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公開番号2025108924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002476
出願日2024-01-11
発明の名称放電加工電極
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B23H 7/22 20060101AFI20250716BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】十分な剛性が確保され、安定した加工が可能な放電加工電極を提供する。
【解決手段】被加工物Wとの間に放電を発生させながら加工方向Dpへ移動させることにより、加工方向Dpに沿って被加工物Wを加工する放電加工電極10であって、加工方向Dpが幅方向となる薄板形状とされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
被加工物との間に放電を発生させながら加工方向へ移動させることにより、前記加工方向に沿って前記被加工物を加工する放電加工電極であって、
前記加工方向が幅方向となる薄板形状とされている、
放電加工電極。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、放電加工電極に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、例えば、プリント配線基板等の基板材料の小径穴加工のための放電処理に好ましく適用される電極が開示されており、この電極は、Ｌ字状又は釣針状で断面が円または楕円の線材からなることが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平８－２１５９３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、上記特許文献１に記載の技術では、電極体積を小さくして加工に寄与する部位を減らすために電極を線材としている。このため、剛性を確保する形状が取れず、安定した加工が難しかった。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、十分な剛性が確保され、安定した加工が可能な放電加工電極を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明の放電加工電極は、
被加工物との間に放電を発生させながら加工方向へ移動させることにより、前記加工方向に沿って前記被加工物を加工する放電加工電極であって、
前記加工方向が幅方向となる薄板形状とされている。
【０００７】
この構成の放電加工電極によれば、加工方向が幅方向となる薄板形状とされている。つまり、線材からなる電極と比較し、加工方向に対して剛性を高めることができる。これにより、加工時の変形を抑えて被加工物を円滑に加工することができ、加工時間の短縮及び電極の消耗を抑えることができる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の放電加工電極によれば、十分な剛性が確保され、安定した加工が可能な放電加工電極を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、本実施形態に係る放電加工電極を備えた放電加工装置及び被加工物の斜視図である。
図２は、放電加工装置の分解斜視図である。
図３は、放電加工装置の長手方向に沿う断面図である。
図４は、放電加工装置の幅方向に沿う断面図である。
図５は、参考例に係る放電加工電極を備えた放電加工装置の斜視図である。
図６は、参考例に係る放電加工電極による加工時の状態を示す模式図である。
図７は、本実施形態に係る放電加工電極による加工時の状態を示す模式図である。
図８は、放電加工電極によって加工した金型から成形される成形品の斜視図である。
図９は、本実施形態に係る放電加工電極による金型の加工工程を説明する放電加工電極及び被加工物の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図１は、本実施形態に係る放電加工電極１０を備えた放電加工装置１００及び被加工物Ｗの斜視図である。図２は、放電加工装置１００の分解斜視図である。図３は、放電加工装置１００の長手方向に沿う断面図である。図４は、放電加工装置１００の幅方向に沿う断面図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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