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公開番号2025106717
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000260
出願日2024-01-04
発明の名称染色用組成物
出願人グリコ栄養食品株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09B 67/44 20060101AFI20250709BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明は、ビキシン、ビキシンの塩、ノルビキシン、及びノルビキシンの塩からなる群より選択される少なくとも1種の色素を含有し、幅広いpH範囲で優れた染色効果が得られる染色用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の染色用組成物は、ビキシン、ビキシンの塩、ノルビキシン、及びノルビキシンの塩からなる群より選択される少なくとも1種の色素と、テトラアルキルアンモニウム塩とを含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ビキシン、ビキシンの塩、ノルビキシン、及びノルビキシンの塩からなる群より選択される少なくとも1種の色素と、テトラアルキルアンモニウム塩とを含有する、染色用組成物。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
テトラアルキルアンモニウム塩は、炭素数が6以上のアルキル基を少なくとも1つ含む、請求項1に記載の染色用組成物。
【請求項3】
テトラアルキルアンモニウム塩の含有量が、0.001~2質量%である、請求項1に記載の染色用組成物。
【請求項4】
ヘアカラーリング組成物である、請求項1に記載の染色用組成物。
【請求項5】
白髪の染毛に使用される、請求項4に記載の染色用組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の染色用組成物を用いて毛髪を染色する、染毛方法。
【請求項7】
請求項1~3のいずれかに記載の染色用組成物を用いて動物繊維を染色する、染毛方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビキシン、ビキシンの塩、ノルビキシン、及びノルビキシンの塩からなる群より選択される少なくとも1種の色素を含有する染色用組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
毛髪の染色には、合成染料を使用したヘアカラーリング製品が主流であるが、毛髪へのダメージ、アレルギー反応等の懸念から、近年では、安全性が高い天然色素を使用したヘアカラーリング組成物が注目を浴びている。
【0003】
アナトー色素は、ベニノキ科ベニノキ(Bixa orellana LINNE)の種子の被覆物より得られる天然色素であり、ビキシン及び/又はノルビキシンを主成分としている。アナトー色素は、例えば、油脂又はプロピレングリコールにより熱時抽出する方法、へキサン又はアセトンによる室温時抽出後、溶媒を除去する方法、あるいはアルカリ性水溶液で熱時抽出し、加水分解し、中和する方法などにより得られる。
【0004】
例えば、特許文献1には、アナトー抽出色素を含有する染毛剤が記載されている。また、特許文献2には、ノルビキシン、ビキシン、カプサンチンおよびβ-カロチンからなる群から選ばれた少なくとも1つのカロチノイド系色素を含む顕色剤と、主染色剤とから実質的になる二剤式染毛用組成物が記載されている。また、特許文献3には、メルカプト化合物、亜硫酸塩の内少なくとも1種以上の還元剤と、アナトー色素とを含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを組み合わせてなることを特徴とするパーマネントウェーブ処理または縮毛矯正処理の毛髪処理剤が記載されている。さらに、特許文献4には、アナトー色素と無機白色顔料を含有することを特徴とする染毛性整髪用組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平4-342518号公報
特開平9-87152号公報
特開平11-302139号公報
特開2002-322040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来のアナトー色素を含有するヘアカラーリング組成物は、通常、中性条件でのみ染毛効果が得られ、酸性又はアルカリ性条件では十分な染毛効果が得られないため、ヘアカラーリング組成物のpHが限定され、染毛剤のバリエーションを拡大できないという問題があった。
【0007】
本発明は、ビキシン、ビキシンの塩、ノルビキシン、及びノルビキシンの塩からなる群より選択される少なくとも1種の色素を含有し、幅広いpH範囲で優れた染色効果が得られる染色用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、ビキシン、ビキシンの塩、ノルビキシン、及びノルビキシンの塩からなる群より選択される少なくとも1種の色素と共にテトラアルキルアンモニウム塩を配合することにより、幅広いpH範囲で優れた染色効果が得られる染色用組成物が得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0009】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. ビキシン、ビキシンの塩、ノルビキシン、及びノルビキシンの塩からなる群より選択される少なくとも1種の色素と、テトラアルキルアンモニウム塩とを含有する、染色用組成物。
項2. テトラアルキルアンモニウム塩は、炭素数が6以上のアルキル基を少なくとも1つ含む、項1に記載の染色用組成物。
項3. テトラアルキルアンモニウム塩の含有量が、0.001~2質量%である、項1又は2に記載の染色用組成物。
項4. ヘアカラーリング組成物である、項1~3のいずれかに記載の染色用組成物。
項5. 白髪の染毛に使用される、項4に記載の染色用組成物。
項6. 項1~5のいずれかに記載の染色用組成物を用いて毛髪を染色する、染毛方法。
項7. 項1~3のいずれかに記載の染色用組成物を用いて動物繊維を染色する、染毛方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の染色用組成物は、ビキシン、ビキシンの塩、ノルビキシン、及びノルビキシンの塩からなる群より選択される少なくとも1種の色素と共にテトラアルキルアンモニウム塩が配合されていることによって、幅広いpH範囲で優れた染色効果が得られるため、従来のアナトー色素を含有する染色用組成物(例えば、ヘアカラーリング組成物)では採用できないpH領域であっても使用できるという利点がある。
(【0011】以降は省略されています)

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