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公開番号2025124126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024019968
出願日2024-02-14
発明の名称収容箱
出願人株式会社クレハ
代理人個人,個人
主分類B65D 5/42 20060101AFI20250819BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】積み上げたときにも崩れにくくなり、段積性を向上できる収容箱を提供することを目的とする。
【解決手段】底板25、前板21、後板22、及び左右で一対の脇板を備える収容箱10であって、一対の脇板が第3右脇板53F及び第3左脇板54Fを備えている。収容箱10は、底板25と第3右脇板53F及び第3左脇板54Fとを連接する折り罫線LT1を備え、折り罫線LT1は、底板25の前側端部61Fと後側端部61Bとを結ぶ仮想直線61を想定したとき、前側端部61Fから仮想直線61よりも第3右脇板53F及び第3左脇板54Fを通って後側端部61Bに至るように形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
底板、前板、後板、及び左右で一対の脇板を備える収容箱であって、
前記底板と前記脇板とを連接する折り罫線を備え、
一方の前記脇板から他方の前記脇板へ向かう方向を長さ方向とし、
前記折り罫線は、
前記底板の前記長さ方向における前記前板側の端部である前側端部と前記底板の前記長さ方向における前記後板側の端部である後側端部とを結ぶ仮想直線を想定したとき、
少なくとも前記折り罫線の何れか一方が、前記前側端部から前記仮想直線よりも前記脇板側を通って前記後側端部に至るように形成されている
収容箱。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記折り罫線は、少なくとも一部に、半切れ線、ミシン目線、前記半切れ線及び前記ミシン目線の組み合わせのうちの何れかを備えている
請求項1に記載の収容箱。
【請求項3】
前記折り罫線は、
前記前側端部から前記後側端部の方向へ延びる前側罫線部と、
前記後側端部から前記前側端部の方向へ延びる後側罫線部と、
前記前側罫線部と前記後側罫線部との間に位置する中間罫線部と、を備え、
前記中間罫線部の少なくとも一部に、前記半切れ線、前記ミシン目線、前記半切れ線及び前記ミシン目線の組み合わせのうちの何れかが設けられている
請求項2に記載の収容箱。
【請求項4】
前記折り罫線における、前記前側端部から前記後側端部に亘る全長に対して、
前記中間罫線部の長さは、10%以上、90%以下であり、
前記中間罫線部における前記半切れ線、前記ミシン目線、前記半切れ線及び前記ミシン目線の組み合わせのうちの何れかの長さは、前記折り罫線における、前記前側端部から前記後側端部に亘る全長に対して、10%以上、90%以下であり、
前記前側罫線部及び前記後側罫線部の各々の長さは、5%以上、45%以下である
請求項3に記載の収容箱。
【請求項5】
前記後側罫線部の長さに対する前記前側罫線部の長さの比率(前記前側罫線部の長さ/前記後側罫線部の長さ)、及び、
前記前側罫線部の長さに対する前記後側罫線部の長さの比率(前記後側罫線部の長さ/前記前側罫線部の長さ)
のうちのいずれか一方の比率は、
0.33以上、1.00以下である
請求項3又は4に記載の収容箱。
【請求項6】
前記折り罫線は、直線形状、曲線形状、直線形状及び曲線形状の組合形状のうちの何れかの形状で構成されている
請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の収容箱。
【請求項7】
前記仮想直線から最も離れた前記折り罫線の位置から前記仮想直線に延びる垂線の長さは、0.5mm以上、5.0mm以下である
請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の収容箱。
【請求項8】
底板、前板、後板、及び左右で一対の脇板を備え、上面に収容物を出し入れするための開口を区画する本体部と、前記開口を開閉する蓋部と、を備える収容箱であって、
前記蓋部は、前記後板に連接され、前記開口を閉塞する上蓋板と、前記上蓋板に連接され、前記上蓋板が前記開口を閉塞したときに前記前板の外側に重なる前蓋板と、前記上蓋板が前記開口を閉塞したときに前記脇板の外側に重なる左右一対の蓋脇板と、前記上蓋板と前記蓋脇板とを連接する蓋折り罫線と、を備え、
一方の前記脇板から他方の前記脇板へ向かう方向を長さ方向とし、
前記蓋折り罫線は、前記上蓋板の前記長さ方向における前記前蓋板側の端部である前側蓋端部と前記上蓋板の前記長さ方向における前記後板側の端部である後側蓋端部とを結ぶ仮想直線を想定したとき、
少なくとも前記蓋折り罫線の何れか一方が、前記前側蓋端部から前記仮想直線よりも前記蓋脇板側を通って前記後側蓋端部に至るように形成されている
収容箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、収容箱に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、収容物としてラップフィルム巻回体を収容する本体部と、本体部の上面に区画された開口を開閉する蓋部と、を備えた収容箱が記載されている。具体的に、本体部は、上面が開口した直方体状を有している。本体部は、前板と、後板と、右脇板と、左脇板と、底板と、を備えている。蓋部は、上蓋板と、掩蓋片と、蓋体右脇板と、蓋体左脇板と、を備えている。そして、上蓋板は、後板の上辺を軸として、本体部に対して回転することで、本体部の上面に区画された開口を開閉する。このように構成された収容箱は、板紙に折り罫線を設けたブランクを成形することにより製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-34866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような収容箱において、収容箱を構成する各折り罫線は、直線状に形成されている。ブランクを折り罫線に沿って折り曲げて成形すると、折られた折り罫線がもとに戻ろうとするひずみが残るため、収容箱の各面が外側に膨らむ傾向にある。例えば、本体部において、底板に対して脇板を折れ罫線で折り曲げた際には、脇板に対して底板が外側に膨む傾向にある。また、蓋部において、上蓋板に対して蓋脇板を蓋折れ罫線で折り曲げた際には、蓋脇板に対して上蓋板が外側に膨む傾向にある。
【0005】
このような収容箱は、店頭において、商品として陳列される際、上方に積み上げられることがある。この際、上下に並ぶ収容箱において、互いに接する底板及び上蓋板の少なくとも何れかが外側に膨らんでいると、下側に位置する収容箱に対して上側に積み上げられる収容箱の状態が不安定となってしまう。収容箱が積み上がった状態が不安定であると、1つの収容箱を取ったとき等に、残りの収容箱の段積が崩れるおそれもある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための収容箱は、底板、前板、後板、及び左右で一対の脇板を備える収容箱であって、前記底板と前記脇板とを連接する折り罫線を備え、一方の前記脇板から他方の前記脇板へ向かう方向を長さ方向とし、前記折り罫線は、前記底板の前記長さ方向における前記前板側の端部である前側端部と前記底板の前記長さ方向における前記後板側の端部である後側端部とを結ぶ仮想直線を想定したとき、少なくとも前記折り罫線の何れか一方が、前記前側端部から前記仮想直線よりも前記脇板側を通って前記後側端部に至るように形成されている。
【0007】
上記構成によれば、折り罫線での折り曲げによって底板のなかで折り罫線に隣接する部分が凹み、この凹みにつられて、底板の長さ方向における中央部分も凹むように形成できる。したがって、底板は、外側への膨らみが抑制されることで、より平滑な底面を構成することができる。これにより、収容箱を積み上げたときにも崩れにくくなり、段積性を向上できる。
【0008】
上記収容箱において、前記折り罫線は、少なくとも一部に、半切れ線、ミシン目線、前記半切れ線及び前記ミシン目線の組み合わせのうちの何れかを備えているように構成してもよい。上記構成によれば、折り罫線における半切れ線、ミシン目線、半切れ線及びミシン目線の組み合わせのうちの何れかを備える部分で、脇板が底板に対して折り曲げ易くなる。その結果、底板に対する脇板の曲げ位置のばらつきを抑えることができるので、結果として底板の外側への膨らみを抑制することができる。
【0009】
上記収容箱において、前記折り罫線は、前記前側端部から前記後側端部の方向へ延びる前側罫線部と、前記後側端部から前記前側端部の方向へ延びる後側罫線部と、前記前側罫線部と前記後側罫線部との間に位置する中間罫線部と、を備え、前記中間罫線部の少なくとも一部に、前記半切れ線、前記ミシン目線、前記半切れ線及び前記ミシン目線の組み合わせのうちの何れかが設けられているように構成してもよい。
【0010】
上記構成によれば、中間罫線部が半切れ線、ミシン目線、半切れ線及びミシン目線の組み合わせのうちの何れかを備えていることで、当該位置で脇板を底板に対して折り曲げ易くなる。中間罫線部は、仮想直線から最も離れた部分を含むため、折り曲げるときにひずみが生じて折れにくい。中間罫線部が半切れ線、ミシン目線、半切れ線及びミシン目線の組み合わせのうちの何れかを備えていることで、脇板を安定して折り曲げることができる。その結果、底板に対する脇板の曲げ位置のばらつきを抑えることができるので、結果として底板の外側への膨らみを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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