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公開番号2025115053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009367
出願日2024-01-25
発明の名称ヒートポンプ式給湯設備
出願人株式会社ヤマト
代理人個人,個人,個人
主分類F24F 13/02 20060101AFI20250730BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】ヒートポンプ式給湯機の熱交換で生じる冷気を屋内施設の冷房に用いることが可能なヒートポンプ式給湯設備を提供する。
【解決手段】このヒートポンプ式給湯設備100は、従来屋外に放出していた熱交換時の冷気を屋内施設12の冷房に使用する。即ち、ヒートポンプ40の動作中に屋内施設12内の温度が設定温度よりも高い場合、屋内施設12内の空気を取り込んでヒートポンプ40の蒸発器46における冷媒との熱交換に用いる。そして、この熱交換により冷却した空気(冷気)を屋内施設12内へ返送する。これにより、屋内施設12内の温度は低下して、屋内施設12に対する冷房がなされる。そして、屋内施設12の空調設備14の負荷が軽減され、省エネルギーと冷房コストの削減とを図ることができる。また、二酸化炭素の排出削減に寄与することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮した冷媒の熱との熱交換により湯水を加温して貯湯槽側へ送水するとともに、冷媒との熱交換により空気が冷却するヒートポンプと、
前記ヒートポンプを収容するヒートポンプ室と、
前記ヒートポンプ側に屋内施設の空気を取り込む屋内吸気口と、
前記屋内吸気口を開閉する屋内吸気口開閉部と、
前記ヒートポンプでの熱交換で冷却した空気を屋内施設側に送る屋内送風管と、
前記屋内送風管を開閉する屋内送風管開閉部と、
前記ヒートポンプ側に外部の空気を取り込む外部吸気口と、
前記外部吸気口を開閉する外部吸気口開閉部と、
前記ヒートポンプでの熱交換で冷却した空気を外部に排出する外部排気管と、
前記外部排気管を開閉する外部排気管開閉部と、
前記屋内吸気口開閉部と屋内送風管開閉部と外部吸気口開閉部と外部排気管開閉部とを制御する制御部と、を有することを特徴とするヒートポンプ式給湯設備。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
ヒートポンプ室が、ヒートポンプが設置される主室と、前記主室と屋内施設との間に設けられた第2室とを有し、
前記第2室に屋内吸気口を設けるとともに、前記主室と第2室との間の空気の流通を騒音の伝達を低減するパスダクトを介して行うことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯設備。
【請求項3】
ヒートポンプ室の構造体に断熱部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯設備。
【請求項4】
ヒートポンプ室の構造体に少なくともヒートポンプ、屋内吸気口、屋内吸気口開閉部、外部吸気口、外部吸気口開閉部を設置してユニット化したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヒートポンプ式給湯設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給湯時の熱交換で生じる冷気を屋内施設の冷房に用いるヒートポンプ式給湯設備に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、夜間電力や再生可能エネルギーによる電力を使用してヒートポンプにより湯を沸かし貯湯槽に溜めて使用する、例えば下記[特許文献1]に記載のヒートポンプ式給湯機が商品化している。ここで、これらのヒートポンプ式給湯機は圧縮機によって冷媒を圧縮し、このときに生じる熱と水との熱交換によって湯水を加温する。また、この湯水との熱交換にて冷却した液冷媒は屋外の蒸発器にて外気との熱交換により気化する。そして、気化したガス冷媒は再度、湯水の加温に用いられるとともに、冷媒の気化によって冷却された空気(冷気)は屋外に放出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-068590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようにヒートポンプ式給湯機は外気との間の熱交換により湯水の加温が行われ、その際の熱交換で生じた冷気は外部に放出される。しかしながら、さらなる省エネルギー化及び二酸化炭素の排出削減が求められている現在、この冷気も有効活用することが望ましい。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ヒートポンプ式給湯機の熱交換で生じる冷気を屋内施設の冷房に用いることが可能なヒートポンプ式給湯設備の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
(1)圧縮した冷媒の熱との熱交換により湯水を加温して貯湯槽30側へ送水するとともに、冷媒との熱交換により空気が冷却するヒートポンプ40と、前記ヒートポンプ40を収容するヒートポンプ室60と、前記ヒートポンプ40側に屋内施設12の空気を取り込む屋内吸気口20aと、前記屋内吸気口20aを開閉する屋内吸気口開閉部22aと、前記ヒートポンプ40での熱交換で冷却した空気を屋内施設12側に送る屋内送風管20bと、前記屋内送風管20bを開閉する屋内送風管開閉部22bと、前記ヒートポンプ40側に外部の空気を取り込む外部吸気口20cと、前記外部吸気口20cを開閉する外部吸気口開閉部22cと、前記ヒートポンプ40での熱交換で冷却した空気を外部に排出する外部排気管20dと、前記外部排気管20dを開閉する外部排気管開閉部22dと、前記屋内吸気口開閉部22aと屋内送風管開閉部22bと外部吸気口開閉部22cと外部排気管開閉部22dとを制御する制御部と、を有することを特徴とするヒートポンプ式給湯設備100を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)ヒートポンプ室60が、ヒートポンプ40が設置される主室60aと、前記主室60aと屋内施設12との間に設けられた第2室60bとを有し、
前記第2室60bに屋内吸気口20aを設けるとともに、前記主室60aと第2室60bとの間の空気の流通を騒音の伝達を低減するパスダクト26を介して行うことを特徴とする上記(1)記載のヒートポンプ式給湯設備100を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)ヒートポンプ室60の構造体に断熱部材を設けたことを特徴とする上記(1)記載のヒートポンプ式給湯設備100を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)ヒートポンプ室60の構造体に少なくともヒートポンプ40、屋内吸気口20a、屋内吸気口開閉部22a、外部吸気口20c、外部吸気口開閉部22cを設置してユニット化したことを特徴とする上記(1)乃至上記(3)のいずれかに記載のヒートポンプ式給湯設備100を提供することにより、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るヒートポンプ式給湯設備は、従来、屋外に放出していた熱交換時に冷却した空気を屋内施設の冷房に使用する。これにより、屋内施設の空調設備の負荷が軽減され、省エネルギー化と冷房コストの削減を図ることができる。また、二酸化炭素の排出削減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るヒートポンプ式給湯設備を示す概略構成図である。
ヒートポンプ室が2室の本発明に係るヒートポンプ式給湯設備を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係るヒートポンプ式給湯設備について図面に基づいて説明する。尚、本発明に係るヒートポンプ式給湯設備は、一般家庭に適用しても良いが、給湯需要の大きい、温浴施設、宿泊施設、サウナ、温水プール、スポーツ施設、飲食店、老人福祉施設、医療介護施設、理美容店、養魚施設等に適用することが特に好ましい。
【0010】
ここで、図1(a)(b)は本発明に係るヒートポンプ式給湯設備100の設置状態を示す概略構成図である。尚、ここでの外部とは基本的に屋外もしくは屋外に通ずるダクト、ダクト室、バックヤード等を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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