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公開番号2025107792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001226
出願日2024-01-09
発明の名称マレイミド樹脂混合物、その製造方法、及びマレイミド樹脂混合物を含む組成物
出願人日本化薬株式会社
代理人
主分類C08L 35/00 20060101AFI20250714BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高い光硬化性を有し、耐熱性が高く、樹脂との相溶性に優れるマレイミド樹脂混合物を提供すること、また、耐熱性や絶縁性を損なうことなく、十分な光硬化性を有する硬化樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】下記式(I)で表されるマレイミド樹脂混合物及びそれを含む樹脂組成物により上記課題を解決できる。
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(R1は互いに独立して、同一又は異なっていてもよく、R1の少なくとも一つは直鎖又は分岐の炭化水素基であり、nは繰り返し数であり、0≦n<10の実数を表す。)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式で(I)で表されるマレイミド樹脂混合物。
TIFF
2025107792000017.tif
64
170
(R

は互いに独立して、同一又は異なっていてもよく、R

の少なくとも一つは直鎖又は分岐の炭化水素基であり、nは繰り返し数であり、0≦n<10の実数を表す。)
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記式(I)、R

の少なくとも1つが(A-1)から(A-5)で表される直鎖又は分岐アルキル基である請求項1記載のマレイミド樹脂混合物。
TIFF
2025107792000018.tif
42
170
(式(A-1)から(A-5)中、波線は窒素原子との結合部位である。)
【請求項3】
前記式(I)のマレイミド樹脂の重量平均分子量が2000以下であり、常温で液状である請求項1記載のマレイミド樹脂混合物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項記載のマレイミド樹脂と硬化性樹脂及び又は硬化促進剤を含むマレイミド樹脂組成物混合物。
【請求項5】
マレイミド樹脂の製造方法であって、下記式(II)で表されるイソシアネート化合物混合物。
TIFF
2025107792000019.tif
42
170
(R

は互いに独立して、同一又は異なっていてもよく、R

の少なくとも一つは直鎖又は分岐の炭化水素基であり、nは繰り返し数であり、0≦n<10の実数を表す)と、下記式(III)で表される三級アルコール、又は下記式(IV)で表される置換ベンジルアルコールを反応させた反応物
TIFF
2025107792000020.tif
28
170
(R

は互いに独立して、同一又は異なっていてもよい有機基である)
TIFF
2025107792000021.tif
28
170
(R

は有機基である、)と、無水マレイン酸を酸性条件下で反応させて得られる下記式(I)
TIFF
2025107792000022.tif
64
170
(R

は互いに独立して、同一又は異なっていてもよく、R

の少なくとも一つは直鎖又は分岐の炭化水素基であり、nは繰り返し数であり、0≦n<10の実数を表す)で表されるマレイミド樹脂混合物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はマレイミド樹脂混合物、マレイミド樹脂の製造方法及びマレイミド樹脂混合物を含む組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
マレイミド樹脂は、エポキシ樹脂を超える耐熱性を有するとともに、エポキシ樹脂と同等の成型性を有し、更に低線膨張係数、高Tgという性質も有する化合物である。マレイミド化合物は単独で架橋させるか、または各種のマレイミド化合物もしくは架橋剤と反応させることにより、耐熱性、難燃性に優れた材料を与えることができ、封止材料、基盤材料、絶縁材料各種用途に使用されてきた。特に極めて高い耐熱性および成型性を両立することが必要な、高耐熱基盤材料、フレキシブル基板材料、高耐熱低誘電材料、高耐熱CFRP用材料(炭素繊維複合材料)、車載向けSiCパワーデバイス用高耐熱封止材料用途に使用される。
【0003】
近年ビスマレイミド樹脂とビスフェノール樹脂を使用した、プリプレグを硬化させたCFRP材料が開発されており、高い耐熱性で、軽量かつ高強度を有しているために航空産業や宇宙産業に応用されている。
【0004】
しかし、ビスマレイミド樹脂は、その剛直な構造により耐熱性に優れるものの、結晶性が高く室温で個体状であり融点や軟化点はかなり高く、溶融混合させる事が難しいという課題があった。また高い結晶性のために他の樹脂との相溶性にも課題があった。一方近年液状のビスマレイミド樹脂も開発されており、溶解性は良いもののTgが低く、耐熱性に劣るという課題があった。
【0005】
従って室温で液状であり、相溶性やハンドリング性が良好であり、且つ硬化後に高い耐熱性を示す新たなマレイミド樹脂が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特公平6-086425号公報
特開平2-269716号公報
特許第7066918号公報
特開2019-157097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って本発明は、硬化性、耐熱性が高く、溶解性にも優れる室温で液状のマレイミド樹脂混合物を提供すること、耐熱性を損なうことなく、十分な硬化性を有する硬化樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定の構造を有するマレイミド化合物混合物及びそれを含む樹脂組成物が上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明の用紙は以下の[1]~[5]に関する。
【0010】
[1]下記式(1)で表されるマレイミド樹脂混合物。
(【0011】以降は省略されています)

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