する高弾性伸張性の閉塞部材を備えたものとしてある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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