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公開番号2025121522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024016958
出願日2024-02-07
発明の名称床下地材
出願人イイダ産業株式会社
代理人個人,個人
主分類E04F 15/16 20060101AFI20250813BHJP(建築物)
要約【課題】緩衝機能を好適に発揮させることのできる床下地材を提供する。
【解決手段】床下地材11は、基台と床仕上材との間に配置される。床下地材11は、基台に接着される接着面11aを有する。床下地材11は、ニードルパンチ不織布層21と、ニードルパンチ不織布層21の上面21aを被覆する第1被覆層31と、ニードルパンチ不織布層21の下面21bを被覆する第2被覆層41とを備える。第2被覆層41は、ニードルパンチ不織布層21に固定される。基台に接着される接着面11aは、第2被覆層41の下面41bにより構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基台と床仕上材との間に配置され、前記基台に接着される接着面を有する床下地材であって、
ニードルパンチ不織布層と、
前記ニードルパンチ不織布層の上面を被覆する第1被覆層と、
前記ニードルパンチ不織布層の下面を被覆する第2被覆層と、を備え、
前記第2被覆層は、前記ニードルパンチ不織布層に固定され、
前記接着面は、前記第2被覆層の下面により構成される、床下地材。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記第1被覆層は、スパンボンド不織布層を含む、請求項1に記載の床下地材。
【請求項3】
前記ニードルパンチ不織布層と前記第1被覆層とを接着する接着材料層をさらに備える、請求項1に記載の床下地材。
【請求項4】
前記接着材料層の面密度は、5g/m

以上、350g/m

以下の範囲内である、請求項3に記載の床下地材。
【請求項5】
前記接着材料層は、ホットメルト型接着剤により構成される、請求項3に記載の床下地材。
【請求項6】
前記ホットメルト型接着剤は、ポリエチレン系樹脂を含有する、請求項5に記載の床下地材。
【請求項7】
前記第2被覆層は、前記ニードルパンチ不織布層を形成するためのニードルパンチ不織布の両主面のうち、一方の主面に沿って前記ニードルパンチ不織布の繊維を溶融させることで形成した溶融層を含む、請求項1に記載の床下地材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、床下地材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されるように、木質床板の裏面側に不織布が積層される防音床材が知られている。この防音床材は、接着剤を用いて床下地に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平07-166617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような不織布層を備える床下地材において、緩衝機能をより発揮できる構成が望まれている。
そこで、本発明の目的は、緩衝機能を好適に発揮させることのできる床下地材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する床下地材の各態様について説明する。
態様1の床下地材は、基台と床仕上材との間に配置され、前記基台に接着される接着面を有する床下地材であって、ニードルパンチ不織布層と、前記ニードルパンチ不織布層の上面を被覆する第1被覆層と、前記ニードルパンチ不織布層の下面を被覆する第2被覆層と、を備え、前記第2被覆層は、前記ニードルパンチ不織布層に固定され、前記接着面は、前記第2被覆層の下面により構成される。
【0006】
この構成によれば、ニードルパンチ不織布層は、繊維同士が交絡した構造を有するため、緩衝機能が発揮され易く、かつ形状が維持され易い緩衝層となる。また、床下地材を基台に接着する際に、ニードルパンチ不織布層の下面を被覆する第2被覆層によって、ニードルパンチ不織布層への接着剤の侵入を抑えることができる。これにより、ニードルパンチ不織布層の緩衝性能が接着剤により低下されることを抑えることができる。また、ニードルパンチ不織布層の上面が第1被覆層により被覆されることで、第1被覆層により分散された荷重をニードルパンチ不織布層に伝達させることができる。これにより、ニードルパンチ不織布層への荷重の集中が緩和されることで、ニードルパンチ不織布層の緩衝性能を継続して発揮させる耐久性を高めることができる。
【0007】
態様2の床下地材では、態様1において、前記第1被覆層は、スパンボンド不織布層を含んでもよい。この構成によれば、スパンボンド不織布層は、繊維が熱融着された熱融着部を有するため、第1被覆層の形状安定性を高めることができる。これにより、第1被覆層からニードルパンチ不織布層に加わる荷重をより分散させることができる。
【0008】
態様3の床下地材は、態様1又は態様2において、前記ニードルパンチ不織布層と前記第1被覆層とを接着する接着材料層をさらに備えてもよい。この構成によれば、第1被覆層からの荷重や衝撃が接着材料層を介してニードルパンチ不織布層に伝達され易くなる。
【0009】
態様4の床下地材では、態様3において、前記接着材料層の面密度は、5g/m

以上、350g/m

以下の範囲内であってもよい。この構成によれば、例えば、接着材料層による荷重の分散性能を発揮させるとともに、床下地材の反り変形を抑えることが可能となる。
【0010】
態様5の床下地材では、態様3又は態様4において、前記接着材料層は、ホットメルト型接着剤により構成されてもよい。この構成によれば、ホットメルト型接着剤は、冷却によって比較的速やかに固化させることができる。このようなホットメルト型接着剤は、ニードルパンチ不織布層の上面に留まっている状態でニードルパンチ不織布層の上面付近で固化させ易い。このため、接着材料層を形成する接着剤がニードルパンチ不織布層に侵入することを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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