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公開番号2025117473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012342
出願日2024-01-30
発明の名称ガスコンロ、およびガスコンロに搭載されたコンロバーナ用の保護カバー
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類F24C 15/08 20060101AFI20250804BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】コンロ本体に天板を設置するのに伴ってバーナボディの上部に疵が付いてしまうことを抑制する。
【解決手段】コンロ本体に天板が設置された状態で、コンロバーナ40の上部を挿通孔から天板よりも上方に突出させることを前提に、コンロ本体の内部に固定されると共に上部が挿通孔に挿通されて天板よりも上方に露出するバーナボディ41と、バーナボディに着脱自在に載置されるバーナヘッド43とでコンロバーナを構成する。また、バーナヘッドを外した状態でバーナボディの上部を覆って装着されると共に着脱自在である保護カバー60を備え、この保護カバーを少なくとも天板を設置するに際して装着状態とする。そして、保護カバーは、バーナボディの上面を覆う上面部62と、バーナボディの上部外周の覆う外周部61とを備え、上面部には、バーナボディに保護カバーが装着された状態で、バーナボディへのバーナヘッドの載置を妨げる阻止部63を設ける。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
箱形状のコンロ本体の上面を覆って天板が設置された状態で、該コンロ本体に搭載されたコンロバーナの上部を、挿通孔から前記天板よりも上方に突出させたガスコンロにおいて、
前記コンロ本体の内部に固定され、上部が前記挿通孔に挿通されて前記天板よりも上方に露出するバーナボディと、該バーナボディに載置されることで燃料ガスと空気との混合ガスが流出する複数の炎口を画成し、該バーナボディに対して着脱自在であるバーナヘッドとで前記コンロバーナを構成し、
前記バーナヘッドを外した状態で前記バーナボディの上部を覆って装着されると共に着脱自在であり、少なくとも前記コンロ本体に前記天板を設置するに際して装着状態にある保護カバーを備え、
前記保護カバーは、前記バーナボディの上面を覆う上面部と、該バーナボディの上部外周を覆う外周部とを有し、
前記上面部には、前記バーナボディに前記保護カバーが装着された状態で、該バーナボディへの前記バーナヘッドの載置を妨げる阻止部が設けられている
ことを特徴とするガスコンロ。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載のガスコンロにおいて、
前記保護カバーの前記外周部の下端は、前記コンロ本体に前記天板が設置された状態で、前記バーナボディにおける前記挿通孔から上方に露出する部分よりも下方まで延設されている
ことを特徴とするガスコンロ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、
前記バーナヘッドの外縁部分から下方に向かって筒状の周壁が延設されていると共に、
前記バーナボディの上面には、前記バーナヘッドの前記周壁の下端面が載置される載置面が設けられており、
前記保護カバーが前記バーナボディに装着された状態で前記載置面の上方に位置する前記阻止部と、該載置面とでは、水平に対する角度が異なっている
ことを特徴とするガスコンロ。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、
前記バーナボディには、前記バーナヘッドが載置される際に、該バーナヘッドから下方に向かって突設された突出部が挿入される被挿入部が設けられており、
前記保護カバーが前記バーナボディに装着された状態で、前記阻止部は、前記被挿入部の上方に配置されている
ことを特徴とするガスコンロ。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、
前記バーナボディおよび前記バーナヘッドを上下方向に貫通する中央通路に設置された支持ポールの上端に取り付けられ、前記コンロバーナの上方に配置された調理容器に当接して温度を検出する温度センサを備え、
前記保護カバーの前記上面部には、前記支持ポールの外径よりも広く、且つ、前記温度センサの外径よりも狭い隙間を形成する隙間形成部が設けられており、
前記隙間形成部は、前記保護カバーが前記バーナボディに装着された状態で前記温度センサよりも下方に位置すると共に、該温度センサを前記隙間に通す際に撓んで該隙間を広げることが可能な可撓性素材で形成されている
ことを特徴とするガスコンロ。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、
前記保護カバーの前記上面部には、該保護カバーを前記バーナボディから取り外す際に作業者が指を掛けることが可能な指掛け部が設けられている
ことを特徴とするガスコンロ。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、
前記天板の開口部に該天板と平行に移動可能に設けられ、前記挿通孔が形成されたバーナリングと、
前記バーナヘッドを外した状態で前記バーナボディに上方から着脱自在に装着され、前記コンロ本体に前記天板を設置する際に前記挿通孔の中央と前記バーナボディの中央とを位置合わせする天板設置用治具と
を備え、
前記保護カバーが装着された前記バーナボディに上方から前記天板設置用治具を装着した場合には、前記バーナボディの上面と前記天板設置用治具との間に、前記保護カバーの前記上面部が介在している
ことを特徴とするガスコンロ。
【請求項8】
箱形状のコンロ本体の上面を覆って天板が設置された状態で、該コンロ本体に搭載されたコンロバーナの上部を、挿通孔から前記天板よりも上方に突出させたガスコンロにおける前記コンロバーナが、前記コンロ本体の内部に固定されると共に上部が前記挿通孔に挿通されて前記天板よりも上方に露出するバーナボディと、該バーナボディに載置されることで燃料ガスと空気との混合ガスが流出する複数の炎口を画成し、該バーナボディに対して着脱自在であるバーナヘッドとで構成されていることを前提に、前記バーナヘッドを外した状態で前記バーナボディの上部を覆って装着されると共に着脱自在であり、少なくとも前記コンロ本体に前記天板を設置するに際して装着状態にある保護カバーにおいて、
前記バーナボディの上面を覆う上面部と、該バーナボディの上部外周を覆う外周部とを有し、
前記上面部には、前記バーナボディに当該保護カバーが装着された状態で、該バーナボディへの前記バーナヘッドの載置を妨げる阻止部が設けられている
ことを特徴とする保護カバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、箱形状のコンロ本体の上面を覆って天板が設置された状態で、コンロ本体に搭載されたコンロバーナの上部を、挿通孔から天板よりも上方に突出させたガスコンロに関し、詳しくは、天板の設置に際してコンロバーナの上部を保護する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ガスコンロでは、箱形状のコンロ本体の上面を覆う天板を貫通して挿通孔が設けられており、コンロ本体に搭載されたコンロバーナの上部を、挿通孔から天板よりも上方に突出させた構造が一般に知られている。また、システムキッチンのワークトップに一体に組み込まれたビルトインタイプのガスコンロが普及しており、設置の際には、ワークトップに開口した収容空間にコンロ本体を嵌め込んだ後、コンロ本体の上面を覆って天板を取り付けるようになっている(例えば、特許文献1)。
【0003】
こうしたガスコンロに搭載のコンロバーナは、燃料ガスと空気との混合ガスが供給される混合室を有するバーナボディと、バーナボディに載置されて混合室の上面開口部を覆うバーナヘッドとを備えたものが一般的であり、コンロ本体の内部に固定されたバーナボディに対してバーナヘッドが着脱自在となっている。バーナボディにバーナヘッドを載置すると、バーナヘッドの外周に混合室と連通した炎口が複数画成され、混合室に供給された混合ガスは炎口から流出するため、点火によって混合ガスの燃焼が開始される。尚、バーナボディは、上部が挿通孔に挿通されて天板よりも上方に露出するようになっており、コンロ本体に天板を設置するに際して、バーナヘッドはバーナボディから取り外されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-169087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述のような従来のガスコンロでは、コンロ本体に天板を設置するのに伴ってバーナボディの上部を挿通孔に通す際に、挿通孔の周囲が接触する等によってバーナボディの上部に疵が付いてしまうことがあるという問題があった。特に、バーナボディに塗装などの表面処理が施されていると、軽度の接触による疵であっても目立ってしまう場合がある。
【0006】
この発明は、従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、ガスコンロのコンロ本体に天板を設置するのに伴ってバーナボディの上部に疵が付いてしまうことを抑制することが可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明のガスコンロは次の構成を採用した。すなわち、
箱形状のコンロ本体の上面を覆って天板が設置された状態で、該コンロ本体に搭載されたコンロバーナの上部を、挿通孔から前記天板よりも上方に突出させたガスコンロにおいて、
前記コンロ本体の内部に固定され、上部が前記挿通孔に挿通されて前記天板よりも上方に露出するバーナボディと、該バーナボディに載置されることで燃料ガスと空気との混合ガスが流出する複数の炎口を画成し、該バーナボディに対して着脱自在であるバーナヘッドとで前記コンロバーナを構成し、
前記バーナヘッドを外した状態で前記バーナボディの上部を覆って装着されると共に着脱自在であり、少なくとも前記コンロ本体に前記天板を設置するに際して装着状態にある保護カバーを備え、
前記保護カバーは、前記バーナボディの上面を覆う上面部と、該バーナボディの上部外周を覆う外周部とを有し、
前記上面部には、前記バーナボディに前記保護カバーが装着された状態で、該バーナボディへの前記バーナヘッドの載置を妨げる阻止部が設けられている
ことを特徴とする。
【0008】
このような本発明のガスコンロによれば、バーナボディの上面や上部外周が、保護カバーの上面部および外周部に覆われることにより、コンロ本体に天板を設置する際に挿通孔の周囲の接触などでバーナボディの上部に疵が付いてしまうことを抑制することができる。そして、コンロ本体に天板を設置した後、バーナボディに保護カバーを装着したままバーナヘッドを載置しようとすると、保護カバーの阻止部によって載置が妨げられるので、保護カバーの取り外し忘れを防ぐことが可能となる。
【0009】
上述した本発明のガスコンロにおける保護カバーの外周部の下端は、コンロ本体に天板が設置された状態で、バーナボディにおける挿通孔から上方に露出する部分よりも下方まで延設されていてもよい。
【0010】
このようにすれば、コンロ本体への天板の設置が完了するまでの過程で、挿通孔の周囲がバーナボディの外周に直接的に接触することがないので、バーナボディの外観(外周面)に疵が付いてしまうことを防ぐことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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