TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025111162
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005395
出願日
2024-01-17
発明の名称
移動装置
出願人
東海旅客鉄道株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
F16D
63/00 20060101AFI20250723BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 連結器等の重量物を平行移動させるための移動装置の一例を開示する。
【解決手段】 移動装置10は、第1ラック12の歯部12Aと係合する係合位置と当該係合が解除された解除位置との間で変位可能な歯止め18と、第1ラック12の長手方向と平行な方向にスライド変位可能なスライド部材14と、スライド部材14に回転可能に連結されたバー保持部23と、バー保持部23に設けられ、連結器に設けられた被連結部が連結される連結部24と、バー保持部23に連結され、作業者により揺動操作させる操作レバー16であって、回転中心軸線Loと平行な軸線を中心とする回転力を当該バー保持部23に付与するための操作レバー16とを備える。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物を平行移動させるための移動装置において、
ラックと、
前記ラックの歯部と係合可能な歯止めであって、当該歯部と係合する係合位置と当該係合が解除された解除位置との間で変位可能な歯止めと、
前記歯止めが連結されたスライド部材であって、前記ラックの長手方向と平行な方向にスライド変位可能なスライド部材と、
前記スライド部材に回転可能に連結された回転体であって、回転中心軸線が前記歯部の歯筋方向と平行な回転体と、
前記回転体に設けられ、対象物に設けられた被連結部が連結される連結部であって、当該被連結部が着脱自在、かつ、前記回転中心軸線と平行な軸線を中心として回転可能に連結される連結部と、
前記回転体に連結され、作業者により揺動操作させる操作レバーであって、前記回転中心軸線と平行な軸線を中心とする回転力を当該回転体に付与するための操作レバーとを備え、
前記歯部及び前記歯止めのうち少なくとも一方には、前記歯部と前記歯止めとが噛み合った状態において、当該歯止めにスライド方向一方向きの力が作用したときに、当該歯止めを解除位置側に変位させる力を発生させる傾斜面が設けられている移動装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記ラックを第1ラックとし、前記歯止めを第1歯止めとしたとき、
前記第1ラックと平行な方向に延びる第2ラックと、
前記第2ラックの歯部と係合可能な第2歯止めであって、当該歯部と係合する係合位置と当該係合が解除された解除位置との間で変位可能な第2歯止めであって、前記スライド部材に連結された第2歯止めと、
前記第1歯止め及び前記第2歯止めのうちいずれか一方を解除位置に保持することが可能な切替機構とを備え、
前記第2ラックの歯部及び前記第2歯止めのうち少なくとも一方には、当該歯部と前記第2歯止めとが噛み合った状態において、当該第2歯止めにスライド方向他方向きの力が作用したときに、当該第2歯止めを解除位置側に変位させる力を発生させる傾斜面が設けられている請求項1に記載の移動装置。
【請求項3】
新幹線車両に設けられた車両連結用の連結器を平行移動させるための移動装置において、
第1ラックと、
前記第1ラックの歯部と係合可能な第1歯止めであって、当該歯部と係合する係合位置と当該係合が解除された解除位置との間で変位可能な第1歯止めと、
前記第1ラックと平行な方向に延びる第2ラックと、
前記第2ラックの歯部と係合可能な第2歯止めであって、当該歯部と係合する係合位置と当該係合が解除された解除位置との間で変位可能な第2歯止めと、
前記第1歯止め及び前記第2歯止めのうちいずれか一方を解除位置に保持することが可能な切替機構と、
前記第1歯止め及び前記第2歯止めが連結されたスライド部材であって、前記第1ラックの長手方向と平行な方向にスライド変位可能なスライド部材と、
前記スライド部材に回転可能に連結された回転体であって、回転中心軸線が前記第1ラックの歯部の歯筋方向と平行な回転体と、
前記回転体に設けられ、連結器に設けられた被連結部が連結される連結部であって、当該被連結部が着脱自在、かつ、前記回転中心軸線と平行な軸線を中心として回転可能に連結される連結部と、
前記回転体に連結され、作業者により揺動操作させる操作レバーであって、前記回転中心軸線と平行な軸線を中心とする回転力を当該回転体に付与するための操作レバーとを備え、
前記第1ラックの歯部及び前記第1歯止めのうち少なくとも一方には、当該歯部と前記第1歯止めとが噛み合った状態において、当該第1歯止めにスライド方向一方向きの力が作用したときに、当該第1歯止めを解除位置側に変位させる力を発生させる傾斜面が設けられ、
さらに、前記第2ラックの歯部及び前記第2歯止めのうち少なくとも一方には、当該歯部と前記第2歯止めとが噛み合った状態において、当該第2歯止めにスライド方向他方向きの力が作用したときに、当該第2歯止めを解除位置側に変位させる力を発生させる傾斜面が設けられている移動装置。
【請求項4】
前記スライド部材のスライド変位を案内するとともに、前記第1ラック及び前記第2ラックが固定されたフレームと、
新幹線車両の排障装置前端部壁を挟み込んで前記フレームを当該排障装置前端部壁に固定する固定装置とを備え、
前記固定装置は、
排障装置前端部壁に接触して当該排障装置前端部壁を挟み込む挟持位置と排障装置前端部壁から離間した非挟持位置との間で変位可能な押圧体、
前記押圧体を挟持位置に保持するためのカムであって、回転することにより、当該保持する状態と当該押圧体が非押圧位置に変位することを許容する状態とを切り替えるためのカム、及び
作業者により操作される操作部であって、前記カムを回転操作するための操作部
を有して構成されている請求項3に記載の移動装置。
【請求項5】
前記第1歯止めを係合位置に保持する弾性力を発揮する第1バネと、
前記第2歯止めを係合位置に保持する弾性力を発揮する第2バネと
を備える請求項4に記載の移動装置。
【請求項6】
前記切替機構は、
前記第1歯止めと一体的に変位する第1従動節、
前記第1従動節と滑り接触しながら変位することにより、当該第1従動節を変位させる原動節をなす第1直動カム、
前記第2歯止めと一体的に変位する第2従動節、
前記第2従動節と滑り接触しながら変位することにより、当該第2従動節を変位させる原動節をなす第2直動カム、
前記第1直動カム及び前記第2直動カムを連結するとともに、当該第1直動カム及び当該第2直動カムを連動させて直線往復変位させる連結部材、及び
作業者により操作される操作部であって、前記連結部材に操作力を伝達する操作部
を有して構成されている請求項5に記載の移動装置。
【請求項7】
前記操作レバーと前記回転体との連結箇所は、当該回転体と前記スライド部材との連結箇所に対して前記連結部側にずれた位置にある請求項1ないし6のいずれか1項に記載の移動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、新幹線車両に設けられた車両連結器等の重量物を平行移動させるための移動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の操作レバー回転治具は、鉄道車両の密着式連結器の開放レバーを回転させるための回転治具である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6564808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の回転治具では、例えば、新幹線車両に設けられた連結器等の重量物を平行移動させることができない。本開示は、当該点に鑑み、連結器等の重量物を平行移動させるための移動装置の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
対象物を平行移動させるための移動装置は、例えば、以下の構成要件を備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、ラック(12)と、ラック(12)の歯部(12A)と係合する係合位置と当該係合が解除された解除位置との間で変位可能な歯止め(18)と、歯止め(18)が連結されたスライド部材(14)であって、ラック(12)の長手方向と平行な方向にスライド変位可能なスライド部材(14)と、スライド部材(14)に回転可能に連結された回転体(23)であって、回転中心軸線(Lo)が歯部(12A)の歯筋方向と平行な回転体(23)と、回転体(23)に設けられ、対象物に設けられた被連結部(2A)が連結される連結部(24)であって、当該被連結部(2A)が着脱自在、かつ、回転中心軸線(Lo)と平行な軸線を中心として回転可能に連結される連結部(24)と、回転体(23)に連結され、作業者により揺動操作させる操作レバー(16)であって、回転中心軸線(Lo)と平行な軸線を中心とする回転力を当該回転体(23)に付与するための操作レバー(16)とである。
【0006】
そして、歯部(12A)及び歯止め(18)のうち少なくとも一方には、歯部(12A)と歯止め(18)とが噛み合った状態において、当該歯止め(18)にスライド方向一方向きの力が作用したときに、当該歯止め(18)を解除位置側に変位させる力を発生させる傾斜面(h1)が設けられていることが望ましい。
【0007】
これにより、歯止め(18)が係合位置にある状態で、歯止め(18)にスライド方向他方向きの力が作用したときには、スライド部材(14)のスライド変位が規制される。つまり、スライド部材(14)は、スライド方向他方向きには変位しない。
【0008】
そして、作業者が操作レバー(16)を第1の向きに操作すると、回転体(23)は、スライド部材(14)との連結箇所である回転中心軸線(Lo)を中心に回転する。このため、当該回転体(23)に設けられた連結部(24)も回転中心軸線(Lo)を中心として回転変位する。
【0009】
このとき、回転体(23)の回転中心軸線(Lo)がラック(12)の歯筋方向と平行であるため、回転体(23)がスライド部材(14)との連結箇所を中心に回転すると、連結部(24)は、ラック(12)の長手方向一方側に変位する。
【0010】
また、作業者が上記の場合と逆向き、つまり第2の向きに操作レバー(16)を操作すると、歯止め(18)には、スライド方向一方向きの力が作用する。このため、歯止め(18)が解除位置側に変位するため、操作レバー(16)を介して回転体(23)に入力された回転力は、当該回転体(23)を連結部(24)を中心として回転させる回転力となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
回転伝達機構
10日前
個人
ホース保持具
4か月前
個人
差動歯車用歯形
1か月前
個人
トーションバー
4か月前
個人
地震の揺れ回避装置
23日前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
個人
ボルトナットセット
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社三協丸筒
枠体
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
柿沼金属精機株式会社
分岐管
1日前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
4か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
4か月前
日東電工株式会社
断熱材
4か月前
株式会社タカギ
水栓装置
8日前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
太陽工業株式会社
金属板結合方法
4か月前
個人
ワンウェイベアリング
1か月前
株式会社ケアコム
取付器具
15日前
株式会社有恒商会
伸縮継手
1か月前
株式会社オンダ製作所
識別リング
16日前
日東精工株式会社
弾性鍔付きねじ
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
株式会社TOP-UP
固定具
15日前
株式会社テイエルブイ
液体圧送装置
2か月前
個人
ロープセット及びロープ
4か月前
前澤工業株式会社
弁箱
1か月前
続きを見る
他の特許を見る