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公開番号
2025113255
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025067653,2022500964
出願日
2025-04-16,2020-07-09
発明の名称
直接食品接触インク
出願人
サン ケミカル コーポレイション
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/02 20140101AFI20250725BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】直接および間接の食品接触に対して安全でありながら、より鮮やかな色の印刷を可能にするためのより広い色域を有し、耐摩擦性などの満足すべき物理的特性を提案する、顔料および顔料を含有するインク組成物を提供する。
【解決手段】インクは、インク含有物質のうちの1つ以上が食品または飲料中に移行した場合に安全であると決定された物質の量を管理する規制に準拠する着色剤および他の物質を含有する。インクは、除去に対する耐性を呈する。インクセットもまた、説明される。インクは、広い色域を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
事前選択された色の有機着色剤を含む、直接食品接触に安全な印刷インクであって、前記有機着色剤および前記インクを含む他の化学物質が、最悪ケースの計算または移行試験のいずれかによって前記物質に対するヒト曝露を評価することと、規制上のポジティブリストを参照すること、またはEFSAベースの物質危険度評価プロセスに従うことのいずれかによって、前記物質の危険度を評価することと、によって、食品との接触に対して安全であるように決定される移行値を有し、前記インクが、除去に対する耐性を呈する、印刷インク。
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【請求項2】
前記インクの彩度値(C)が、同色の無機着色剤によって着色されたインクの彩度値(C)の10%以上である、請求項1に記載の印刷インク。
【請求項3】
前記インクの彩度値(C)が、無機着色剤に基づく同等のインクの20%以上である、請求項1に記載の印刷インク。
【請求項4】
前記有機着色剤が、パリオトールイエローD1818、イルガジンオレンジD2905、イルガジンルビンL4025、ヘリオゲンブルーD6840、クロモフタルバイオレットD5700、サンクロマC47-2222、およびそれらの混合物から選択されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷インク。
【請求項5】
前記有機着色剤が、イエロー139、オレンジ71、レッド264、レッド122、ブルー15:0、バイオレット37、ブラック7、ホワイト6のカラーインデックスのうちの1つに対応する顔料、およびそれらの混合物から選択されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷インク。
【請求項6】
前記有機着色剤が、イソインドリンイエロー、ジケトピロロピロールオレンジ、ジケトピロロピロールレッド、キナクリドンレッド、フタロシアニンブルー、ジオキサジンバイオレット、カーボンブラック、二酸化チタン、およびそれらの混合物から選択されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷インク。
【請求項7】
前記有機着色剤および前記他の化学物質の前記移行値が、EUキューブモデルに従って、60kgのヒトに対する閾値以下である、請求項1から6のいずれか一項に記載の印刷インク。
【請求項8】
前記有機着色剤および他の化学物質の前記移行値が、紙ストローシナリオに従って、70.3kgのヒトに対する閾値以下である、請求項1から7のいずれか一項に記載の印刷インク。
【請求項9】
前記有機着色剤および他の化学物質の前記移行値が、紙ストローシナリオに従って、40.7kgのヒトに対する閾値以下である、請求項1から8のいずれか一項に記載の印刷インク。
【請求項10】
前記有機着色剤および他の化学物質の前記移行値が、紙ストローシナリオに従って、20.9kgのヒトに対する閾値以下である、請求項1から9のいずれか一項に記載の印刷インク。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、その全体があらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる、2019年7月11日出願の米国特許仮出願第62/872,879号の優先権を主張するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
食品包装には、紙、および板紙、プラスチックなどの他の材料が使用されている。多くの場合、これらの材料は、商取引の流れおよび最終使用消費者による最終到達を通して、それらを包み、収容するなど、包装された食品に直接接触する。別の直接食品接触(DFC)用途は、紙製飲用ストローである。紙ストローは、古くから存在しており、一般的には、プラスチック製飲用ストローに取って代わられてきたが、環境問題などのプラスチック廃棄物によって引き起こされる多くの問題に起因して、紙ストロー盛り返し始めている。例えば、一般的な問題として、紙は劣化するが、多くのプラスチックは劣化しない。
【0003】
紙ストローが最初に支持されて以来、直接食品接触用途を管理する健康および安全の規制が変化してきた。現在、多くのストローは、明るい色を得るために、非直接食品接触顔料を含むインクで印刷されている。これは、酸化鉄に基づく食品接触用に承認された顔料が、あまり明るくなく、したがって、外観が満足のいくものではない、よりくすんだ色を与えるためであり得る。そのような顔料から、明るく鮮やかな色が生成されることができない。
【0004】
米国では、21 CFR§178.3297が、ポリマーの着色剤を規制している。このセクションは、リスト化されている着色剤および他の物質の量の制限について説明する。しかしながら、このセクションのリストは古いようであり、着色剤中に存在する他の物質を必ずしも考慮していない(これらの物質は、意図せずに添加された物質(NIAS)と呼ばれる)。さらに、それは、主に無機顔料をリスト化しているが、それは、限定された色域しか提供しないという欠点を抱えている。
【0005】
欧州の規則は、承認された食品着色料をリスト化しており、それらの着色料を利用した直接食品接触用のインクが存在する。しかしながら、欧州食品安全機関(EFSA)による2016年9月の調査は、承認された食品着色剤自体が、食品と直接接触する場合のその安全性を保証するには不十分であることを示した。また、これらの食品着色料は、限定された色域しか提供せず、多くの場合、耐湿性および耐乾性などの十分な耐性を保有しておらず、十分な耐光性および耐薬品性も提供しない。
【0006】
3つの主要な食品接触材料(FCM)規制システム、つまり、米国、欧州連合、および中国は、ヒトの健康を危険にさらす可能性のあるレベルで物質が食品に移動することを防止するという、同じ目的を有する。例えば、意図しない食品添加物に言及しているFDA規則など、この言い回しにはいくつかのバリエーションがあるが、目的は同じである。
【0007】
欧州では、食品接触材料の安全性は、フレームワーク規則(EC)第1935/2004号によって管理されている。この規則の第5条は、特定の食品接触材料に関して規制する規定を含む。特定の食品接触材料に関するそのような規則の1つは、プラスチック規則(EU)第10/20011号である。プラスチック規則は、特定移行量制限がある物質のポジティブリストを含む。規則へのリンク:https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?qid=1592209990405&uri=CELEX:32011R0010
【0008】
スイスでは、スイス連邦内務省(FDHA)が、包装インクに関連する材料および物品の規定に関する2005年11月23日の条例の改正(SR 817.023.21)を採択した。許可された物質のみが包装インクの製造に使用されるべきであるという要件である。許可された物質は、附属書2、リストIおよびII、ならびに附属書10にリスト化されている物質と定義されている。附属書2にリスト化されている物質は、プラスチック規則(EU)第10/20011号にリスト化されている物質を参照する。附属書10にリスト化されている物質は、リストAおよびリストBに分けられている。リストAステータスでリスト化されている物質は、引用された特定移行量制限(SML)、または60mg/Kg(60ppm)の既定の国際的な移行量制限のいずれかを有する。リストBステータスでリスト化されている物質は、0.01mg/Kg(10ppb)の既定の移行量制限を有する。スイス条例附属書10へのリンク:https://www.blv.admin.ch/dam/blv/en/dokumente/lebensmittel-und-ernaehrung/rechts-und-vollzugsgrundlagen/lebensmittelrecht2017/anhang10-verordnung-materialien-kontakt-lm-gg.pdf.download.pdf/Annex-10-ordinance-fdha-materials-and-articles-intended-to-come-into-contact-with-food-stuffs.pdf
【0009】
米国では、連邦規則集のタイトル21が、米国内の食品および医薬品を管理する。タイトル21は、食品医薬品局、麻薬取締局、および国家麻薬取締局によって管理されている。食品接触材料については、意図しない食品添加物の管理が存在する。FDA 21 CFR§175.300(b)(1)~(3)では、コーティングは、以下から配合され得る:
・食品において安全と一般的に認められている物質、
・規則または事前認可により使用が許可され、かつ事前認可または承認の特定の条件下で採用される物質、
・別の規制の対象であり、他の規制の任意の仕様に準拠している物質、および
・21 CFR§175.300(b)(3)に具体的にリスト化されている物質。
FDA 21 CFR§175.300へのリンク:https://www.govinfo.gov/app/details/CFR-2011-title21-vol3/CFR-2011-title21-vol3-sec175-300
【0010】
中国は、2009年6月1日に新しい全体的な食品安全法を採択した。これは、1995年の食品衛生法に取って代わり、食品の製造に使用される食品包装材料および機器を含む、全ての「食品関連製品」の承認を要求する。この食品安全法は、食品接触材料の添加剤のポジティブリストを含む水平的標準規格GB9685-2016を含む。食品安全法はまた、GB 4806.xというタイトルの材料標準規格も含み、xは、特定の食品接触材料と関連付けられた番号を示す。中国標準規格へのリンク:https://www.chinesestandard.net/PDF.aspx/GB9685-2016
(【0011】以降は省略されています)
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