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公開番号
2025112534
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006818
出願日
2024-01-19
発明の名称
二次電池用負極材料、二次電池用負極および二次電池
出願人
国立大学法人鳥取大学
,
日本新金属株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
4/48 20100101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】より優れた機能を有する二次電池用負極材料を提供する。
【解決手段】酸化タングステンおよび酸化モリブデンからなる群より選択される少なくとも1つの金属酸化物を含んで成る、二次電池用負極材料。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化タングステンおよび酸化モリブデンからなる群より選択される少なくとも1つの金属酸化物を含んで成る、二次電池用負極材料。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記酸化タングステンが、WO
X
(Xは、2以上3以下である)である、請求項1に記載の二次電池用負極材料。
【請求項3】
前記酸化タングステンが、WO
2
、WO
2.72
、およびWO
3
からなる群より選択される少なくとも1つの酸化タングステンである、請求項1または2に記載の二次電池用負極材料。
【請求項4】
前記酸化モリブデンが、MoO
Y
(Yは、2以上3以下である)である、請求項1に記載の二次電池用負極材料。
【請求項5】
前記酸化モリブデンが、MoO
2
およびMoO
3
であるからなる群より選択される少なくとも1つの酸化モリブデンである、請求項1または4に記載の二次電池用負極材料。
【請求項6】
前記金属酸化物の結晶子サイズが、20nmより大きく90nm以下である、請求項1または2に記載の二次電池用負極材料。
【請求項7】
前記金属酸化物の比表面積が0.5m
2
/g以上100m
2
/g以下である、請求項1に記載の二次電池用負極材料。
【請求項8】
前記金属酸化物は、一次粒子が凝集してなる球状の二次粒子として含まれ、
前記二次粒子の体積中位径D
50
が50nm以上50μm以下である、請求項1に記載の二次電池用負極材料。
【請求項9】
請求項1に記載の二次電池用負極材料を含んで成る、二次電池用負極。
【請求項10】
非水系リチウム電池用、非水系ナトリウム電池用、またはリチウム固体電池用である、請求項9に記載の二次電池用負極。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池用負極材料、二次電池用負極および二次電池に関する。
続きを表示(約 4,000 文字)
【背景技術】
【0002】
代表的な非水系二次電池であるリチウムイオン二次電池は高電圧、高容量を有することから、携帯電話やノートパソコン等の小型電子機器だけでなく、電気自動車やハイブリッド自動車等の自動車用電源や電力貯蔵用の定置用大型電源として広く使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、酸化チタンを含む負極活物質を含む電極を備える電池が開示されています。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-141321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、鋭意検討した結果、特許文献1に記載の負極を備えた電池に、その機能をさらに向上させる余地があることを見出した。
【0006】
本開示は、かかる課題に鑑みて為されたものである。すなわち、本開示の主たる目的は、より優れた機能を有する二次電池用負極材料を提供することにある。本開示の別の目的は、そのような二次電池用負極材料を含む二次電池用負極ならびに該二次電池用負極を備える二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、特定の金属酸化物を負極材料として用いることで、さらなる容量およびサイクル特性の向上が可能なことを見出して本開示を完成させたものである。
【0008】
すなわち、本開示の一実施形態に係る二次電池用負極材料は、
酸化タングステンおよび酸化モリブデンからなる群より選択される少なくとも1つの金属酸化物を含んで成る。
また、別の実施形態に係る二次電池用負極は、
上記二次電池用負極材料を含んで成る。
また、さらに別の実施形態に係る二次電池は、上記二次電池用負極を含んで成る。
【発明の効果】
【0009】
本開示は、より優れた機能を有する二次電池用負極を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、ルチル型結晶構造を示す平面図である。
図2は、固体電解質リチウムイオン電池の負極の作製方法を説明する図である。
図3は、非水系リチウムイオン電池の外観を示す模式図である。
図4は、非水系リチウムイオン電池の分解斜視図である。
図5は、固体電解質リチウムイオン電池の作製方法を説明する図である。
図6は、合成例1で得られた粉末のX線回折(XRD)スペクトルを示すグラフである。
図7は、歪んだルチル型結晶構造を示す図である。
図8は、合成例2で得られた粉末のX線回折スペクトルを示すグラフである。
図9は、合成例3で得られた粉末のX線回折スペクトルを示すグラフである。
図10は、歪んだ酸化レニウム(ReO
3
)型結晶構造を示す図である。
図11は、合成例3で得られた粉末の走査型電子顕微鏡(SEM)画像を示す図である。
図12は、合成例4で得られた粉末のX線回折スペクトルを示すグラフである。
図13は、合成例4で得られた粉末の走査型電子顕微鏡(SEM)画像を示す図である。
図14は、合成例5で得られた粉末のX線回折スペクトルを示すグラフである。
図15は、合成例6で得られた粉末のX線回折スペクトルを示すグラフである。
図16は、電位範囲0.75~1.5V(vs.Li
+
/Li)で充放電させた場合のWO
2
/LiFSA/PC系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図17は、電位範囲0.5~1.5V(vs.Li
+
/Li)で充放電させた場合のWO
2
/LiFSA/PC系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図18は、電位範囲0.3~3.0V(vs.Li
+
/Li)で充放電させた場合のWO
2
/LiFSA/PC系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図19は、合成例1の粉末の粒度分布を示グラフである。
図20は、WO
2
/LiPF
6
/PC+DMC+EMC+FEC系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図21は、WO
x
/LiPF
6
/PC+DMC+EMC+FEC系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図22は、WO
3
(G)/LiPF
6
/PC+DMC+EMC+FEC系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図23は、WO
3
(Y)/LiPF
6
/(PC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図24は、酸化タングステン/LiPF
6
/(PC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図25は、MоO
2
/LiPF
6
/(PC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図26は、MоO
3
/LiPF
6
/(PC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図27は、酸化モリブデン/LiPF
6
/(PC+DMC+EMC+FEC)系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図28は、非水系リチウムイオン電池における放電容量と充放電サイクル数との関係を示す図である。
図29は、WO
2
/NaPF
6
/EC+DMC+FEC系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図30は、WO
2。72
/NaPF
6
/EC+DMC+FEC系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図31は、WO
3
(G)/NaPF
6
/EC+DMC+FEC系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図32は、WO
3
(Y)/NaPF
6
/EC+DMC+FEC系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図33は、酸化タングステン/NaPF
6
/EC+DMC+FEC)系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図34は、MоO
2
/NaPF
6
/EC+DMC+FEC系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図35は、MоO
3
/NaPF
6
/EC+DMC+FEC系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図36は、酸化モリブデン/NaPF
6
/EC+DMC+FEC)系の非水系ナトリウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図37は、非水系ナトリウムイオン電池における放電容量と充放電サイクル数との関係を示す図である。
図38は、固体電解質リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図39は、プレサイクル処理下(電流密度:0C(プレサイクル処理なし)、0.25C、0.1C、0.025C)におけるMnO
2
/LiPF
6
/(EC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線(充放電回数:1回)を示す図である。
図40は、プレサイクル処理がなされない場合のMоO
2
/LiPF
6
/(EC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図41は、プレサイクル処理(0.25C(209mA/g)、1回)下におけるMоO
2
/LiPF
6
/(EC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図42は、プレサイクル処理(0.1C(83.6mA/g)、1回)下におけるMоO
2
/LiPF
6
/(EC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図43は、プレサイクル処理(0.025C(20.9mA/g)、1回)下におけるMоO
2
/LiPF
6
/(EC+DMC+EMC+FEC)系の非水系リチウムイオン電池の充放電曲線を示す図である。
図44は、プレサイクル処理下における非水系リチウムイオン電池における放電容量と充放電サイクル数との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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