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公開番号2025122128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025086509,2025500191
出願日2025-05-23,2024-12-26
発明の名称粘着フィルム及び粘着フィルムの製造方法
出願人バンドー化学株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C09J 7/38 20180101AFI20250813BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】基材に貼り付けても粘着剤層と上記基材との間に気泡が入り難く、基材側から観察したときに、粘着剤層の表面の凹凸構造の跡が視認し難い粘着フィルム及び上記粘着フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の粘着フィルムは、樹脂フィルムと、粘着剤層とを有し、上記粘着剤層の上記樹脂フィルム側と反対側の面は、算術平均粗さが3.5μm以上、14.0μm以下であり、最大高さが20.0μm以上、75.0μm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂フィルムと、粘着剤層とを有し、
前記粘着剤層の前記樹脂フィルム側と反対側の面は、算術平均粗さが3.5μm以上、14.0μm以下であり、最大高さが20.0μm以上、75.0μm以下である、粘着フィルム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記樹脂フィルムと前記粘着剤層との間に、更にプライマー層を有する、請求項1に記載の粘着フィルム。
【請求項3】
前記プライマー層は、モノアミノエチル化アクリルポリマーを含む、請求項2に記載の粘着フィルム。
【請求項4】
前記粘着剤層は、ポリエステル系粘着剤を含む、請求項1~3のいずれかに記載の粘着フィルム。
【請求項5】
前記プライマー層は、モノアミノエチル化アクリルポリマーを含み、かつ
前記粘着剤層は、ポリエステル系粘着剤を含む、請求項2に記載の粘着フィルム。
【請求項6】
前記粘着剤層は、ホットメルト粘着剤を含む、請求項1~5のいずれかに記載の粘着フィルム。
【請求項7】
前記樹脂フィルムは、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体又はポリカーボネートを含む、請求項1~6のいずれかに記載の粘着フィルム。
【請求項8】
前記樹脂フィルムは、ポリ塩化ビニルを含む、請求項1~6のいずれかに記載の粘着フィルム。
【請求項9】
前記樹脂フィルムは、ポリ塩化ビニルを含み、かつ
前記プライマー層は、モノアミノエチル化アクリルポリマーを含む、請求項2、4又は6に記載の粘着フィルム。
【請求項10】
前記樹脂フィルムは、ポリ塩化ビニルを含み、かつ
前記粘着剤層は、ポリエステル系粘着剤を含む、請求項1、2、3又は6に記載の粘着フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
以下の開示は、粘着フィルム及び粘着フィルムの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、粘着フィルムを基材に貼り付けることによって、上記基材に色彩、模様、図柄、文字等の意匠を付与したり、上記基材の表面を保護することが行われている。例えば、特許文献1には、基材又は剥離材上に、主成分として構成単位の主鎖に炭素原子を有する炭化水素系樹脂を含む樹脂部分(X)と、シリカ粒子を含む微粒子からなる粒子部分(Y)とを含む樹脂層を有し、少なくとも前記基材又は剥離材が設けられた側とは反対側の当該樹脂層の表面(α)が粘着性を有する粘着シートであって、前記樹脂層が、表面(α)側から厚さ方向に対して順に、層(Xα)及び層(Y1)を有する多層構造体からなり、前記樹脂層の表面(α)側から厚さ方向に対して、エネルギー分散型X線分析装置を用いてケイ素原子に由来のピーク強度(Si)と炭素原子に由来のピーク強度(C)との強度比〔Si/C〕を測定した際、層(Xα)における当該強度比が0.10未満であり、層(Y1)における当該強度比が0.10以上であり、表面(α)上に、不定形の凹部が存在する、粘着シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/152350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
基材に対して粘着フィルムを貼り付けて意匠を付与する方法としては、基材の表側から粘着フィルムを貼り付ける方法が一般的であるが、充分な光沢や奥行き感が得られないことがあるため、基材の背面側から粘着フィルムを貼り付ける方法が検討されている。従来、基材に粘着フィルムを貼り付ける際に、粘着フィルムの粘着剤層と基材との間に気泡が混入するエアー噛みが発生することがあった。本発明者の検討によると、特に上記基材が透明であり、透明基材の背面側から粘着フィルムを貼り付ける場合は、透明基材の前面側から加飾成形品を観察したときに、エアー噛みの気泡や、粘着剤層の表面形状が視認され、基材に粘着フィルムを貼り付けた加飾成形品の外観が劣ることがあった。
【0005】
本発明は上記現状に鑑みてなされたものであり、基材に貼り付けても粘着剤層と上記基材との間に気泡が入り難く、基材側から観察したときに、粘着剤層の表面の凹凸構造の跡が視認し難い粘着フィルム及び上記粘着フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一実施形態は、樹脂フィルムと、粘着剤層とを有し、上記粘着剤層の上記樹脂フィルム側と反対側の面は、算術平均粗さが3.5μm以上、14.0μm以下であり、最大高さが20.0μm以上、75.0μm以下である、粘着フィルム。
【0007】
(2)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記樹脂フィルムと上記粘着剤層との間に、更にプライマー層を有する、粘着フィルム。
【0008】
(3)また、本発明のある実施形態は、上記(2)の構成に加え、上記プライマー層は、モノアミノエチル化アクリルポリマーを含む、粘着フィルム。
【0009】
(4)また、本発明のある実施形態は、上記(1)~(3)のいずれかの構成に加え、上記粘着剤層は、ポリエステル系粘着剤を含む、粘着フィルム。
【0010】
(5)また、本発明のある実施形態は、上記(2)の構成に加え、上記プライマー層は、モノアミノエチル化アクリルポリマーを含み、かつ上記粘着剤層は、ポリエステル系粘着剤を含む、粘着フィルム。
(【0011】以降は省略されています)

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