TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025115272
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009737
出願日
2024-01-25
発明の名称
積層連続体の製造装置及び製造方法
出願人
株式会社瑞光
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
A61F
13/15 20060101AFI20250730BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】弾性部材が連続シートからはみ出しにくい、一対の連続シートの間に弾性部材が配置されている積層連続体の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】製造装置100は、積層体搬送機構50と、吸引機構60と、を備える。積層体搬送機構は、第1方向D1に延びる弾性部材Eが第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて並べて配置されている弾性部材群EGを間に挟み込んだ状態の第1連続シートS1及び第2連続シートS2を、その連続方向に沿い、かつ、第1方向と交差する第3方向D3に搬送する。吸引機構60は、吸引口62a,62bを有し、積層体搬送機構により搬送されている第1連続シートと第2連続シートとの積層体L1において、第1連続シートの、第3方向D3と直交する第4方向D4における端部からはみ出した弾性部材を、吸引口から、第4方向における第1連続シートの中央側に吸引する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1連続シートと第2連続シートとの間に弾性部材が配置されている積層連続体の製造装置であって、
第1方向に延びる前記弾性部材が前記第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて並べて配置されている弾性部材群を間に挟み込んだ状態の前記第1連続シート及び前記第2連続シートを、前記第1連続シート及び前記第2連続シートの連続方向に沿い、かつ、前記第1方向と交差する第3方向に搬送する搬送機構と、
吸引口を有し、前記搬送機構により搬送されている前記第1連続シートと前記第2連続シートとの積層体において、前記第1連続シートの、前記第3方向と直交する第4方向における端部から前記第4方向にはみ出した前記弾性部材を、前記吸引口から、前記第4方向における前記第1連続シートの中央側に吸引する吸引機構と、
を備える製造装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第3方向において、前記吸引口より下流側に配置され、前記第3方向に搬送される前記積層体と、連続方向に沿って前記第3方向に搬送される第3連続シートとを重ね合わせて接合する合流ローラを更に備え、
前記第3連続シートは、前記吸引機構が吸引を行った前記弾性部材を覆う、
請求項1に記載の製造装置。
【請求項3】
前記吸引口は、前記第1連続シートのシート面と交差する方向から前記弾性部材を吸引する、
請求項1又は2に記載の製造装置。
【請求項4】
前記搬送機構は、1つの前記第2連続シートに対し、前記第4方向に間隔を並べて一対の前記第1連続シートが配置されている前記積層体を搬送し、
前記積層体では、各前記第1連続シートと前記第2連続シートとの間に、それぞれ前記弾性部材群が配置されており、
前記吸引機構は、前記積層体において、各前記第1連続シートの、前記第4方向における前記端部から前記第4方向にはみ出した前記弾性部材を、前記第4方向における各前記第1連続シートの中央側に吸引する、
請求項1又は2に記載の製造装置。
【請求項5】
前記吸引機構は、
一方の前記第1連続シートの、前記第4方向における、他方の前記第1連続シートの近傍側の前記端部からはみ出した前記弾性部材を、前記一方の前記第1連続シートの中央側に吸引する前記吸引口としての第1吸引口を有する第1吸引機構と、
前記他方の前記第1連続シートの、前記第4方向における、前記一方の前記第1連続シートの近傍側の前記端部からはみ出した前記弾性部材を、前記他方の前記第1連続シートの中央側に吸引する前記吸引口としての第2吸引口を有する第2吸引機構と、
を含み、
前記第1吸引口と前記第2吸引口とは、対向するように、前記第4方向に並べて配置され、
前記製造装置は、前記第1吸引口と前記第2吸引口との間に配置される仕切部材を更に備える、
請求項4に記載の製造装置。
【請求項6】
前記第1吸引機構及び前記第2吸引機構の少なくとも一方を、前記第4方向に沿って移動させる位置調整機構を更に含む、
請求項5に記載の製造装置。
【請求項7】
第1連続シートと第2連続シートとの間に弾性部材が配置されている積層連続体の製造方法であって、
第1方向に延びる前記弾性部材が前記第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて並べて配置されている弾性部材群を間に挟み込んだ状態の前記第1連続シート及び前記第2連続シートを、前記第1連続シート及び前記第2連続シートの連続方向に沿い、かつ、前記第1方向と交差する第3方向に搬送する工程と、
搬送されている前記第1連続シートと前記第2連続シートとの積層体において、前記第1連続シートの、前記第3方向と直交する第4方向における端部から前記第4方向にはみ出した前記弾性部材を、前記第4方向における前記第1連続シートの中央側に吸引する工程と、
を備える製造方法。
【請求項8】
前記弾性部材を吸引する工程の後に、前記第1連続シート及び前記第2連続シートの連続方向に沿って前記第3方向に搬送される前記積層体と、連続方向に沿って前記第3方向に搬送される第3連続シートとを重ね合わせて接合する工程を更に備え、
前記第3連続シートは、前記吸引機構が吸引を行った前記弾性部材を覆う、
請求項7に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層連続体の製造装置及び製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1(特許6012463号公報)及び特許文献2(特許5948239号公報)に開示されているような、着用物品用の伸縮性の部材に用いられる積層連続体の製造装置・製造方法が知られている。
【0003】
特許文献1及び特許文献2に開示されている装置では、搬送方向に並行して延びる一対の無端ベルトに対し、一対の無端ベルトを跨ぐように連続搬送されてくる弾性部材が巻き掛けられ、無端ベルトにより更に搬送される。弾性部材は、無端ベルトによる搬送中に、一対の無端ベルト間で搬送方向に直交する方向に延びるように姿勢変更され、搬送方向に直交する方向に延びる弾性部材が、搬送方向に並んだ状態になる。この状態で搬送される弾性部材が、弾性部材の搬送方向に沿って搬送される一対のシート間に挟み込まれ、弾性部材と一対のシートとが接合されることで、積層連続体が製造される。
【0004】
なお、弾性部材とシートとが重ねられて接合される際には、シートの搬送方向と直交する幅方向における両端で、弾性部材が切断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許6012463号公報
特許5948239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び特許文献2に開示されている装置・方法で製造される積層連続体では、シートの幅方向において(シートの搬送方向と直交する方向において)、シートから弾性部材がはみ出す。そのため、特許文献1及び特許文献2に開示されている装置・方法により積層連続体から切り出される伸縮性部材には、肌触りや見栄えの観点から改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の製造装置は、第1連続シートと第2連続シートとの間に弾性部材が配置されている積層連続体の製造装置である。製造装置は、搬送機構と、吸引機構と、を備える。搬送機構は、第1方向に延びる弾性部材が第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて並べて配置されている弾性部材群を間に挟み込んだ状態の第1連続シート及び第2連続シートを、第3方向に搬送する。第3方向は、第1連続シート及び第2連続シートの連続方向に沿い、かつ、第1方向と交差する。吸引機構は、吸引口を有する。吸引機構は、搬送機構により搬送されている第1連続シートと第2連続シートとの積層体において、第1連続シートの、第4方向における端部から第4方向にはみ出した弾性部材を、吸引口から、第4方向における第1連続シートの中央側に吸引する。第4方向は、第3方向と直交する。
【0008】
本発明の製造方法は、第1連続シートと第2連続シートとの間に弾性部材が配置されている積層連続体の製造方法である。製造方法は、搬送工程と、吸引工程と、を備える。搬送工程では、第1方向に延びる弾性部材が第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて並べて配置されている弾性部材群を間に挟み込んだ状態の第1連続シート及び第2連続シートが、第3方向に搬送される。第3方向は、第1連続シート及び第2連続シートの連続方向に沿い、かつ、第1方向と交差する。吸引工程では、搬送されている第1連続シートと第2連続シートとの積層体において、第1連続シートの、第4方向における端部から第4方向にはみ出した弾性部材が、第4方向における第1連続シートの中央側に吸引される。第4方向は、第3方向と直交する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の積層シートの製造装置及び製造方法では、搬送方向と直交する幅方向において、積層連続体のシートから弾性部材がはみ出す事態の発生が抑制されやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係る積層連続体の製造装置の、弾性部材搬送機構、弾性部材巻き回し機構、及び接合機構を主に描画した概略斜視図である。
図2は、一実施形態に係る積層連続体の製造装置の接合機構の概略側面図である。
図3は、接合機構で接合された第1連続シート、第2連続シート、及び弾性部材の積層体L1の概略平面図である。
図4は、図3の積層体L1の、積層方向(厚み方向)における、第1連続シート、第2連続シート及び弾性部材の積層状態を概略的に示す図であり、見やすさの観点から、各部材を厚さ方向に離した状態で描画している。
図5は、一実施形態に係る積層連続体の製造装置の、積層体搬送機構、吸引機構、仕切部材及び合流ローラを主に描画した概略平面図である。
図6は、図5のVI-VI矢視の概略側面図である。
図7は、一実施形態に係る積層連続体の製造装置の、吸引機構及び仕切部材を主に描画した概略側面図である。
図8は、積層体L1を第3連続シートと接合した積層体Lの概略平面図である。
図9は、図8の積層体Lの、積層方向(厚み方向)におけるシート等の積層状態を概略的に示す図であり、見やすさの観点から、各部材を厚さ方向に離した状態で描画している。
図10は、本開示の積層連続体の製造装置・製造方法により製造された積層体(積層連続体)から形成される伸縮性の部材を用いた着用物品の一例に係る使い捨てオムツである。
図11は、本開示の積層連続体の製造方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社瑞光
吸収性物品の製造方法
1か月前
株式会社瑞光
積層連続体の製造装置及び製造方法
6日前
個人
健康器具
5か月前
個人
歯茎みが品
6か月前
個人
短下肢装具
21日前
個人
鼾防止用具
5か月前
個人
白内障治療法
5か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
嚥下鍛錬装置
1か月前
個人
マッサージ機
6か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
導電香
6か月前
個人
洗井間専家。
4か月前
個人
前腕誘導装置
25日前
個人
歯の修復用材料
1か月前
個人
矯正椅子
2か月前
個人
バッグ式オムツ
1か月前
個人
ホバーアイロン
4か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
19日前
個人
車椅子持ち上げ器
5か月前
個人
口内洗浄具
5か月前
個人
歯の保護用シール
2か月前
個人
陣痛緩和具
1か月前
三生医薬株式会社
錠剤
4か月前
個人
シャンプー
3か月前
株式会社大野
骨壷
1か月前
個人
性行為補助具
11日前
株式会社 MTG
浴用剤
6か月前
株式会社八光
剥離吸引管
2か月前
個人
服薬支援装置
4か月前
株式会社結心
手袋
5か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
個人
尿バッグカバー
6か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
3か月前
個人
シリンダ式歩行補助具
15日前
個人
高気圧環境装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る