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公開番号
2025119746
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014718
出願日
2024-02-02
発明の名称
導電性部材、導電性部材の接続構造、導電性部材の接続方法
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
4/58 20060101AFI20250807BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 繰り返しの接続作業時においても、効率よく酸化被膜を破壊して導通させることが可能な導電性部材等を提供する。
【解決手段】 導電性部材3aは、導電性部材3bと電気的に接続される例えば平板状のバスバ等であり、アルミニウム製である。導電性部材3aの一部には、導電性部材3bとの接続部11が設けられる。接続部11の近傍において、導電性部材3aの表面には、複数の突起15a。15b、15cが形成される。突起は、高さの異なる複数のグループからなる。例えば、最も相対的に高さが高い突起15aからなるグループと、次に高さが高い突起15bからなるグループと、最も高さが低い突起15cからなるグループとからなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
他の部材と電気的に接続されるアルミニウム製の導電性部材であって、
他の部材との接続部と、
前記接続部の近傍において、表面に形成される複数の突起と、
を具備し、
前記突起は、高さの異なる複数のグループからなることを特徴とする導電性部材。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
相対的に高さの低いグループの前記突起の基部面積が、相対的に高さの高いグループの前記突起の基部面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の導電性部材。
【請求項3】
前記接続部の周囲において、
前記接続部に近い領域には、相対的に高さの低いグループの前記突起が配置され、前記接続部から離れた領域には、相対的に高さの高いグループの前記突起が配置されることを特徴とする請求項1記載の導電性部材。
【請求項4】
前記突起は、錘状であることを特徴とする請求項1記載の導電性部材。
【請求項5】
前記突起は、少なくとも3以上の高さの異なるグループからなることを特徴とする請求項1記載の導電性部材。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の導電性部材と、他の部材との電気的な接続構造であって、
前記導電性部材の前記突起の形成面が前記他の部材と面接触して、前記接続部で接続され、
前記突起の少なくとも一部がつぶれていることを特徴とする導電性部材の接続構造。
【請求項7】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の導電性部材と、他の部材との電気的な接続方法であって、
前記導電性部材の前記突起の形成面と接続対象とを面接触させて、前記接続部で接続する第1接続工程と、
前記導電性部材を接続対象から取り外し、前記導電性部材の前記突起の形成面を接続対象と面接触させて、前記接続部で接続する第2接続工程と、
を具備し、
前記第1接続工程では、相対的に最も高いグループの前記突起を潰して接続を行い、前記第2接続工程では、次に高さの低いグループの前記突起を潰して接続を行い、前記第1接続工程における接続トルクよりも、前記第2接続工程における接続トルクを高く設定することを特徴とする導電性部材の接続方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、他の導電性部材と接合されるアルミニウム製の導電性部材等に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば自動車において、電気で駆動する電気機器や、各種の制御等を行うセンサなど、多くの電気部品が用いられている。このような電気部品は、電力線や信号線として種々の導電部材を介して電力供給源であるバッテリーと接続される。このような電線配索構造として、例えば、バッテリーと接続される幹線バスバを用い、幹線バスバに対して、所定の電気機器や分岐線等を接続する方法がある。
【0003】
一方、軽量化のために、導電性部材としてアルミニウムが使用される場合がある。アルミニウムは軽量であり、導電率が高いことが知られているが、アルミニウムの表面には10μm程度の厚みの緻密な酸化物が形成される。このため、アルミニウム製の導電部材と他の導電部材とを接触させて導通を得ようとすると、酸化物による抵抗の増加の影響を受ける。
【0004】
これに対し、アルミニウム製の導電部材の表面に、半球状の突起を形成し、締結時に突起の変形によって表面の酸化被膜を破壊する方法が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-82637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1では、一度接続を行うと、突起が潰れた状態で酸化被膜が再度生成されるため、接続作業をやり直す際には、効果を十分に得ることができない。また、突起高さの上限と下限の記載はあるものの、突起の高さは所定のばらつきの範囲で形成されるものであるため、必ずしも再現性良く効果を得ることができるわけではない。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、繰り返しの接続作業時においても、効率よく酸化被膜を破壊して導通させることが可能な導電性部材等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達するために第1の発明は、他の部材と電気的に接続されるアルミニウム製の導電性部材であって、他の部材との接続部と、前記接続部の近傍において、表面に形成される複数の突起と、を具備し、前記突起は、高さの異なる複数のグループからなることを特徴とする導電性部材である。
【0009】
相対的に高さの低いグループの前記突起の基部面積が、相対的に高さの高いグループの前記突起の基部面積よりも大きいことが望ましい。
【0010】
前記接続部の周囲において、前記接続部に近い領域には、相対的に高さの低いグループの前記突起が配置され、前記接続部から離れた領域には、相対的に高さの高いグループの前記突起が配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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