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公開番号
2025115058
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009374
出願日
2024-01-25
発明の名称
車両用電池パック
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H01M
50/202 20210101AFI20250730BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】熱暴走による溶融等の影響を抑えた安全性の高い車両用電池パックを提供する。
【解決手段】車両用電池パックは、電池ケースと、一つ以上の電池セルと、断熱材とを備える。一つ以上の電池セルのそれぞれは、内圧の上昇をガスの開放により抑制するための安全構造を備える。電池ケースは、内部空間を画定する構造を有する。電池セルは、電池ケースの内部空間に配置される。断熱材は、安全構造の上方を除く領域で電池ケースに固定された状態で、安全構造の上方を含む、一つ以上の電池セルの上方を覆うように、電池ケースの内部空間に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用電池パックであって、
内部空間を画定する構造を有する電池ケースと、
前記電池ケースの前記内部空間に配置される一つ以上の電池セルと、
前記電池ケースの前記内部空間において、前記一つ以上の電池セルの上方を覆うように配置される断熱材と、
を備え、前記一つ以上の電池セルのそれぞれは、内圧の上昇をガスの開放により抑制するための安全構造を備え、
前記断熱材は、前記電池ケースにおける前記安全構造の上方を除く領域で前記電池ケースに固定された状態で、前記安全構造の上方を含む、前記一つ以上の電池セルの上方を覆う
車両用電池パック。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
請求項1記載の車両用電池パックであって、
前記電池ケースは、前記断熱材を挟持によって固定するための固定構造を前記内部空間に備え、
前記断熱材は、前記固定構造によって、前記電池ケースに固定される
車両用電池パック。
【請求項3】
請求項1記載の車両用電池パックであって、
前記電池ケースは、上方部材と、下方部材とを備え、
前記上方部材は、下から上に窪んだ上中央部と、前記上中央部の周縁に位置する上フランジ部とを備え、
前記下方部材は、上から下に窪んだ下中央部と、前記下中央部の周縁に位置する下フランジ部とを備え、
前記一つ以上の電池セルは、前記上フランジ部と前記下フランジ部との間に設けられたシール部材によって閉塞される、前記上中央部及び前記下中央部に囲まれた空間に収容され、
前記断熱材は、前記シール部材を通じて前記電池ケースに固定される
車両用電池パック。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載の車両用電池パックであって、
前記内部空間を画定する前記構造は、前記一つ以上の電池セルを囲む上壁と下壁と側壁とを含み、
前記断熱材は、前記側壁において、前記電池ケースに固定される
車両用電池パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用電池パックに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、断熱材を備える車両用電池パックが知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、電池パックを収容するケース本体を覆う上部カバーに、断熱材層が設けられた電気自動車用電池ボックスが特許文献1において開示されている。
【0003】
この他、蓄電素子の上方に遮熱プレートを備える蓄電装置として、遮熱プレートが樹脂製のスペーサユニットに係止される技術が、特許文献2において開示されている。スペーサユニットは、蓄電素子と交互に設けられる。蓄電素子は二つのスペーサユニットによって囲まれるように配置される。遮熱プレートは、スペーサユニットの上壁に設けられた係止部によって係止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/192620号
特開2017-152161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した従来技術では、断熱材(具体的には断熱材層及び遮熱プレート)が樹脂材で支持されている。電池の内圧を開放するための弁(換言すれば放出弁又は安全弁)から解放される高温ガスが直接当たる位置で、樹脂材が断熱材を支持している。このため、熱暴走により、電池から高温ガスが放出されると、樹脂材が熱で溶けて断熱材及び周辺部材が下に位置する電池本体側に脱落する可能性がある。
【0006】
そこで、本開示の一側面によれば、熱暴走による溶融等の影響を抑えた安全性の高い車両用電池パックを提供できることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面によれば、車両用電池パックが提供される。車両用電池パックは、電池ケースと、一つ以上の電池セルと、断熱材とを備える。一つ以上の電池セルのそれぞれは、内圧の上昇をガスの開放により抑制するための安全構造を備える。
【0008】
電池ケースは、内部空間を画定する構造を有する。電池セルは、電池ケースの内部空間に配置される。断熱材は、電池ケースの内部空間において、一つ以上の電池セルの上方を覆うように配置される。
【0009】
本開示の一側面によれば、断熱材は、電池ケースに固定される。断熱材は、電池ケースにおける安全構造の上方を除く領域で電池ケースに固定された状態で、安全構造の上方を含む、一つ以上の電池セルの上方を覆う。
【0010】
このように構成された車両用電池パックによれば、安全構造から上方に放出されるガスによる電池ケースに対する熱影響を断熱材で抑えることができる。断熱材は、安全構造の上方を除く領域で電池ケースに固定されるため、安全構造から放出されるガスによる熱で、断熱材を電池ケースに固定する部位が破壊(溶融等)されるのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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