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公開番号2025109198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2025004330
出願日2025-01-10
発明の名称エチレン系共重合体を含む水分散組成物
出願人エスケー イノベーション カンパニー リミテッド,SK INNOVATION CO.,LTD.,エスケー ジオ セントリック カンパニー リミテッド
代理人個人,個人
主分類C08L 23/0869 20250101AFI20250716BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】向上した接着信頼性を有するエチレン系共重合体を含む水分散組成物を提供すること。
【解決手段】本開示の実施形態による水分散組成物は、84℃以上の溶融温度を有する第1エチレン系共重合体と、80℃未満の溶融温度を有する第2エチレン系共重合体とを含み、第2エチレン系共重合体の含有量は、第1エチレン系共重合体および第2エチレン系共重合体の合計重量に対して70重量%~90重量%であり、第1エチレン系共重合体および第2エチレン系共重合体の合計含有量は、水分散組成物の固形分の全重量に対して50重量%以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
84℃以上の溶融温度を有する第1エチレン系共重合体と、
80℃未満の溶融温度を有する第2エチレン系共重合体とを含み、
前記第2エチレン系共重合体の含有量は、前記第1エチレン系共重合体および前記第2エチレン系共重合体の全重量に対して70重量%~90重量%であり、
前記第1エチレン系共重合体および前記第2エチレン系共重合体の合計含有量は、水分散組成物の固形分の全重量に対して50重量%以上である、水分散組成物。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記第1エチレン系共重合体は、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体、またはエチレン-無水マレイン酸-アルキルアクリレート共重合体を含む、請求項1に記載の水分散組成物。
【請求項3】
前記第1エチレン系共重合体における(メタ)アクリル酸または無水マレイン酸の割合は、前記第1エチレン系共重合体の全重量に対して10重量%以下である、請求項2に記載の水分散組成物。
【請求項4】
前記第2エチレン系共重合体は、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体を含む、請求項1に記載の水分散組成物。
【請求項5】
前記第2エチレン系共重合体における(メタ)アクリル酸の割合は、前記第2エチレン系共重合体の全重量に対して19重量%以上である、請求項4に記載の水分散組成物。
【請求項6】
示差走査熱量法(DSC)で測定された前記第1エチレン系共重合体の溶融温度は、90℃~110℃である、請求項1に記載の水分散組成物。
【請求項7】
示差走査熱量法(DSC)で測定された前記第2エチレン系共重合体の溶融温度は、65℃以上および80℃未満である、請求項1に記載の水分散組成物。
【請求項8】
190℃および2.16kgの条件で測定された前記第1エチレン系共重合体のメルトフローインデックス(MFI)は、5g/10min~250g/10minである、請求項1に記載の水分散組成物。
【請求項9】
190℃および2.16kgの条件で測定された前記第2エチレン系共重合体のメルトフローインデックス(MFI)は、250g/10min~1,500g/10minである、請求項1に記載の水分散組成物。
【請求項10】
前記第2エチレン系共重合体の密度は、前記第1エチレン系共重合体の密度よりも大きい、請求項1に記載の水分散組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エチレン系共重合体を含む水分散組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
エチレン系共重合体(例えば、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体)は、シール材、接着剤、パッキング材、光学フィルムなどの様々な用途に活用されている。例えば、水性分散液で製造されてコーティング膜または接着層形成の用途で使用することができる。水性分散液は、高分子フィルム、紙、金属箔、織物などの表面上に塗布し、熱を加えて、接着または融着層を形成するのに用いることができる。
【0003】
エチレン-カルボン酸共重合体は共重合体構造内に酸基を含んでおり、それ自体が接着特性を有する。そのため、分散液の保管中に容器などの他の媒体にくっつくブロッキング(blocking)現象が発生することがある。ブロッキング現象の解消のために、耐ブロッキング剤のような添加剤を分散液に含めると、分散液の接着力およびそれから形成された接着層の機械的特性が低下することがある。
【0004】
前述の側面を考慮して、向上した接着信頼性を有する水性分散液の設計が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の1つの課題は、向上した接着信頼性を有するエチレン系共重合体を含む水分散組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態によれば、水分散組成物は、84℃以上の溶融温度を有する第1エチレン系共重合体と、80℃未満の溶融温度を有する第2エチレン系共重合体とを含み、前記第2エチレン系共重合体の含有量は、第1エチレン系共重合体および第2エチレン系共重合体の合計重量に対して70重量%~90重量%であり、第1エチレン系共重合体および第2エチレン系共重合体の合計含有量は、水分散組成物の固形分の全重量に対して50重量%以上である。
【0007】
いくつかの実施形態では、前記第1エチレン系共重合体は、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体、またはエチレン-無水マレイン酸-アルキルアクリレート共重合体を含むことができる。
【0008】
いくつかの実施形態では、前記第1エチレン系共重合体における(メタ)アクリル酸または無水マレイン酸の割合は、前記第1エチレン系共重合体の全重量に対して10重量%以下であってもよい。
【0009】
いくつかの実施形態では、前記第2エチレン系共重合体は、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体を含むことができる。
【0010】
いくつかの実施形態では、前記第2エチレン系共重合体における(メタ)アクリル酸の割合は、前記第2エチレン系共重合体の全重量に対して19重量%以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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