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公開番号2025107406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2025079293,2021055465
出願日2025-05-12,2021-03-29
発明の名称伝動ベルト
出願人バンドー化学株式会社,帝人フロンティア株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F16G 1/08 20060101AFI20250710BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】高性能の伝動ベルトを提供する。
【解決手段】伝動ベルトBは、ベルト本体11の少なくとも一部分111が架橋ゴム組成物で形成されている。前記架橋ゴム組成物は、ゴム成分と、ナノファイバと、カーボンブラックと、ジメタクリル酸亜鉛と、アミルフェノールジサルファイド重合物とを含有する未架橋ゴム組成物の架橋物で構成されている。前記架橋ゴム組成物では、前記ナノファイバがベルト幅方向に配向している。前記未架橋ゴム組成物では、前記ゴム成分100質量部に対して、前記カーボンブラックの含有量が25質量部以上70質量部以下であるとともに、前記カーボンブラック及び前記ジメタクリル酸亜鉛の含有量の和が35質量部以上75質量部以下である。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
ベルト本体の少なくとも一部分が架橋ゴム組成物で形成された伝動ベルトであって、
前記架橋ゴム組成物は、ゴム成分と、ナノファイバと、カーボンブラックと、ジメタクリル酸亜鉛と、アミルフェノールジサルファイド重合物と、を含有する未架橋ゴム組成物の架橋物で構成されており、
前記架橋ゴム組成物では、前記ナノファイバがベルト幅方向に配向しており、
前記未架橋ゴム組成物では、前記ゴム成分100質量部に対して、前記カーボンブラックの含有量が25質量部以上70質量部以下であるとともに、前記カーボンブラック及び前記ジメタクリル酸亜鉛の含有量の和が35質量部以上75質量部以下である伝動ベルト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、伝動ベルトに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
繊維径が1μm以下のナノファイバを補強材料として用いることが知られている。例えば、特許文献1には、VベルトのV側面を構成する圧縮ゴム層を、ゴム成分と、ポリエチレンテレフタレート繊維のナノファイバと、パラ系アラミド短繊維とを含有する架橋ゴム組成物で形成することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6145170号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、高性能の伝動ベルトを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ベルト本体の少なくとも一部分が架橋ゴム組成物で形成された伝動ベルトであって、前記架橋ゴム組成物は、ゴム成分と、ナノファイバと、カーボンブラックと、ジメタクリル酸亜鉛と、アミルフェノールジサルファイド重合物とを含有する未架橋ゴム組成物の架橋物で構成されており、前記架橋ゴム組成物では、前記ナノファイバがベルト幅方向に配向しており、前記未架橋ゴム組成物では、前記ゴム成分100質量部に対して、前記カーボンブラックの含有量が25質量部以上70質量部以下であるとともに、前記カーボンブラック及び前記ジメタクリル酸亜鉛の含有量の和が35質量部以上75質量部以下である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ベルト本体の少なくとも一部分を形成する架橋ゴム組成物が、ゴム成分と、ナノファイバと、カーボンブラックと、ジメタクリル酸亜鉛とを含有する未架橋ゴム組成物の架橋物で構成されており、架橋ゴム組成物では、ナノファイバがベルト幅方向に配向しており、未架橋ゴム組成物では、ゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックの含有量が25質量部以上70質量部以下であるとともに、カーボンブラック及びジメタクリル酸亜鉛の含有量の和が35質量部以上75質量部以下であることにより高性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るダブルコグドVベルトの一片の斜視図である。
実施形態に係るダブルコグドVベルトの一部分の縦断面図である。
実施形態に係るダブルコグドVベルトの横断面図である。
複合材料の斜視図である。
実施形態のダブルコグドVベルトを用いた変速装置の構成を示す横断面図である。
実施形態のダブルコグドVベルトを用いた変速装置の構成を示す縦断面図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における成形・架橋工程の第1の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における成形・架橋工程の第2の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における成形・架橋工程の第3の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における成形・架橋工程の第4の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における成形・架橋工程の第5の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における成形・架橋工程の第6の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における成形・架橋工程の第7の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における成形・架橋工程の第8の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における幅カット・V側面形成工程の第1の説明図である。
実施形態のダブルコグドVベルトの製造方法における幅カット・V側面形成工程の第2の説明図である。
ベルト走行試験機の低速レイアウトを示す図である。
ベルト走行試験機の高速レイアウトを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について詳細に説明する。
【0009】
図1A乃至Cは、実施形態に係るダブルコグドVベルトB(伝動ベルト)を示す。実施形態に係るダブルコグドVベルトBは、例えば、自動二輪、自動四輪、又はその他の汎用機械の変速装置等に用いられるエンドレスの動力伝達部材である。
【0010】
実施形態に係るダブルコグドVベルトBの横断面形状は、内周側部分が上底よりも下底の方が短い台形に形成されているとともに、外周側部分が横に細長い矩形に形成されている。実施形態に係るダブルコグドVベルトBのベルト長さは例えば700mm以上1000mm以下である。ベルト幅は例えば10mm以上36mm以下である。ベルト厚さは例えば13mm以上16mm以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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