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公開番号
2025109400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003261
出願日
2024-01-12
発明の名称
極端紫外光生成システム、及び電子デバイスの製造方法
出願人
ギガフォトン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03F
7/20 20060101AFI20250717BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】長時間安定してEUVエネルギ安定性を維持する。
【解決手段】極端紫外光生成システムは、レーザ光をターゲット物質に照射して極端紫外光を生成する極端紫外光生成システムであって、液状のターゲット物質を収容するタンクと、タンクに収容されているターゲット物質を出力するノズルと、ノズルから出力されるターゲット物質に振動を与えてターゲット物質のドロップレットを生成するピエゾ素子と、ノズルから出力されたドロップレットが通過する時間間隔を検出するドロップレット検出装置と、少なくとも1つのプロセッサと、を備え、プロセッサは、ピエゾ素子の振動に関する振動パラメータの第1の値を取得し、振動パラメータの第1の値を含む複数の値にそれぞれ対応する時間間隔のばらつきを取得し、時間間隔のばらつきが第1の値よりも小さくなる第2の値を用いてドロップレットを生成する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
レーザ光をターゲット物質に照射して極端紫外光を生成する極端紫外光生成システムであって、
液状のターゲット物質を収容するタンクと、
前記タンクに収容されている前記ターゲット物質を出力するノズルと、
前記ノズルから出力される前記ターゲット物質に振動を与えて前記ターゲット物質のドロップレットを生成するピエゾ素子と、
前記ノズルから出力された前記ドロップレットが通過する時間間隔を検出するドロップレット検出装置と、
少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記ピエゾ素子の振動に関する振動パラメータの第1の値を取得し、
前記振動パラメータの前記第1の値を含む複数の値にそれぞれ対応する前記時間間隔のばらつきを取得し、
前記時間間隔のばらつきが前記第1の値よりも小さくなる第2の値を用いて前記ドロップレットを生成する、
極端紫外光生成システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記プロセッサは、
少なくとも、前記振動パラメータの前記第1の値、前記第1の値よりも大きい値、及び前記第1の値よりも小さい値に対応するそれぞれの前記時間間隔のばらつきを取得する、
極端紫外光生成システム。
【請求項3】
請求項1に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記プロセッサは、
前記振動パラメータの値と前記時間間隔のばらつきとの相関において近似直線を算出し、
前記近似直線の勾配に基づいて、前記第1の値よりも前記時間間隔のばらつきが小さくなる方向の前記振動パラメータの値を前記第2の値とする、
極端紫外光生成システム。
【請求項4】
請求項1に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記振動パラメータは前記ピエゾ素子を駆動する矩形波の電圧波形のデューティである、
極端紫外光生成システム。
【請求項5】
請求項1に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記振動パラメータは前記ピエゾ素子を駆動する電圧である、
極端紫外光生成システム。
【請求項6】
請求項1に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記振動パラメータは前記ピエゾ素子の温度である、
極端紫外光生成システム。
【請求項7】
請求項1に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記振動パラメータは前記ノズルの温度である、
極端紫外光生成システム。
【請求項8】
請求項1に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記プロセッサは、
動作デューティの値の矩形波の電圧波形で前記ピエゾ素子を駆動して前記ドロップレットを生成し、
前記レーザ光を前記ドロップレットに照射させて極端紫外光を生成する、
極端紫外光生成システム。
【請求項9】
請求項8に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記プロセッサは、
前記矩形波のデューティと前記時間間隔のばらつきとの相関を取得し、
前記時間間隔のばらつきが最も小さくなるデューティの値を前記動作デューティの値とする、
極端紫外光生成システム。
【請求項10】
請求項9に記載の極端紫外光生成システムであって、
前記プロセッサは、
前記動作デューティの値を前記第2の値とする、
極端紫外光生成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、極端紫外光生成システム、及び電子デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、10nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、波長約13nmの極端紫外(EUV)光を生成するための装置と縮小投影反射光学系とを組み合わせた半導体露光装置の開発が期待されている。EUV光生成装置としては、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって生成されるプラズマが用いられるLaser Produced Plasma(LPP)式の装置の開発が進んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10225917号
米国特許第10386287号
【概要】
【0004】
本開示の1つの観点に係る極端紫外光生成システムは、レーザ光をターゲット物質に照射して極端紫外光を生成する極端紫外光生成システムであって、液状のターゲット物質を収容するタンクと、タンクに収容されているターゲット物質を出力するノズルと、ノズルから出力されるターゲット物質に振動を与えてターゲット物質のドロップレットを生成するピエゾ素子と、ノズルから出力されたドロップレットが通過する時間間隔を検出するドロップレット検出装置と、少なくとも1つのプロセッサと、を備え、プロセッサは、ピエゾ素子の振動に関する振動パラメータの第1の値を取得し、振動パラメータの第1の値を含む複数の値にそれぞれ対応する時間間隔のばらつきを取得し、時間間隔のばらつきが第1の値よりも小さくなる第2の値を用いてドロップレットを生成する。
【0005】
本開示の1つの観点に係る電子デバイスの製造方法は、液状のターゲット物質を収容するタンクと、タンクに収容されているターゲット物質を出力するノズルと、ノズルから出力されるターゲット物質に振動を与えてターゲット物質のドロップレットを生成するピエゾ素子と、ノズルから出力されたドロップレットが通過する時間間隔を検出するドロップレット検出装置と、少なくとも1つのプロセッサと、を備え、プロセッサは、ピエゾ素子の振動に関する振動パラメータの第1の値を取得し、振動パラメータの第1の値を含む複数の値にそれぞれ対応する時間間隔のばらつきを取得し、時間間隔のばらつきが第1の値よりも小さくなる第2の値を用いてドロップレットを生成し、レーザ光をターゲット物質に照射して極端紫外光を生成する極端紫外光生成システムによって極端紫外光を生成し、極端紫外光を露光装置に出力し、電子デバイスを製造するために、露光装置内で感光基板上に極端紫外光を露光することを含む。
【0006】
本開示の1つの観点に係る電子デバイスの製造方法は、液状のターゲット物質を収容するタンクと、タンクに収容されているターゲット物質を出力するノズルと、ノズルから出力されるターゲット物質に振動を与えてターゲット物質のドロップレットを生成するピエゾ素子と、ノズルから出力されたドロップレットが通過する時間間隔を検出するドロップレット検出装置と、少なくとも1つのプロセッサと、を備え、プロセッサは、ピエゾ素子の振動に関する振動パラメータの第1の値を取得し、振動パラメータの第1の値を含む複数の値にそれぞれ対応する時間間隔のばらつきを取得し、時間間隔のばらつきが第1の値よりも小さくなる第2の値を用いてドロップレットを生成し、レーザ光をターゲット物質に照射して極端紫外光を生成する極端紫外光生成システムによって極端紫外光を生成し、極端紫外光をレチクルに照射してレチクルの欠陥を検査し、検査の結果を用いてレチクルを選定し、選定したレチクルに形成されたパターンを感光基板上に露光転写することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、ドロップレット通過間隔を測定する構成を示す模式図である。
図2は、ドロップレット検出センサの受光素子の出力信号の模式図である。
図3は、ピエゾ素子に印加する電圧波形の一例を示す図である。
図4は、比較例に係るEUV光生成システムの構成例を概略的に示す図である。
図5は、EUV光生成システムの動作のメインフローを示すフローチャートである。
図6は、DL結合調整サブルーチンの例を示すフローチャートである。
図7は、DL結合調整において計測された結合不良率の例を示すグラフである。
図8は、DL結合制御サブルーチンの例を示すフローチャートである。
図9は、DL結合制御によって設定される動作Duty値を説明するための図である。
図10は、実施形態1に係るDL結合調整サブルーチンの例を示すフローチャートである。
図11は、DL結合調整において取得されたDutyとDL通過間隔σとの関係を示す特性データの例を示すグラフである。
図12は、実施形態1に係るDL結合制御サブルーチンの例を示すフローチャートである。
図13は、性能改善方向にDutyを変更する処理を説明するためのグラフである。
図14は、実施形態1に係るDL結合制御における、制御時間に対するDL通過間隔σ及びDutyの変化の例を示すグラフである。
図15は、DL通過間隔σとEUVエネルギ安定性との相関を示すグラフである。
図16は、DL通過間隔σとEUV発光周期との相関を示すグラフである。
図17は、DL通過間隔σ、EUVエネルギ安定性、及びEUV発光周期の関係を数値で表した図である。
図18は、実施形態1の変形例に係るDL結合制御サブルーチンの例を示すフローチャートである。
図19は、実施形態2に係るEUV光生成システムの構成例を概略的に示す図である。
図20は、実施形態2に係るDL結合制御サブルーチンの例を示すフローチャートである。
図21は、実施形態3に係るEUV光生成システムの構成例を概略的に示す図である。
図22は、実施形態3に係るDL結合制御サブルーチンの例を示すフローチャートである。
図23は、EUV光生成システムに接続された露光装置の構成を概略的に示す図である。
図24は、EUV光生成システムに接続された検査装置の構成を概略的に示す図である。
【実施形態】
【0008】
-目次-
1.用語の説明
1.1 結合不良率
1.2 Duty
2.比較例に係るEUV光生成システムの概要
2.1 構成
2.2 動作
2.2.1 DL結合調整の例
2.2.2 DL結合制御の例
2.3 課題
3.実施形態1
3.1 構成
3.2 動作
3.2.1 DL結合調整の例
3.2.2 DL結合制御の例
3.3 作用・効果
3.4 変形例
4.実施形態2
4.1 構成
4.2 動作
4.3 作用・効果
5.実施形態3
5.1 構成
5.2 動作
5.3 作用・効果
6.電子デバイスの製造方法
7.その他
【0009】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
【0010】
1.用語の説明
1.1 結合不良率
図1は、ドロップレットが通過する時間間隔であるドロップレット通過間隔を測定する構成を示す模式図である。図1には、ターゲット物質を噴出するノズルと、ノズルから噴出したターゲット物質が形成するドロップレットと、ドロップレットが通過するタイミングを検知するタイミングセンサであるドロップレット検出センサと、が示されている。ドロップレット検出センサは、ドロップレットが通過する位置に対向して配置される。ドロップレット検出センサは、不図示の受光素子を備え、ドロップレットの通過に伴う受光素子の電圧の変化を検出する。受光素子の電圧には、パルスレーザ装置の発光トリガのための発光トリガ用検出閾値が設定される。
(【0011】以降は省略されています)
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