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公開番号
2025106402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025062265,2021546236
出願日
2025-04-04,2020-02-07
発明の名称
がん治療のためのT細胞の活性化方法
出願人
グッド ティー セルズ、 インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
C07K
14/705 20060101AFI20250708BHJP(有機化学)
要約
【課題】がんに特異的なエピトープを提供する。
【解決手段】特定のアミノ酸配列で表される、がんに特異的なエピトープが提供される。前記エピトープがロードされた抗原提示細胞、すなわち、樹状細胞を通じてがん抗原に特異的なT細胞、好ましくは、メモリーT細胞の分化および増殖を迅速かつ効率的に誘導することができ、このように活性化したメモリーT細胞は、がん細胞の防御機構を避け、がんまたは腫瘍性の状態を治療するか、がんの再発、進行または転移を予防することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号1~3、配列番号7~9、配列番号11~15、配列番号19~21、配列番号23~39、配列番号43~45、配列番号47~51、配列番号55~57、配列番号59~63、配列番号67~69、配列番号71~75、配列番号79~81、配列番号83~111、配列番号115~117、配列番号119~122、配列番号124~127、配列番号129~149、配列番号151~配列番号154、配列番号156~158、配列番号160~163、配列番号165~167、配列番号168~176、配列番号178~181、配列番号183~194および配列番号196~199のいずれか一つで表される、がんに特異的なエピトープ(epitope)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、がんに特異的なエピトープ、前記エピトープがロードされた抗原提示細胞お
よび前記抗原提示細胞によってがん治療のためのT細胞を活性化する方法に関するもので
ある。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
胃がんの発病は、全世界的には、特にアジアで高い発生率を示す悪性腫瘍として知られ
ている。胃がんの発病原因には、多様に知られているが、代表的にエプスタイン・バール
・ウイルス(epstein barr virus;EBV)の感染によって生じるE
BV関連胃がんと、胃細胞の遺伝子変異の蓄積によって発生する胃がん細胞抗原関連胃が
んに分類することができる。現在、胃がんに対する治療策は、長い間がん組織の切開手術
が最も効果的であると知られており、化学的療法および放射線治療も行われているが、胃
がんを初期に発見できなかった場合は、完治が難しい疾病として知られている。また、様
々な生物学的製剤(抗体、小分子)を通じて臨床試験が進められているが、依然として優
れた臨床的効果を奏する治療剤は見つかっていない。
【0003】
最近、患者由来の自己T細胞を用いたがん細胞に特異的なターゲット治療方法が、複数
の機関で研究されており、キメラ抗原受容体(chimeric antigen re
ceptor;CAR)T細胞を用いたリンパ腫に対して、複数の機関で臨床試験を行っ
た結果、優れた臨床効果と低い副作用が得られ、抗がん治療に新たな分野として脚光を浴
びている。
【0004】
患者由来のT細胞を用いると、細胞治療剤の最大の副作用である免疫反応の誘導が少な
く、ドナーのHLAタイプに対する制限がなくなるので、効果的で副作用のない治療法と
して知られてきた。現在まで抗がん治療の分野で最も多く使用されている細胞治療剤の種
類としては、CD8+T細胞、CD4+T細胞、NK細胞、樹状細胞、CAR-T細胞が
知られている。NK細胞の場合は、細胞死滅効果を有しているが、抗原特異性がないため
、様々な副作用を有する。樹状細胞の場合には、直接に細胞を死滅する機能がないのに対
し、患者の体内のT細胞に抗原特異性を伝達して高い効率でT細胞のがん細胞特異性を付
与することができるワクチン概念の治療剤となる。また、CD4+T細胞は、抗原特異性
を通じて他の細胞を助ける役割を有しており、CD8+T細胞の場合、抗原特異性および
細胞死滅効果に最も優れた細胞として知られている。
【0005】
しかし、現在まで使用されているか、開発されている細胞治療剤は、ほとんど限界点を
有しており、臨床的効果が生じていない実情である。具体的には、がん細胞は、人体内の
免疫反応を抑制する物質を自ら分泌するか、がん細胞に対する抗体の生成に必須的な抗原
を提示できないようにするため、適切な免疫反応を起こすことができなくなる。
【0006】
一方、樹状細胞は、人体の外部から入って来るか、内部で発生する抗原を感知する監視
者の役割を果たすだけでなく、このように認識して吸収した抗原をもって免疫器官(二次
リンパ器官)に迅速に移動し、抗原と反応するT細胞を含む免疫細胞に抗原を提示する、
専門的な抗原提示細胞の役割を果たす。樹状細胞を用いた抗がん免疫治療ワクチンについ
ては、様々な方法を通じて開発されてきており、生体外で生成された(ex vivo
generated)樹状細胞ワクチンと、生体内(in vivo)の樹状細胞ワクチ
ンに大きく分けることができる。生体内の樹状細胞ワクチンの場合、体内に存在する樹状
細胞に抗原を直接伝達する方式である。また、生体外で生成された樹状細胞ワクチン方法
の場合、患者のPBMC(末梢血単核細胞)から樹状細胞を分離し、分離された樹状細胞
に提示する抗原を伝達し、これにより、樹状細胞が活性化した後、再び患者に注入し、注
入された樹状細胞からT細胞への抗原が伝達されるようにする方法である。この方式の場
合には、生体外で樹状細胞培養方法および抗原伝達方式が重要であり、現在、使用されて
いる抗原提示方法では、提示する抗原のDNAを、ウイルスやヌクレオフェクションを用
いてトランスフェクションさせるか、樹状細胞をターゲットにする抗体に抗原を結合させ
て樹状細胞をターゲットにする抗原伝達が使用されている。
【0007】
現在、樹状細胞ワクチンの最大の問題点としては、体内の深刻な慢性炎症現象、ワール
ブルク効果、免疫抑制サイトカイン、免疫抑制T細胞および樹状細胞などが存在するがん
の微細環境の中で、効果的な抗がん免疫細胞の活性化が非常に難しいものとされている点
である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の一目的は、エプスタイン・バール・ウイルス(epstein barr v
irus;EBV)陽性がんに特異的なエピトープと、これを含むT細胞の活性化用組成
物を提供しようとすることである。
【0009】
本発明の他の目的は、本発明のエピトープがロードされたもので、がん治療のためのT
細胞を活性化できる抗原提示細胞を提供しようとすることである。
【0010】
本発明のもう一つの目的は、がん治療のためにエピトープがロードされた抗原提示細胞
を製造する方法を提供しようとすることである。
(【0011】以降は省略されています)
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