TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025106189
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2024202855
出願日2024-11-21
発明の名称半導体フォトレジスト用組成物およびこれを用いたパターン形成方法
出願人三星エスディアイ株式会社,SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250708BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】優れた感度、優れたコーティング性を実現できる半導体フォトレジスト用組成物を提供する。
【解決手段】Sn含有有機金属化合物、化学式1で表されるカルボン酸化合物、および溶媒、を含む半導体フォトレジスト用組成物、並びにこれを用いたパターン形成方法に関する。化学式1に関する説明は、詳細な説明に記載された通りである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
Sn含有有機金属化合物;
下記の化学式1で表されるカルボン酸化合物;および
溶媒
を含む、半導体フォトレジスト用組成物。
JPEG
2025106189000013.jpg
38
170
前記化学式1中、


~R

は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、置換もしくは非置換のC7またはC30アリールアルキル基、置換もしくは非置換のC1~C20アルコキシ基、-L

-X

-R

(ここで、X

は、OまたはSであり、L

は、単結合または置換もしくは非置換のC1~C20アルキレン基であり、R

は、水素または置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基である)、または-L

-N(R

)(R

)(ここで、L

は、単結合または置換もしくは非置換のC1~C20アルキレン基であり、R

およびR

は、それぞれ独立して、水素または置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基である)でかつ、


~R

の少なくとも1つは、-L

-N(R

)(R

)である。
続きを表示(約 4,500 文字)【請求項2】
前記カルボン酸化合物は、半導体フォトレジスト用組成物100重量%に対して0.001~10重量%含まれるものである、請求項1に記載の半導体フォトレジスト用組成物。
【請求項3】
前記カルボン酸化合物は、半導体フォトレジスト用組成物100重量%に対して0.01~5重量%含まれるものである、請求項1に記載の半導体フォトレジスト用組成物。
【請求項4】
前記Sn含有有機金属化合物は、半導体フォトレジスト用組成物の100重量%に対して0.5重量%~30重量%含まれるものである、請求項1に記載の半導体フォトレジスト用組成物。
【請求項5】
前記Sn含有有機金属化合物と前記カルボン酸化合物は、99:1~90:10の重量比で含まれるものである、請求項1に記載の半導体フォトレジスト用組成物。
【請求項6】
界面活性剤、架橋剤、レベリング剤、有機酸、抑制剤(quencher)、またはこれらの組み合わせの添加剤をさらに含む、請求項1に記載の半導体フォトレジスト用組成物。
【請求項7】
前記Sn含有有機金属化合物は、有機オキシ基および有機カルボニルオキシ基の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の半導体フォトレジスト用組成物。
【請求項8】
前記Sn含有有機金属化合物は、下記の化学式2で表される、請求項1に記載の半導体フォトレジスト用組成物:
JPEG
2025106189000014.jpg
39
170
前記化学式2中、


は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、および置換もしくは非置換のC6~C30アリールアルキル基の中から選択され、


~R
11
は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、置換もしくは非置換のC6~C30アリールアルキル基、アルコキソおよびアリールオキソ(-OR

、ここで、R

は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、カルボキシル基(-O(CO)R

、R

は、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、アルキルアミドまたはジアルキルアミド(-NR



、ここで、R

およびR

は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、アミダート(amidato)(-NR

(COR

)、ここで、R

およびR

は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、アミジナート(amidinato)(-NR

C(NR

)R

、ここで、R

、R

およびR

は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、アルキルチオおよびアリールチオ(-SR

、ここで、R

は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)またはチオカルボキシル基(-S(CO)R

、R

は、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)であり、


~R
11
の少なくとも1つは、アルコキソおよびアリールオキソ(-OR

、ここで、R

は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、カルボキシル基(-O(C=O)R

、R

は、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、アルキルアミドまたはジアルキルアミド(-NR



、ここで、R

およびR

は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、アミダート(amidato)(-NR

(C=OR

)、ここで、R

およびR

は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、アミジナート(amidinato)(-NR

C(NR

)R

、ここで、R

、R

およびR

は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、アルキルチオおよびアリールチオ(-SR
【請求項9】
前記R

~R
11
の少なくとも1つは、アルコキソおよびアリールオキソ(-OR

、ここで、R

は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)、およびカルボキシル基(-O(C=O)R

、R

は、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)の中から選択されるものである、請求項8に記載の半導体フォトレジスト用組成物。
【請求項10】
前記R

は、置換もしくは非置換のC1~C8アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C8シクロアルキル基、1つ以上の二重結合または三重結合を含む置換もしくは非置換のC2~C8脂肪族不飽和有機基、置換もしくは非置換のC6~C20のアリール基、置換もしくは非置換のC4~C20ヘテロアリール基、カルボニル基、エトキシ基、プロポキシ基、またはこれらの組み合わせであり、


は、置換もしくは非置換のC1~C8アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C8シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C8アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C8アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、またはこれらの組み合わせであり、


は、水素、置換もしくは非置換のC1~C8アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C8シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C8アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C8アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、またはこれらの組み合わせである、請求項8に記載の半導体フォトレジスト用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本記載は、半導体フォトレジスト用組成物およびこれを用いたパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
次世代の半導体デバイスを製造するための要素技術の一つとして、EUV(極紫外線光)リソグラフィが注目されている。EUVリソグラフィは、露光光源として波長13.5nmのEUV光を用いるパターン形成技術である。EUVリソグラフィによれば、半導体デバイス製造プロセスの露光工程で、極めて微細なパターン(例えば、20nm以下)を形成できることが実証されている。
【0003】
極紫外線(extreme ultraviolet、EUV)リソグラフィの実現は、16nm以下の空間解像度(spatial resolutions)で行える互換可能なフォトレジストの現像(development)を必要とする。現在、伝統的な化学増幅型(CA:chemically amplified)フォトレジストは、次世代デバイスのための解像度(resolution)、光速度(photospeed)、およびフィーチャー粗さ(feature roughness)、ラインエッジ粗さ(line edge roughnessまたはLER)についての仕様(specifications)を満たすために努力している。
【0004】
これらの高分子型フォトレジストで起こる酸触媒反応(acid catalyzed reactions)に起因する固有のイメージぼかし(intrinsic image blur)は、小さなフィーチャー(feature)サイズにおいて解像度を制限するが、これは電子ビーム(e-beam)リソグラフィで長い間知られてきた事実である。化学増幅型(CA)フォトレジストは高い敏感度(sensitivity)のために設計されたが、それらの典型的な元素構成(elemental makeup)が13.5nmの波長でフォトレジストの吸光度を低くし、その結果、敏感度を減少させるため、部分的にはEUV露光下でさらなる困難を経験することがある。
【0005】
CAフォトレジストはまた、小さなフィーチャーサイズにおいて粗さ(roughness)問題によって困難を経験し、部分的に酸触媒工程の本質に起因して、光速度(photospeed)が減少するにつれてラインエッジ粗さ(LER)が増加することが実験から明らかになった。CAフォトレジストの欠点および問題に起因して、半導体産業では新しいタイプの高性能フォトレジストに対する要求がある。
【0006】
前記説明した化学増幅型有機系感光性組成物の短所を克服するために、無機系感光性組成物が研究されてきた。無機系感光性組成物の場合、主に非化学増幅型機序による化学的変性で現像剤組成物による除去に耐性を有するネガティブトーンパターニングに使用される。無機系組成物の場合、炭化水素に比べて高いEUV吸収率を有する無機系元素を含有していて、非化学増幅型機序でも敏感性が確保可能であり、ストキャスティクス効果にもより敏感でなく、ラインエッジ粗さおよび欠陥の個数も少ないことが知られている。
【0007】
タングステン、およびニオブ(niobium)、チタン(titanium)、および/またはタンタル(tantalum)と混合されたタングステンのペルオキソポリ酸(peroxopolyacids)に基づく無機フォトレジストは、パターニングのための放射敏感性材料(radiation sensitive materials)用として報告されてきた(US5061599,;H.Okamoto,T.Iwayanagi,K.Mochiji,H.Umezaki,T.Kudo、Applied Physics Letters,49(5),298-300,1986)。
【0008】
これらの材料は、遠紫外線(deep UV)、x線、および電子ビームソースであって、二重層構成(bilayer configuration)に大きなフィーチャーをパターニングする上で効果的であった。より最近には、プロジェクションEUV露光によって15nmのハーフ-ピッチ(HP)をイメージング(image)するために、ペルオキソ錯化剤(peroxo complexing agent)と共に陽イオンハフニウムメタルオキシドスルフェート(cationic hafnium metal oxide sulfate、HfSOx)材料を使用する場合、印象的な性能を示した(US2011-0045406,;J.K.Stowers,A.Telecky,M.Kocsis,B.L.Clark,D.A.Keszler,A.Grenville,C.N.Anderson,P.P.Naulleau,Proc.SPIE,7969,796915,2011)。このシステムは非-CAフォトレジスト(non-CA photoresist)の最上の性能を示し、実行可能なEUVフォトレジストのための要件に近づく光速度を有する。しかし、ペルオキソ錯化剤を有するハフニウムメタルオキシドスルフェート材料(hafnium metal oxide sulfate materials)はいくつかの現実的な欠点を有する。第一、これらの材料は高い腐食性の硫酸(corrosive sulfuric acid)/過酸化水素(hydrogen peroxide)混合物でコーティングされ、保存期間(shelf-life)の安定性(stability)が良くない。第二、複合混合物として性能改善のための構造変更が容易でない。第三、25wt%程度の極めて高い濃度のTMAH(tetramethylammonium hydroxide)溶液などで現像されなければならない。
【0009】
最近は、スズを含む分子が極紫外線吸収が卓越することが知られるにつれ、活発な研究が行われている。その一つである有機スズ高分子の場合、光吸収またはこれによって生成された二次電子によってアルキルリガンドが解離しながら、周辺鎖とのオキソ結合による架橋により有機系現像液で除去されないネガティブトーンパターニングが可能である。このような有機スズ高分子は、解像度、ラインエッジ粗さを維持しながらも飛躍的に感度が向上することを示したが、商用化のためには、前記パターニング特性の追加的な向上が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
一実施形態は、コーティング性および感度に優れた半導体フォトレジスト用組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
スクリーン
3か月前
個人
監視用カメラ
1か月前
株式会社リコー
撮影装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像投射装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
12日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社イノン
接写補助装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
13日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
トヨタ自動車株式会社
撮像方法
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
13日前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
2か月前
個人
モニター付撮影機器の日よけカバー
3か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
3か月前
続きを見る