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公開番号
2025123375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2025099866,2021147403
出願日
2025-06-16,2021-09-10
発明の名称
光硬化性樹脂組成物、ハードコートフィルム及びそれを用いたプラスチック成形品
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
C08F
290/06 20060101AFI20250815BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】破断伸度が高く成形性が良好であると共に、耐摩耗性及び耐薬品性に優れ、インサート成形などの成形用途に適した光硬化性樹脂組成物、及びこれを用いた成形用ハードコートフィルム、プラスチック成形品を提供する。
【解決手段】エチレングリコールとイソホロンジイソシアネートとグリセリン骨格を有する多官能(メタ)アクリレートとを反応させたウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、光重合開始剤と、を含むことを特徴とする光硬化性樹脂組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エチレングリコールとイソホロンジイソシアネートとグリセリン骨格を有する多官能(メタ)アクリレート(a1)とを反応させたウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)と、光重合開始剤(B)と、を含むことを特徴とする光硬化性樹脂組成物。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記(a1)が、植物由来原料を使用したバイオマスの(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項1記載の光硬化性樹脂組成物。
【請求項3】
更に抗ウイルス剤(C)を含むことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の光硬化性樹脂組成物。
【請求項4】
プラスチック基材上に請求項1~3いずれか記載の光硬化性樹脂組成物の硬化層を有することを特徴とする成形用ハードコートフィルム。
【請求項5】
請求項4記載のハードコートフィルムを用いたプラスチック成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は光硬化性の樹脂組成物、その樹脂硬化層を有するハードコートフィルム及びそれを用いたプラスチック成形品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリル系の光硬化型樹脂は、プラスチックフィルムやプラスチック成形物表面に特別な性能を付与するために多くの分野で用いられており、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に塗布して高硬度を付与したハードコートフィルムは、タッチパネル用フィルムや成形用フィルムとして大量に使用されている。
【0003】
これらのなかで特に成形用としては、フィルム表面に絵柄を印刷後、加熱により軟化させた状態で3次元成形を行うインサートフィルムが良く知られているが、フィルムに塗布されたハードコート樹脂層を硬くすると、立体形状に加工する際に曲面においてマイクロクラックが入りやすくなり、加工形状には制約があった。そのため過去に出願人は、表面硬度と成形性を両立させるインサート成形用のハードコート樹脂として、トリアジン環含有(メタ)アクリレートプレポリマーと平均一次粒子径が80~500nmの有機微粒子を含むハードコート剤を発明している(特許文献1)。このハードコート剤は膜厚が1~10μmで十分な柔軟性と表面物性が両立可能な優れるものであった。
【0004】
こうした成形用途に適したハードコート剤を選定することで、加工面での制約はある程度緩和されてはきたが、深い絞込みが必要とされる用途ではまだ伸び性が不足する場合があり、また頻繁に人手に触られる用途、例えば自動車の内装分野等では、手の表面についているハンドクリームがハードコートの表面皮膜を侵し、長期にわたる使用では表面皮膜がはがれると言う課題があった。更に近年では、石油資源の枯渇の懸念や、地球温暖化、気候変動を引き起こす空気中の二酸化炭素の増加問題から、原料を石油資源に依存せず、また燃焼させても二酸化炭素を増加させないカーボンニュートラルが成り立つバイオマス資源が大きく注目を集めるようになっており、良好な加工特性(伸び性)と耐薬品性を両立させるという特性に加えて、ハードコート剤自体のバイオマス化についても要望が高まってきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4848200号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、破断伸度が高く成形性が良好であると共に、耐摩耗性及び耐薬品性に優れ、インサート成形などの成形用途に適した光硬化性樹脂組成物、及びこれを用いた成形用ハードコートフィルム、プラスチック成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を達成するため請求項1の発明は、エチレングリコールとイソホロンジイソシアネートとグリセリン骨格を有する多官能(メタ)アクリレート(a1)とを反応させたウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)と、光重合開始剤(B)と、を含むことを特徴とする光硬化性樹脂組成物を提供する。
【0008】
請求項2の発明は、前記(a1)が、植物由来原料を使用したバイオマスの(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項1記載の光硬化性樹脂組成物を提供する。
【0009】
請求項3の発明は、更に抗ウイルス剤(C)を含むことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の光硬化性樹脂組成物を提供する。
【0010】
請求項4の発明は、プラスチック基材上に請求項1~3いずれか記載の光硬化性樹脂組成物の硬化層を有することを特徴とする成形用ハードコートフィルムを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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