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公開番号2025109188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2025000108
出願日2025-01-06
発明の名称変性ポリマー及びその製造方法
出願人バンドー化学株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類C08F 8/34 20060101AFI20250716BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】混練加工性が優れる変性ポリマーを提供する。
【解決手段】変性ポリマーは、エチレン-α-オレフィンエラストマーがメルカプト基を有する化合物で変性されたものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
エチレン-α-オレフィンエラストマーがメルカプト基を有する化合物で変性された変性ポリマー。
続きを表示（約 650 文字）【請求項２】
請求項１に記載された変性ポリマーにおいて、
前記エチレン-α-オレフィンエラストマーのエチレン含量が４０質量％以上７０質量％以下である変性ポリマー。
【請求項３】
請求項１に記載された変性ポリマーにおいて、
前記エチレン-α-オレフィンエラストマーがエチレン-プロピレン-ジエンモノマーを含む変性ポリマー。
【請求項４】
請求項３に記載された変性ポリマーにおいて、
前記エチレン-プロピレン-ジエンモノマーのジエン成分がエチリデンノボルネンであり、かつ、前記エチレン-プロピレン-ジエンモノマーのジエン含量が４質量％以上１２質量％以下である変性ポリマー。
【請求項５】
請求項１に記載された変性ポリマーにおいて、
前記メルカプト基を有する化合物が３-メルカプトプロピオン酸及びそのエステル並びにメルカプト酢酸及びそのエステルのうちの１種又は２種以上を含む変性ポリマー。
【請求項６】
エチレン-α-オレフィンエラストマー、メルカプト基を有する化合物及び反応開始剤を混練しながら反応させて前記エチレン-α-オレフィンエラストマーを前記メルカプト基を有する化合物で変性させる変性ポリマーの製造方法。
【請求項７】
請求項６に記載された変性ポリマーの製造方法において、
前記反応開始剤が有機過酸化物のパーオキシカーボネート類である変性ポリマーの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、変性ポリマー及びその製造方法に関する。
続きを表示（約 910 文字）【背景技術】
【０００２】
ゴム製品を形成する架橋ゴム組成物のゴム成分として変性ポリマーを用いることが知られている。例えば特許文献１には、ゴルフボールのコアを形成する架橋ゴム組成物のゴム成分として、ポリブタジエンゴムをメルカプト酢酸で変性した変性ポリマーを用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０００－０８６８１７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、例えばカルボン酸で酸変性されたエチレン-プロピレン-ジエンモノマーは、カルボキシル基の導入により粘度が高められる。そのため、これをゴム成分とする未架橋ゴム組成物を作製する場合、ゴム配合剤を配合して混練する際の混練加工性が劣るという問題がある。
【０００５】
本発明の課題は、混練加工性が優れる変性ポリマーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、エチレン-α-オレフィンエラストマーがメルカプト基を有する化合物で変性された変性ポリマーである。
【０００７】
本発明は、エチレン-α-オレフィンエラストマー、メルカプト基を有する化合物及び反応開始剤を混練しながら反応させて前記エチレン-α-オレフィンエラストマーを前記メルカプト基を有する化合物で変性させる変性ポリマーの製造方法である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、メルカプト基を有する化合物で変性されたエチレン-α-オレフィンエラストマーであることにより、優れた混練加工性を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、実施形態について詳細に説明する。
【００１０】
実施形態に係る変性ポリマーは、エチレン-α-オレフィンエラストマーがメルカプト基を有する化合物（以下「化合物Ａ」という。）で変性されたものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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