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公開番号2025124093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024019883
出願日2024-02-14
発明の名称防音室
出願人テレキューブ株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/12 20060101AFI20250819BHJP(建築物)
要約【課題】組立や保守の作業性を向上させることができる防音室を提供する。
【解決手段】出入口を通じてユーザが出入り可能な執務空間が形成された筐体12と、出入口に設けられた扉枠21と、ヒンジ42を介して扉枠に開閉可能に取り付けられた扉13と、該扉を施解錠可能な電気錠43と、該電気錠の動作を制御する制御盤44と、電気錠の施解錠状態を手動で切り替え可能なサムターンとを備えた可搬式の防音室において、筐体は、扉枠と横並びに設けられる袖パネル22を有し、該袖パネルは、外袖パネル48と内袖パネルとからなり、内外両袖パネル同士の間に設けられた空間に、電気錠と、制御盤と、制御盤と電気錠との間の配線を収容し、電気錠は、扉に設けられた受け金具45の係止穴に対して進退動させる係止部材を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
出入口を通じてユーザが出入り可能な執務空間が形成された筐体と、
前記出入口に設けられた扉枠と、
ヒンジを介して前記扉枠に開閉可能に取り付けられた扉と、
該扉を施解錠可能な電気錠と、
該電気錠の動作を制御する制御盤と、
前記電気錠の施解錠状態を手動で切り替え可能なサムターンと、
を備えた可搬式の防音室において、
前記筐体は、前記扉枠と横並びに設けられる袖パネルを有し、
該袖パネルは、外袖パネルと内袖パネルとからなり、内外両袖パネル同士の間に設けられた空間に、前記電気錠と、前記制御盤と、前記制御盤と前記電気錠との間の配線を収容し、
前記電気錠は、前記扉に設けられた受け金具の係止穴に対して進退動させる係止部材を有していることを特徴とする防音室。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記内袖パネルは、前記電気錠の配置に対応する高さ位置で上内袖パネルと下内袖パネルの上下に分割して設けられ、
前記下内袖パネルは、前記電気錠に対して前記サムターンを連結するための孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の防音室。
【請求項3】
前記上内袖パネルは、前記扉枠から離れる方向に回動して開くことを特徴とする請求項2記載の防音室。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防音室に関し、詳しくは、屋内や屋外に設置して使用可能な可搬式の防音室に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、各企業におけるテレワークへの関心の高まりを受けて、テレワーカを対象とする可搬式の防音室が開発され、運用に至っている(例えば、特許文献1参照)。この種の防音室は、出入口の横隣りに袖パネルと呼ばれる壁部が設けられ、その内部に電気錠の動作を制御する制御盤が組み込まれている。電気錠は、出入口を開閉する開き扉に組み込まれており、扉枠に設けられた受け金具の係止穴に対して係止部材(デッドボルト)を進退動させて扉を施解錠できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-28995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来方式では、扉の開閉上、ヒンジが袖パネルと反対側に設けられているため、制御盤と電気錠との間の配線がヒンジの近くを折り返し点としてUターン状に長くなり、しかも、扉の内部を通じて配線を行う必要があることから、防音室の組立や保守の作業性を低下させる要因となっていた。
【0005】
そこで本発明は、組立や保守の作業性を向上させることができる防音室を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の防音室は、出入口を通じてユーザが出入り可能な執務空間が形成された筐体と、前記出入口に設けられた扉枠と、ヒンジを介して前記扉枠に開閉可能に取り付けられた扉と、該扉を施解錠可能な電気錠と、該電気錠の動作を制御する制御盤と、前記電気錠の施解錠状態を手動で切り替え可能なサムターンと、を備えた可搬式の防音室において、前記筐体は、前記扉枠と横並びに設けられる袖パネルを有し、該袖パネルは、外袖パネルと内袖パネルとからなり、内外両袖パネル同士の間に設けられた空間に、前記電気錠と、前記制御盤と、前記制御盤と前記電気錠との間の配線を収容し、前記電気錠は、前記扉に設けられた受け金具の係止穴に対して進退動させる係止部材を有していることを特徴としている。
【0007】
また、前記内袖パネルは、前記電気錠の配置に対応する高さ位置で上内袖パネルと下内袖パネルの上下に分割して設けられ、前記下内袖パネルは、前記電気錠に対して前記サムターンを連結するための孔が設けられていることを特徴としている。さらに、前記上内袖パネルは、前記扉枠から離れる方向に回動して開くことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の防音室によれば、制御盤と電気錠との間の配線を短い距離で、かつ、扉の内部を通さず行うことが可能となり、防音室の組立や保守の作業性を向上させることができる。とりわけ、可動部のない配線によって断線しにくく、耐久性、コストの点からも有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一形態例を示す防音室の正面図である。
同じく左側面図である。
同じく右側面図である。
同じく平面図である。
図1のV-V断面図である。
図3のVI-VI断面図である。
図1のVII-VII断面図である。
袖パネル内の配線空間に設けられた電気回路の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1乃至図8は、本発明の一形態例を示すもので、防音室11は、図1乃至図7に示すように、筐体12と扉13とによって形成され、ユーザが入室して執務を行うことができる執務空間を有し、例えば、駅構内、空港、商業施設、展示場、屋外の広場、店舗の内部、ホテル、共同住宅、又はオフィス内のように、さまざまな人が通行する場所に設置される。また、防音室11は、インターネットなどのネットワークを介して外部機器との間でデータを送受信することができる。防音室11を利用するユーザは、例えば、防音室11に設置されたテレビ会議用端末を用いて、テレビ会議機能を有する外部機器を利用するユーザとの間でテレビ会議を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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