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公開番号2025118710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025073176,2021048211
出願日2025-04-25,2021-03-23
発明の名称エポキシ樹脂、硬化性樹脂組成物、およびその硬化物
出願人日本化薬株式会社
代理人
主分類C08G 59/06 20060101AFI20250805BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、その硬化物が低誘電特性、低吸水性、難燃性に優れるエポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025118710000014.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">43</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式(1)中、nは繰り返し数であり、その平均値は1<n<20である。Rはベンゼン環の水素原子が炭素数1~6の炭化水素基で置換されていてもよいベンジル基を示す。pはそれぞれ0~4の実数を表し、pの平均値は1.0~2.0である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
TIFF
2025118710000011.tif
43
170
(式(1)中、nは繰り返し数であり、その平均値は1<n<20である。Rは下記式(2)で表される置換基を示す。pはそれぞれ0~4の実数を表し、pの平均値は1.0~2.0である。)
TIFF
2025118710000012.tif
25
170
(式(2)中、*は式(1)の芳香環への結合部分を表す。Xは水素原子または炭素数1~6の炭化水素基を示す。qは0~5の実数を表す。)
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
下記式(3)で表されるエポキシ樹脂。
TIFF
2025118710000013.tif
57
170
(式(3)中、nは繰り返し数であり、その平均値は1<n<20である。)
【請求項3】
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による重量平均分子量が400~3000である請求項1または2に記載のエポキシ樹脂。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂を含有する硬化性樹脂組成物。
【請求項5】
さらに、アミン系硬化剤を含有する請求項4に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項6】
請求項4または5に記載の硬化性樹脂組成物を硬化した硬化物。
【請求項7】
ジシクロペンタジエン系化合物とフェノール系化合物の重縮合物と、ベンジル化剤とを反応させてフェノール樹脂を得る工程と、前記フェノール樹脂をエポキシ化する工程を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は特定構造を有するエポキシ樹脂、硬化性樹脂組成物、およびその硬化物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
エポキシ樹脂は、電気的性質(誘電率・誘電正接、絶縁性)、機械的性質、接着性、熱的性質(耐熱性など)などに優れているため、注型品、積層板、IC封止材料等の電気・電子分野、構造用材料、接着剤、塗料等の分野で幅広く用いられている。
【0003】
近年、電気・電子分野においては、樹脂組成物の難燃性、耐湿性、密着性、誘電特性等の性能向上、高純度化、フィラー(無機または有機充填剤)を高充填させるための低粘度化、成型サイクルを短くするための反応性向上等の諸特性の一層の向上が求められている(特許文献1)。また、構造用材料としては航空宇宙材料、レジャー・スポーツ器具用途などにおいて軽量で機械物性の優れた材料が求められている。特に半導体封止分野、基板(基板自体、もしくはその周辺材料)においては、その半導体の変遷に従い、薄層化、スタック化、システム化、三次元化と複雑になっていき、非常に高いレベルの耐熱性や高流動性といった要求特性が求められる。
【0004】
高機能化で特に要求される特性としては耐湿性(低吸水性)、難燃性等が挙げられる。例えば、半導体パッケージ基板向け銅張積層板のような用途の場合、吸水しやすい材料の場合、はんだリフロー時の不具合発生原因ともなりうる。また、難燃性においてはハロゲン系難燃剤を用いない環境負荷低減が求められており、近年ではリン系の難燃剤などが検討されている(非特許文献1)。但し、リン系難燃剤の場合、添加量が増えるにつれて機械特性、電気特性、耐湿性などの諸特性を損ないやすく、マトリックス樹脂であるエポキシ樹脂やフェノール樹脂自体に難燃性を付与することが重要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-147854号公報
【非特許文献】
【0006】
パナソニック電工技報(Vоl.58 Nо.3.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑み、その硬化物が低誘電特性、低吸水性、難燃性に優れるエポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究した結果、本発明を完成させるに到った。すなわち本発明は以下の[1]~[7]に関する。
[1]
下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
【0009】
TIFF
2025118710000001.tif
43
170
【0010】
(式(1)中、nは繰り返し数であり、その平均値は1<n<20である。Rは下記式(2)で表される置換基を示す。pはそれぞれ0~4の実数を表し、pの平均値は1.0~2.0である。)
(【0011】以降は省略されています)

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