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公開番号2025108447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025048015,2021010256
出願日2025-03-24,2021-01-26
発明の名称レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250715BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】良好なLERを有するレジストパターンを製造することができるレジスト組成物を提供する。
【解決手段】式(I)で表される塩を含有する酸発生剤、酸不安定基を有する樹脂を含み、前記樹脂は、特定の構造単位を含むレジスト組成物。
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[式中、R1は-O-L1-CO-O-R5、L1はアルカンジイル基、R5は式(1a)で表される基;R2-R4、Rf1及びRf2はハロゲン原子、F化アルキル基等;m2は0~4、m3及びm4は0~5、sは1~4、mbは0~4の整数;Q1及びQ2はF原子又はペルフルオロアルキル基;等を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表される塩を含有する酸発生剤と、酸不安定基を有する樹脂とを含有し、
前記酸不安定基を有する樹脂は、式(a2-A)で表される構造単位を含むレジスト組成物。
JPEG
2025108447000170.jpg
46
150
[式(I)中、


は、-O-L

-CO-O-R

を表す。


は、炭素数1~6のアルカンジイル基を表す。


は、式(1a)で表される基である酸不安定基を表す。


、R

及びR

は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~4のフッ素化アルキル基、炭素数1~18の炭化水素基又は-O-L

-CO-O-R

を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。
m2は、0~4のいずれかの整数を表し、m2が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。
m3は、0~5のいずれかの整数を表し、m3が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。
m4は、0~5のいずれかの整数を表し、m4が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。

1
及びQ
2
は、それぞれ独立に、フッ素原子又は炭素数1~6のペルフルオロアルキル基を表す。

11
及びR
12
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~6のペルフルオロアルキル基を表す。
zは、0又は1を表す。

1
は、*-CO-O-、*-O-CO-又は*-O-CO-O-(但し、*は、C(R
11
)(R
12
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合位を表す。)を表す。


は、単結合を表す。
環Wは、シクロヘキサン環又はアダマンタン環を表す。

f1
及びR
f2
は、それぞれ独立に、フッ素原子又は炭素数1~6のフッ化アルキル基を表す。
sは、1~4のいずれかの整数を表し、sが2以上のとき、複数のR
f1
及びR
f2
はそれぞれ同一又は相異なる。]
JPEG
2025108447000171.jpg
20
56
[式(1a)中、R
aa3
は、炭素数1~8のアルキル基を表し、R
aa1
及びR
aa2
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
式(I)におけるX
1
が、*-CO-O-又は*-O-CO-O-(但し、*は、C(R

)(R

)又はC(Q

)(Q

)との結合部位を表す。)である請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項3】
式(I)において、m3が1~2のいずれかの整数であり、
m4が0~2のいずれかの整数であり、


及びR

のうちいずれか一方は、フッ素原子、ヨウ素原子又はトリフルオロメチルである請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
【請求項4】
式(I)において、m3が1~2のいずれかの整数であり、
m4が0~2のいずれかの整数であり、


及びR

のうちいずれか一方は、-O-L

-CO-O-R

であり、
複数のR

は、互いに同一であっても異なっていてもよい請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
【請求項5】
式(I)において、m2が1または2であり、
複数のR

のうち少なくとも1つは、-O-L

-CO-O-R

であり、
複数のR

は、互いに同一であっても異なっていてもよい請求項1~4のいずれかに記載のレジスト組成物。
【請求項6】
酸不安定基を有する樹脂が、式(a1-1)で表される構造単位及び式(a1-2)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む請求項1~5のいずれかに記載のレジスト組成物。
JPEG
2025108447000173.jpg
39
85
[式(a1-1)及び式(a1-2)中、

a1
及びL
a2
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH


k1
-CO-O-を表し、k1は1~7のいずれかの整数を表し、*は-CO-との結合手を表す。

a4
及びR
a5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a6
及びR
a7
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組合せた基を表す。
m1は、0~14のいずれかの整数を表す。
n1は、0~10のいずれかの整数を表す。
n1’は、0~3のいずれかの整数を表す。]
【請求項7】
酸発生剤から発生する酸よりも酸性度の弱い酸を発生する塩をさらに含有する請求項1~6のいずれかに記載のレジスト組成物。
【請求項8】
(1)請求項1~7のいずれかに記載のレジスト組成物を基板上に塗布する工程、
(2)塗布後の組成物を乾燥させて組成物層を形成する工程、
(3)組成物層に露光する工程、
(4)露光後の組成物層を加熱する工程、及び
(5)加熱後の組成物層を現像する工程、
を含むレジストパターンの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表される塩を酸発生剤として含有するレジスト組成物が記載
されている。
TIFF
2025108447000001.tif
33
78
特許文献2には、下記式で表される塩を酸発生剤として含有するレジスト組成物が記載
されている。
TIFF
2025108447000002.tif
28
99
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-97074号公報
特開2011-006400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の塩を含有するレジスト組成物から形成されたレジストパターンよりも
、ラインエッジラフネス(LER)が良好なレジストパターンを形成する塩を含有するレ
ジスト組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]式(I)で表される塩。
TIFF
2025108447000003.tif
46
150
[式(I)中、


は、-O-L

-CO-O-R

を表す。


は、炭素数1~6のアルカンジイル基を表す。


は、酸不安定基を表す。


、R

及びR

は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~4のフッ素化アル
キル基又は炭素数1~18の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、
-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。
m2は、0~4のいずれかの整数を表し、m2が2以上のとき、複数のR

は互いに同
一であっても異なってもよい。
m3は、0~5のいずれかの整数を表し、m3が2以上のとき、複数のR

は互いに同
一であっても異なってもよい。
m4は、0~5のいずれかの整数を表し、m4が2以上のとき、複数のR

は互いに同
一であっても異なってもよい。

1
及びQ
2
は、それぞれ独立に、フッ素原子又は炭素数1~6のペルフルオロアルキル
基を表す。

11
及びR
12
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~6のペル
フルオロアルキル基を表す。
zは、0~6のいずれかの整数を表し、zが2以上のとき、複数のR
11
及びR
12
は互
いに同一であっても異なってもよい。

1
は、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、
*は、C(R
11
)(R
12
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合位を表す。)を表す。


は、単結合又は置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化
水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
【発明の効果】
【0006】
本発明の塩を含有するレジスト組成物を用いることにより、良好なラインエッジラフネ
ス(LER)でレジストパターンを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において、「(メタ)アクリル系モノマー」とは、「CH
2
=CH-CO-」
の構造を有するモノマー及び「CH
2
=C(CH
3
)-CO-」の構造を有するモノマーか
らなる群より選ばれる少なくとも1種を意味する。同様に「(メタ)アクリレート」及び
「(メタ)アクリル酸」とは、それぞれ「アクリレート及びメタクリレートからなる群よ
り選ばれる少なくとも1種」及び「アクリル酸及びメタクリル酸からなる群より選ばれる
少なくとも1種」を意味する。「CH
2
=C(CH
3
)-CO-」又は「CH
2
=CH-C
O-」を有する構造単位が例示されている場合には、双方の基を有する構造単位が同様に
例示されているものとする。また、本明細書中に記載する基において、直鎖構造と分岐構
造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。「組み合わせた基」とは、例
示した基を2種以上結合させた基を意味し、それら基の価数は結合形態によって適宜変更
してもよい。「由来する」又は「誘導される」とは、その分子中に含まれる重合性C=C
結合が重合により-C-C-基となることを指す。立体異性体が存在する場合は、全ての
立体異性体を含む。
【0008】
本発明は、式(I)で表される塩(以下「塩(I)」という場合がある)に関する。
塩(I)のうち、負電荷を有する側を「アニオン(I)」、正電荷を有する側を「カチ
オン(I)」と称することがある。
TIFF
2025108447000009.tif
46
150
[式中、全ての符号は、それぞれ前記と同じ意味を表す。]
【0009】
式(I)において、R

を構成するL

におけるアルカンジイル基としては、メチレン
基、エチレン基、プロパン-1,3-ジイル基、ブタン-1,4-ジイル基、ペンタン-
1,5-ジイル基、ヘキサン-1,6-ジイル基等の直鎖状アルカンジイル基;及び
エタン-1,1-ジイル基、プロパン-1,1-ジイル基、プロパン-1,2-ジイル
基、プロパン-2,2-ジイル基、ペンタン-2,4-ジイル基、2-メチルプロパン-
1,3-ジイル基、2-メチルプロパン-1,2-ジイル基、ペンタン-1,4-ジイル
基、2-メチルブタン-1,4-ジイル基等の分岐状アルカンジイル基が挙げられる。


は、炭素数1~3のアルカンジイル基であることが好ましく、メチレン基であるこ
とがより好ましい。
【0010】


を構成するR

の酸不安定基とは、酸(例えばトリフルオロメタンスルホン酸)と
接触するとR

で表される基が脱離して、カルボキシ基を形成する基を意味する。
酸不安定基としては、式(1a)で表される基(以下、場合により「酸不安定基(1a
)」という。)、式(2a)で表される基(以下、場合により「酸不安定基(2a)」と
いう。)が好ましい。
TIFF
2025108447000010.tif
20
56
[式(1a)中、R
aa1
、R
aa2
及びR
aa3
は、それぞれ独立に、置換基を有していても
よい炭素数1~8のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数2~8のアルケニル基
、置換基を有していてもよい炭素数3~20の脂環式炭化水素基もしくは置換基を有して
いてもよい炭素数6~18の芳香族炭化水素基を表すか、又はR
aa1
及びR
aa2
は互いに結
合してそれらが結合する炭素原子とともに炭素数3~20の脂環式炭化水素基を形成する

*は結合手を表す。]
TIFF
2025108447000011.tif
20
59
[式(2a)中、R
aa1’
及びR
aa2’
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~1
2の炭化水素基を表し、R
aa3’
は、炭素数1~20の炭化水素基を表すか、又はR
aa2’
及びR
aa3’
は互いに結合してそれらが結合する-C-X

-とともに炭素数3~20の
複素環基を形成し、該炭化水素基及び該複素環基に含まれる-CH

-は、-O-又は-
S-で置き換わってもよい。

a
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。
*は結合手を表す。]
(【0011】以降は省略されています)

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