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公開番号2025105262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223699
出願日2023-12-28
発明の名称油中水型乳化化粧料
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/06 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
化粧持ちに優れながらも、自然なツヤ感、塗膜の平滑性、色ムラのなさに優れる油中水型乳化化粧料を提供すること
【解決手段】
次の成分(A)~(C);
(A)アクリル-シリコーン系グラフト共重合体
(B)R3SiO1/2(Rは互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、及び炭素数7~30のアラルキル基から選ばれる基を示す)で表されるM単位と、SiO4/2で表されるQ単位を含有する有機ケイ素樹脂
(C)分岐状揮発性シリコーン油 5~30質量%
を含有し、
前記成分(A)と成分(B)の合計含有質量が5~20質量%であり、
揮発性油剤の総量に対する成分(C)の含有質量割合(C)/(揮発性油剤)が、0.3以上である油中水型乳化化粧料。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(C);
(A)アクリル-シリコーン系グラフト共重合体
(B)R

SiO
1/2
(Rは互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、及び炭素数7~30のアラルキル基から選ばれる基を示す)で表されるM単位と、SiO
4/2
で表されるQ単位を含有する有機ケイ素樹脂
(C)分岐状揮発性シリコーン油 5~30質量%
を含有し、
前記成分(A)と成分(B)の合計含有質量が、1~20質量%であり、
揮発性油剤の総量に対する成分(C)の含有質量割合(C)/(揮発性油剤)が、0.3以上である油中水型乳化化粧料。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記成分(B)が、下記(X)成分と(Y)成分の付加反応物である架橋型有機ケイ素樹脂であって、この架橋型有機ケイ素樹脂から発生する質量当たりの水素ガス量が、標準状態で1.5mL/g以下である架橋型有機ケイ素樹脂である請求項1に記載の油中水型乳化化粧料。
(X)成分;下記式(1)で表され、1分子中に1個以上のアルケニル基を有するアルケニル基含有有機ケイ素樹脂
JPEG
2025105262000018.jpg
8
153
[式中、R

は、炭素数2~8のアルケニル基であり、R

は互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、及び炭素数7~30のアラルキル基から選ばれる基である。R

は互いに独立に、オルガノポリシロキサン含有基、及び前記R

から選ばれる基であり、各R


SiO
1/2
単位にあるR

の1つ以上はオルガノポリシロキサン含有基である。a1、a2、a3、b、c、及びdは、0<a1≦5、0<a2≦400、0≦a3≦400、0≦b≦320、0≦c≦320、0<d≦1,000であり、かつ、0.5≦(a1+a2+a3)/d≦1.5を満たす数である。]
(Y)成分;下記式(2)で表され、1分子中にヒドロシリル基を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
JPEG
2025105262000019.jpg
8
153
[式中、R

は上記と同じであり、R

は互いに独立に、水素原子又は上記R

で示される基であり、全R

中の2個以上が水素原子であり、e、f、g、hは、0又は正数であり、ただし、2≦e+f+g+h<32を満たす。]
【請求項3】
さらに、成分(D)アルミナを含有する請求項1又は2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項4】
前記成分(B)の含有量が、1~10質量%である請求項1又は2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項5】
揮発性油剤の総量に対する成分(C)の含有質量割合(C)/(揮発性油剤)が、0.4以上である請求項1又は2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項6】
前記油中水型乳化化粧料が、メイクアップ化粧料である請求項1又は2に記載の油中水型乳化化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油中水型乳化化粧料に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
油中水型乳化化粧料は、ファンデーションや化粧下地、チーク、アイシャドウ、マスカラなどのメイクアップ化粧料や、乳液、クリーム、ボディクリーム、ヘアワックス等、様々な化粧料に使用されている剤型である。水系・油系成分と粉体成分の組み合わせにより、様々な機能を付与することができ、中でも、メイクアップ化粧料においては、化粧持ち効果の高い化粧料の需要が高く、様々な検討がなされてきた。
【0003】
例えば、特許文献1には、スクワランと相溶しない特定の不揮発性シリコーン油、シリコーン系被膜形成剤、揮発性油、エステル油を特定量含有する油中水型乳化化粧料が、化粧持続性に優れるとともに、経時でも、仕上がりが持続し、化粧の取れが抑制されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-80247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、被膜形成剤を配合する油中水型乳化化粧料においては、不自然なツヤが生じる場合や、ツヤが損なわれる場合があった。さらには、色ムラが生じやすく、塗膜の平滑性が損なわれやすいと言う課題があった。
【0006】
したがって、本発明は、化粧持ちに優れながらも、自然なツヤ感、塗膜の平滑性、色ムラのなさに優れる油中水型乳化化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、アクリル−シリコーン系グラフト共重合体、特定の有機ケイ素樹脂及び分岐状揮発性シリコーン油を特定の割合で組み合わせた油中水型乳化化粧料とすることにより、化粧持ちに優れながらも、自然なツヤ感、塗膜の平滑性、色ムラのなさに優れる油中水型乳化化粧料とできることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、
[1]
次の成分(A)~(C);
(A)アクリル-シリコーン系グラフト共重合体
(B)R

SiO
1/2
(Rは互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、及び炭素数7~30のアラルキル基から選ばれる基を示す)で表されるM単位と、SiO
4/2
で表されるQ単位を含有する有機ケイ素樹脂
(C)分岐状揮発性シリコーン油 5~30質量%
を含有し、
前記成分(A)と成分(B)の合計含有質量が、1~20質量%であり、
揮発性油剤の総量に対する成分(C)の含有質量割合が、0.3以上である油中水型乳化化粧料を提供するものである。
[2]
前記成分(B)が、下記(X)成分と(Y)成分の付加反応物である架橋型有機ケイ素樹脂であって、この架橋型有機ケイ素樹脂から発生する質量当たりの水素ガス量が、標準状態で1.5mL/g以下である架橋型有機ケイ素樹脂である[1]に記載の油中水型乳化化粧料を提供するものである。
(X)成分;下記式(1)で表され、1分子中に1個以上のアルケニル基を有するアルケニル基含有有機ケイ素樹脂
JPEG
2025105262000001.jpg
8
153
[式中、R

は、炭素数2~8のアルケニル基であり、R

は互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、及び炭素数7~30のアラルキル基から選ばれる基である。R

は互いに独立に、オルガノポリシロキサン含有基、及び前記R

から選ばれる基であり、各R


SiO
1/2
単位にあるR

の1つ以上はオルガノポリシロキサン含有基である。a1、a2、a3、b、c、及びdは、0<a1≦5、0<a2≦400、0≦a3≦400、0≦b≦320、0≦c≦320、0<d≦1,000であり、かつ、0.5≦(a1+a2+a3)/d≦1.5を満たす数である。]
(Y)成分;下記式(2)で表され、1分子中にヒドロシリル基を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
JPEG
2025105262000002.jpg
8
153
[式中、R

は上記と同じであり、R

は互いに独立に、水素原子又は上記R

で示される基であり、全R

中の2個以上が水素原子であり、e、f、g、hは、0又は正数であり、ただし、2≦e+f+g+h<32を満たす。]
[3]
さらに、成分(D)アルミナを含有する[1]又は[2]に記載の油中水型乳化化粧料を提供するものである。
[4]
前記成分(B)の含有量が、1~10質量%である[1]又は[2]に記載の油中水型乳化化粧料を提供するものである。
[5]
揮発性油剤の総量に対する成分(C)の含有質量割合(C)/(揮発性油剤)が、0.4以上である[1]又は[2]に記載の油中水型乳化化粧料を提供するものである。
[6]
前記油中水型乳化化粧料が、メイクアップ化粧料である[1]又は[2]に記載の油中水型乳化化粧料を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、化粧持ちに優れながらも、自然なツヤ感、塗膜の平滑性、色ムラのなさに優れる油中水型乳化化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の好ましい実施形態に限定されず、本発明の範囲内で自由に変更することができるものである。尚、本明細書において、「~」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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