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公開番号
2025112753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007185
出願日
2024-01-22
発明の名称
炭化珪素インゴットの製造方法および炭化珪素基板の製造方法
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
C30B
29/36 20060101AFI20250725BHJP(結晶成長)
要約
【課題】炭化珪素インゴットにおけるクラックの発生を抑制可能な炭化珪素インゴットの製造方法を提供する。
【解決手段】炭化珪素インゴットの製造方法は、以下の工程を備えている。ポリタイプが4Hである炭化珪素単結晶が準備される。炭化珪素単結晶は、第1端面と、第2端面と、外周面とを有している。第2端面は、第1端面の反対にある。外周面は、第1端面および第2端面の各々に連なっている。第1端面および第2端面の少なくとも一方において炭化珪素単結晶が研削される。外周面において炭化珪素単結晶が研削される。第1端面および第2端面の少なくとも一方において炭化珪素単結晶を研削する工程並びに外周面において炭化珪素単結晶を研削する工程の後に、放電ワイヤ加工を用いて炭化珪素単結晶にノッチ部が形成される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリタイプが4Hである炭化珪素単結晶を準備する工程を備え、
前記炭化珪素単結晶は、第1端面と、前記第1端面の反対にある第2端面と、前記第1端面および前記第2端面の各々に連なっている外周面とを有し、
前記第1端面および前記第2端面の少なくとも一方において前記炭化珪素単結晶を研削する工程と、
前記外周面において前記炭化珪素単結晶を研削する工程と、
前記第1端面および前記第2端面の少なくとも一方において前記炭化珪素単結晶を研削する工程並びに前記外周面において前記炭化珪素単結晶を研削する工程の後に、放電ワイヤ加工を用いて前記炭化珪素単結晶にノッチ部を形成する工程とをさらに備える、炭化珪素インゴットの製造方法。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記放電ワイヤ加工における印加電圧は、100V以上500V以下である、請求項1に記載の炭化珪素インゴットの製造方法。
【請求項3】
前記放電ワイヤ加工におけるワイヤの送り速度は、400m/分以上600m/分以下である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素インゴットの製造方法。
【請求項4】
前記放電ワイヤ加工において、移動可能に構成されているステージの上に前記炭化珪素単結晶が配置され、
前記放電ワイヤ加工における前記ステージの送り速度は、0.5mm/分以上1.5mm/分以下である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素インゴットの製造方法。
【請求項5】
炭化珪素インゴットの直径は、150mm以上である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素インゴットの製造方法。
【請求項6】
前記炭化珪素インゴットの直径は、200mm以上である、請求項5に記載の炭化珪素インゴットの製造方法。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の炭化珪素インゴットの製造方法を用いて炭化珪素インゴットを準備する工程と、
前記炭化珪素インゴットを切断する工程とを備える、炭化珪素基板の製造方法。
【請求項8】
前記炭化珪素インゴットを切断する工程の後に、前記ノッチ部に対して面取り加工を行う工程をさらに備える、請求項7に記載の炭化珪素基板の製造方法。
【請求項9】
前記面取り加工において、前記ノッチ部における削り量は、0.1mm以上である、請求項8に記載の炭化珪素基板の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化珪素インゴットの製造方法および炭化珪素基板の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2009-233819号公報(特許文献1)には、砥石を用いて単結晶インゴットにノッチ加工を行う単結晶インゴットの加工方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-233819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の単結晶インゴットの加工方法によれば、単結晶インゴットにノッチを形成する際に、砥石と単結晶インゴットとが接触する。このため、炭化珪素によって構成されているインゴットにノッチを形成する場合、炭化珪素が硬い材料であることに起因して、単結晶インゴットにクラックが発生することがある。
【0005】
本開示の目的は、炭化珪素インゴットにおけるクラックの発生を抑制可能な炭化珪素インゴットの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る炭化珪素インゴットの製造方法は、以下の工程を備えている。ポリタイプが4Hである炭化珪素単結晶が準備される。炭化珪素単結晶は、第1端面と、第2端面と、外周面とを有している。第2端面は、第1端面の反対にある。外周面は、第1端面および第2端面の各々に連なっている。第1端面および第2端面の少なくとも一方において炭化珪素単結晶が研削される。外周面において炭化珪素単結晶が研削される。第1端面および第2端面の少なくとも一方において炭化珪素単結晶を研削する工程並びに外周面において炭化珪素単結晶を研削する工程の後に、放電ワイヤ加工を用いて炭化珪素単結晶にノッチ部が形成される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、炭化珪素インゴットにおけるクラックの発生を抑制可能な炭化珪素インゴットの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る炭化珪素インゴットの構成を示す平面模式図である。
図2は、図1のII-II線に沿った断面模式図である。
図3は、第1実施形態に係る炭化珪素基板の構成を示す平面模式図である。
図4は、図3のIV-IV線に沿った断面模式図である。
図5は、第2実施形態に係る炭化珪素基板の構成を示す断面模式図である。
図6は、本実施形態に係る炭化珪素インゴットの製造方法を概略的に示すフロー図である。
図7は、炭化珪素単結晶を準備する工程を示す断面模式図である。
図8は、放電ワイヤ加工を用いて炭化珪素単結晶にノッチ部を形成する工程を示す模式図である。
図9は、放電ワイヤ加工を用いて炭化珪素単結晶にノッチ部を形成する工程を示す平面模式図である。
図10は、本実施形態に係る炭化珪素基板の製造方法を概略的に示すフロー図である。
図11は、炭化珪素基板の円弧状部に対して面取り加工を行う工程を示す模式図である。
図12は、炭化珪素基板の円弧状部に対して面取り加工を行う工程を示す部分断面模式図である。
図13は、炭化珪素基板のノッチ部に対して面取り加工を行う工程を示す拡大平面模式図である。
図14は、炭化珪素基板のノッチ部に対して面取り加工を行う工程を示す部分断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
(1)本開示に係る炭化珪素インゴットの製造方法は、以下の工程を有している。ポリタイプが4Hである炭化珪素単結晶が準備される。炭化珪素単結晶は、第1端面と、第2端面と、外周面とを有している。第2端面は、第1端面の反対にある。外周面は、第1端面および第2端面の各々に連なっている。第1端面および第2端面の少なくとも一方において炭化珪素単結晶が研削される。外周面において炭化珪素単結晶が研削される。第1端面および第2端面の少なくとも一方において炭化珪素単結晶を研削する工程並びに外周面において炭化珪素単結晶を研削する工程の後に、放電ワイヤ加工を用いて炭化珪素単結晶にノッチ部が形成される。これによって、砥石を用いてノッチ部を形成する場合と比較して、炭化珪素インゴットにおけるクラックの発生を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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