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公開番号
2025107237
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2025073387,2021551375
出願日
2025-04-25,2020-09-30
発明の名称
照射デバイス
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
主分類
A61N
5/06 20060101AFI20250710BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】がん細胞の細胞膜に結合させた抗体-光感受性物質へ、近赤外光を効果的に照射できる照射デバイスを提供する。
【解決手段】照射デバイス10であって、長尺なシャフト部20と、シャフト部20の先端部に設けられて拡張可能なバルーン30と、先端部と基端部を有する光ファイバ60と、光ファイバ60の先端に設けられるとともにバルーン30の内部に配置されて光を照射可能な照射部61と、を有し、照射部61は、光ファイバ60の軸線と略垂直方向、および、光ファイバ60の基端部から先端部に向かい前記軸線と平行な略先端方向に光を照射可能であり、シャフト部20は、管状体である外管21と、外管21の内部に配置される内管22とを備え、外管21および内管22の間には、バルーン30を拡張するための拡張用流体が流通する拡張ルーメン23が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
照射デバイスであって、
長尺なシャフト部と、
前記シャフト部の先端部に設けられて拡張可能なバルーンと、
先端部と基端部を有する光ファイバと、
前記光ファイバの先端に設けられるとともに前記バルーンの内部に配置されて光を照射可能な照射部と、を有し、
前記照射部は、前記光ファイバの軸線と略垂直方向、および、前記光ファイバの前記基端部から前記先端部に向かい前記軸線と平行な略先端方向に光を照射可能であり、
前記シャフト部は、管状体である外管と、前記外管の内部に配置される内管とを備え、
前記外管および前記内管の間には、前記バルーンを拡張するための拡張用流体が流通する拡張ルーメンが形成されていることを特徴とする照射デバイス。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記照射部は、前記バルーンの収縮状態および拡張状態において光を照射可能であることを特徴とする請求項1に記載の照射デバイス。
【請求項3】
前記バルーンの内部にX線不透過性の位置確認マーカーを有することを特徴とする請求項1または2に記載の照射デバイス。
【請求項4】
前記位置確認マーカーは、蓄光する構造、蛍光を発する構造または光を透過する構造を有することを特徴とする請求項3に記載の照射デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、子宮頸がんの治療に用いられる照射デバイスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
子宮頸がん患者は増加傾向にあり、特に20~30歳代の若い女性の患者数が増加している。現在の子宮頸がんの治療は、早期ステージ(ステージI)から子宮を全部摘出することが標準治療とされているが、若い患者にとっては、妊孕性を維持するために子宮を温存できるような局所治療が求められている。また、進行ステージ(ステージIII以降)では、がんは周辺組織へ広がっているため手術による切除は難しいことから、放射線療法と化学療法を組み合わせた治療が標準治療とされている。しかし、5年生存率はステージIIIでは50%、ステージIVでは20%と低く、より効果的な治療が求められている。がんの局所治療として、光反応物質を用いた治療法が知られている。なかでも、抗体-光感受性物質(親水性フタロシアニン)を用いた治療法は、腫瘍に集積した抗体-光感受性物質に対して近赤外光を照射することで、正常細胞などの非標的細胞を死滅させずに、標的細胞を特異的に死滅させることができ、副作用を軽減しながら高い治療効果が得られることが期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2018-0113246号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、抗体-光感受性物質の高い治療効果を得るためには、腫瘍に吸着した抗体-光感受性物質に対して、確実に近赤外光を照射することが必要となる。しかしながら、近赤外光の深達度は浅く、非侵襲的に体表面から固形がんに光を届けることは非常に困難である。そのため、侵襲性を極力抑えながら体内の腫瘍に確実に光を届ける手段が必要となる。子宮頸がんの場合は、子宮頸管の広範囲にがんが広がっている場合が多く、広範囲のがんに対して極力近くから光を照射する手段が求められる。また、進行ステージによっては、骨盤壁までがんが達している場合があり、この場合には、経膣、あるいは腹腔鏡などを利用した低侵襲な方法では、骨盤壁までアプローチすることは難しい。例えば特許文献1には、光ファイバを備える長尺なデバイスを、経血管的に腫瘍の近くへ挿入し、血管内から光を照射する方法が開示されている。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、がん細胞の細胞膜に結合させた抗体-光感受性物質へ、近赤外光を効果的に照射できる照射デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明に係る照射デバイスは、長尺なシャフト部と、前記シャフト部の先端部に設けられて拡張可能なバルーンと、先端部と基端部を有する光ファイバと、前記光ファイバの先端に設けられるとともに前記バルーンの内部に配置されて光を照射可能な照射部と、を有し、前記照射部は、前記光ファイバの軸線と略垂直方向、および、前記光ファイバの前記基端部から前記先端部に向かい前記軸線と平行な略先端方向に光を照射可能であり、前記シャフト部は、管状体である外管と、前記外管の内部に配置される内管とを備え、前記外管および前記内管の間には、前記バルーンを拡張するための拡張用流体が流通する拡張ルーメンが形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記のように構成した照射デバイスは、がん細胞の細胞膜に結合させた抗体-光感受性物質へ、近赤外光を効果的に照射できる。
【0008】
前記照射部は、前記バルーンの収縮状態および拡張状態において光を照射可能であってもよい。
【0009】
前記バルーンの内部にX線不透過性の位置確認マーカーを有してもよい。
【0010】
前記位置確認マーカーは、蓄光する構造、蛍光を発する構造または光を透過する構造を有してもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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