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公開番号2025112215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006383
出願日2024-01-18
発明の名称撮影装置、及びプログラム
出願人日本テレビ放送網株式会社
代理人個人
主分類H04N 21/854 20110101AFI20250724BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザと演者とが自然な重なり具合で撮影された合成映像を生成すること。
【解決手段】撮影装置は、ユーザを撮影するカメラと、表示部と、第1映像と、第2映像と、が記憶された記憶部と、カメラが撮影したユーザの撮影映像からキー信号を生成するキー信号生成部と、撮影映像のキー信号を用いて、撮影映像から第3映像を生成する第3映像生成部と、キー信号から映像上のユーザの奥行位置を判定し、ユーザの奥行位置と第2映像の基準位置との関係から、第1映像に第2映像と第3映像とを重畳する順序を決定し、順序に従って、第2映像と第3映像とを第1映像に重畳して合成し、合成映像を生成する合成部と、合成映像を表示部に表示する表示制御部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザを撮影するカメラと、
表示部と、
第1映像と、第2映像と、が記憶された記憶部と、
前記カメラが撮影したユーザの撮影映像からキー信号を生成するキー信号生成部と、
前記撮影映像の前記キー信号を用いて、前記撮影映像から第3映像を生成する第3映像生成部と、
前記キー信号から映像上の前記ユーザの奥行位置を判定し、前記ユーザの奥行位置と前記第2映像の基準位置との関係から、前記第1映像に前記第2映像と前記第3映像とを重畳する順序を決定し、前記順序に従って、前記第2映像と前記第3映像とを前記第1映像に重畳して合成し、合成映像を生成する合成部と、
前記合成映像を前記表示部に表示する表示制御部と、
を備える撮影装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記合成部は、
前記ユーザの奥行位置が前記第2映像の基準位置よりも奥にある場合、前記第3映像、前記第2映像の順序で前記第1映像に重畳して合成し、
前記ユーザの奥行位置が前記第2映像の基準位置よりも手前にある場合、前記第2映像、前記第3映像の順序で前記第1映像に重畳する、
請求項1に記載の撮影装置。
【請求項3】
前記合成部は、順序の判定をフレーム毎に行う、
請求項2に記載の撮影装置。
【請求項4】
前記第1映像は背景映像であり、
前記第2映像は背景が除かれた演者の映像であり、
前記第3映像は背景が除かれたユーザの映像である、
請求項1又は請求項2に記載の撮影装置。
【請求項5】
ユーザの撮影スペースを含むブースを備え、
前記ブースの第1面に、前記カメラと前記表示部とが設けられ、
前記第1面に対向する第2面には、特定色の背景部が設けられている、
請求項1又は請求項2に記載の撮影装置。
【請求項6】
前記合成映像を、保存場所に送信する送信手段と、
前記合成映像の保存場所を示す保存場所情報を、前記表示部に表示する保存場所提示手段と、
を備える請求項1又は請求項2に記載の撮影装置。
【請求項7】
第1面と、前記第1面と対向する第2面と、前記第1面と前記第2面との間にユーザのための撮影スペースと、を有するブースと、
前記第1面に設けられ、前記ユーザを撮影するカメラと、
前記第1面に設けられた表示部と、
前記第2面に設けられた特定色の背景部と、
第1映像と、第2映像と、が記憶された記憶部と、
前記カメラが撮影したユーザの撮影映像からキー信号を生成するキー信号生成部と、
前記撮影映像の前記キー信号を用いて、前記撮影映像から第3映像を生成する第3映像生成部と、
前記キー信号から映像上の前記ユーザの奥行位置を判定し、前記ユーザの奥行位置と前記第2映像の基準位置との関係から、前記第1映像に前記第2映像と前記第3映像とを重畳する順序を決定し、前記順序に従って、前記第2映像と前記第3映像とを前記第1映像に重畳して合成し、合成映像を生成する合成部と、
前記合成映像を前記表示部に表示する表示制御部と、
を備える撮影装置。
【請求項8】
コンピュータを、
記憶部から、第1映像と第2映像とを取得する取得手段、
カメラが撮影したユーザの撮影映像からキー信号を生成するキー信号生成手段、
前記撮影映像の前記キー信号を用いて、前記撮影映像から第3映像を生成する第3映像生成手段、
前記キー信号から映像上の前記ユーザの奥行位置を判定し、前記ユーザの奥行位置と前記第2映像の基準位置との関係から、前記第1映像に前記第2映像と前記第3映像とを重畳する順序を決定し、前記順序に従って、前記第2映像と前記第3映像とを前記第1映像に重畳して合成し、合成映像を生成する合成手段、
前記合成映像を表示部に表示する表示制御手段、
として機能させるプログラム。
【請求項9】
前記合成手段は、
前記ユーザの奥行位置が前記第2映像の基準位置よりも奥にある場合、前記第3映像、前記第2映像の順序で前記第1映像に重畳して合成し、
前記ユーザの奥行位置が前記第2映像の基準位置よりも手前にある場合、前記第2映像、前記第3映像の順序で前記第1映像に重畳する、
請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記合成部は、順序の判定をフレーム毎に行う、
請求項9に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は撮影装置、及びプログラムに関し、特に、ユーザを撮影し、仮想現実の映像を生成する撮影装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、利用者を含む被写体をカメラで撮影し、その撮影画像と付加画像とを合成した合成画像を印刷写真として出力する遊戯用の自動写真作成装置がある。
【0003】
しかし、上記の自動写真作成装置は、装置メーカが、付加画像としての画像ソースを別に作成して予め装置に記憶させておき、それを利用者が編集作業で利用するようになっている。従って、利用者は、装置メーカ側で予め用意された付加画像を利用するしかなく、十分な満足感を得ることができない。
【0004】
そこで、先行被写体の撮影画像やその編集画像を、後続被写体としての利用者の撮影画像に付加するための新たな付加画像として登録することができる自動写真作成装置が発明されている(特許文献1)。尚、先行被写体は、パブリシティ権や商品化権が認められ得る付加価値を有する人、例えば、タレント等である。これにより、タレント等と並んだ写真を撮影することができ、従来にはない満足感が得られるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-005401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記自動写真作成装置の付加画像が静止画であり、上記自動写真作成装置の目的は、ユーザとタレント等とが並んだ写真を提供することである。
【0007】
しかしながら、上記自動写真作成装置は、ユーザの前後の立ち位置に応じて、自然な合成映像を生成するものではなく、ユーザに十分な満足感を与えられない場合があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、ユーザと演者とが自然な重なり具合で撮影された合成映像を生成し、ユーザが演者と同じ空間を共有するような体験を得ることができる撮影装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、ユーザを撮影するカメラと、表示部と、第1映像と、第2映像と、が記憶された記憶部と、カメラが撮影したユーザの撮影映像からキー信号を生成するキー信号生成部と、撮影映像のキー信号を用いて、撮影映像から第3映像を生成する第3映像生成部と、キー信号から映像上のユーザの奥行位置を判定し、ユーザの奥行位置と第2映像の基準位置との関係から、第1映像に第2映像と第3映像とを重畳する順序を決定し、順序に従って、第2映像と第3映像とを第1映像に重畳して合成し、合成映像を生成する合成部と、合成映像を表示部に表示する表示制御部と、を備える撮影装置である。
【0010】
本発明の一態様は、第1面と、第1面と対向する第2面と、第1面と第2面との間にユーザのための撮影スペースと、を有するブースと、第1面に設けられ、ユーザを撮影するカメラと、第1面に設けられた表示部と、第2面に設けられた特定色の背景部と、第1映像と、第2映像と、が記憶された記憶部と、カメラが撮影したユーザの撮影映像からキー信号を生成するキー信号生成部と、撮影映像のキー信号を用いて、撮影映像から第3映像を生成する第3映像生成部と、キー信号から映像上のユーザの奥行位置を判定し、ユーザの奥行位置と第2映像の基準位置との関係から、第1映像に第2映像と第3映像とを重畳する順序を決定し、順序に従って、第2映像と第3映像とを第1映像に重畳して合成し、合成映像を生成する合成部と、合成映像を表示部に表示する表示制御部と、を備える撮影装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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